構造化データ ダッシュボードを導入しました

2012年8月16日木曜日

構造化データは、ウェブの生態系においてますます重要な要素になっています。Google は構造化データをさまざまな形で利用しており、その中の 1 つである リッチ スニペット では、特定のタイプのコンテンツを目立たせて検索結果に表示させることができます。ウェブサイトをこれに対応させるには、業界標準のフォーマットとスキーマを使ってコンテンツをマークアップします。

Google がウェブサイトについて把握している構造化データを、より見やすい形でウェブマスターのみなさまにご確認いただけるようにするため、 ウェブマスター ツール に新しい機能「構造化データ ダッシュボード」を導入しました。構造化データ ダッシュボードには、「サイト レベル」「アイテム タイプ レベル」「ページ レベル」の 3 つのビューがあります。


サイト レベルのビュー
構造化データ ダッシュボードは、ウェブマスター ツールの「最適化」からアクセスします。最初のビューでは、全構造化データの値が集約されています。ルート アイテム タイプとは、同一ページ上にある属性の異なるアイテム タイプのことです。例えば下記サイトの場合、Book に関する schema.org のアノテーション(” https://schema.org/Book ”)が約 2 百万存在しています。



アイテム タイプ レベルのビュー
各アイテム タイプについて、ページ単位の詳細情報を表示します。


Google は、サイトおよびアイテム タイプごとに一定の数のページを解析し、格納しています。これらは、クロールされた時間順 (降順) で格納されています。また、構造化データ マークアップもすべて格納されています。一部の アイテム タイプ については、下の例のように項目が追加で表示されます。例えば「Name」は、schema.org の Product の場合に表示されます。


デフォルトでは、一番最近に追加された構造化データをチェックしやすいような順序でソートされています。


ページ レベルのビュー
最後は、特定のページ上にある各アイテム タイプの属性すべてがわかる詳細ページをご紹介します。該当ページの リッチ スニペット テスト ツール へのリンクもあります。


構造化データ ダッシュボードの活用法はいろいろ考えられます。例えば、Google が新しいマークアップを認識していることを確認することも可能です。また、サイトのリニューアルやデザイン変更の際にアイテム数を確認することで、マークアップのちょっとしたミスを発見することに利用できますので、ぜひご活用ください。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、 ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。