2025 年 11 月 12 日(水曜日)
配送予定、送料、返品に関するポリシーは、オンラインの買い物客にとって重要な要素です。フルフィルメントに関する明確な情報を提供することで、信頼を築き、ショッピング エクスペリエンスを向上させることができます。
昨年、Google は Merchant Center アカウントを設定している販売者向けに、Search Console の配送と返品に関するポリシーをリリースしました。また、すべての販売者が初めて組織レベルの返品ポリシーを構造化データで追加できるようになりました。
このたび、Merchant Center アカウントをお持ちでない販売者様でも、配送と返品に関する情報を提供できるオプションが拡大されましたので、お知らせいたします。販売者は、Search Console で直接設定するか、新しい組織レベルの構造化データを使用することで、配送と返品に関するポリシーを Google に伝えることができるようになりました。
Search Console でポリシーを直接設定する
Search Console の設定にある [配送と返品] 機能が、Google によってオンライン販売者として識別されたすべてのウェブサイトで利用できるようになりました。
これまで、この機能は Merchant Center アカウントを設定済みの販売者のみが利用できました。Google によりウェブサイトがオンライン販売者として識別された場合、Search Console 内で配送と返品に関するポリシーを直接設定できるようになりました。これにより、UI ベースの方法で Google と情報を共有できます。
これは、構造化データでこの情報を提供する場合の代替手段です。重要な点として、Search Console で設定した内容は、サイトの構造化データよりも優先されることにご注意ください。
「配送と返品」の設定は、今後数週間かけてすべての国と言語で段階的にリリースされます。
組織レベルの配送に関するポリシーのマークアップを追加する
この情報をコードで管理する場合は、組織レベルの配送ポリシーの構造化データをご利用ください。
この新しいマークアップのサポートは、昨年リリースされた組織レベルの返品に関するポリシーを補完するものです。商品ごとに配送のマークアップを追加する代わりに、サイト全体の一般的な配送に関するポリシーを指定できるようになりました。この方法は、配送ポリシーが商品の大半に適用される場合に最適です。管理するマークアップの量を減らすことができます。個別の商品に指定された配送に関するポリシーは、それらの特定の商品に対して、この一般的な組織レベルのポリシーよりも優先されます。
配送に関する構造化データ(Organization の下にネスト)は、配送に関するポリシーを記載したページに配置することをおすすめします。次に、リッチリザルト テストを使用してマークアップをテストすることができます。テストするには、配送のマークアップを含むページの URL を送信するか、配送のマークアップを含むコード スニペットを貼り付けます。リッチリザルト テストを使用すると、マークアップが有効かどうかを確認できます。 たとえば、配送に関するポリシーのマークアップのテストを次に示します。
サイトがオンライン ビジネスまたはローカル ビジネスの場合は、OnlineStore、または Organization の LocalBusiness サブタイプのいずれかを使用することをおすすめします。
組織レベルの配送ポリシーをオーバーライドする場合や、商品の大部分に適用される一般的な配送に関するポリシーがない場合は、個別の商品に配送に関するポリシーを追加することを引き続きおすすめします。商品単位の配送に関するポリシーをすでに指定している場合は、必要に応じて組織単位の配送に関するポリシーを追加しながら、引き続き商品単位の配送に関するポリシーを使用できます。
これらのいずれかの方法で配送と返品に関する情報を提供すると、ナレッジパネル、ブランド プロフィール、商品検索結果など、より多くの検索結果に配送に関するポリシーが表示される可能性があります。これにより、視認性が向上し、送料無料や迅速な配送などのフルフィルメント サービスをアピールして、結果としてより多くのユーザーを引き付けることができます。
これらの新しいオプションにより、すべての販売者がフルフィルメント ポリシーを表示し、検索結果での見え方を最適化することが容易になることを願っています。ご質問やご不明な点がございましたら、Google 検索セントラル コミュニティを通じてお問い合わせください。