Site: 演算子と「サイトマップの詳細」について

2009年4月15日水曜日

今回は、ウェブマスターの方々のブログや掲示板でしばしば話題にあがる疑問にお答えします。[site:example.com] のように、"site: 演算子" を使ってご自身のサイトを検索すると Google の インデックスに登録されたサイト内のページが表示 されますが、その数と、"ウェブマスターツールの「サイトマップの詳細」に表示される「インデックスに登録された URL の数" が異なるという疑問についてです。 この違いは一見バグのようですが、実は設計によるものです。 ウェブマスターツールの「サイトマップの詳細」のデータには、サイトマップを使って送信した URL しか反映されません。一方、site: 演算子による検索結果には、サイトに新たに追加された URL や、リンクをたどることで発見された URL など、サイトマップには記載されていないが、Google がクロールするに至ったあらゆる URL が含まれています。

Site: 演算子は、あなたのサイトが Google のインデックス上でどのような状態にあるかを手軽に診断するための方法とお考えください。Site: 演算子を使って確認できることは、次のようなことです。
  • インデックスに登録されたページのおおよその数
  • サイトが第三者の手によって不正に書き換えられてしまっていないかどうか
[訳注] この問題があなたのサイトに生じている場合は、site: 演算子検索を行っていただくと、検索結果に、不正に挿入された、見覚えのない URL やテキストが表示されることがあります
  • 重複するタイトルやスニペットがないか
[訳注] 重複するタイトルやスニペットがあると、サイトの各ページの内容が検索結果上でユーザーに伝わりにくくなってしまうので、各ページごとに異なるものにすることをおすすめします。詳細はヘルプセンターの 「検索結果でサイトのタイトルと説明を変更する」>「適切なメタデータ (descriptions) を作成する」 をご覧ください。

次の図は site: 演算子を使って検索した一例です。


ウェブマスターツール内のサイトマップに関するレポートでは、より詳細な内容がご確認いただけます。例えば、サイトマップで送信された URL のうち、インデックスされた URL はいくつであったか、また、もし Google がそのサイトマップにアクセスしようとしたときに、問題がが生じていたら、そのエラー情報や警告も表示されます。


Site: 演算子 サイトマップ については、ヘルプセンターに詳細記事がありますので、是非一度ご覧ください。ヘルプセンターでは解決しない疑問がありましたら、 ウェブマスターヘルプフォーラム へ投稿されることをおすすめします。経験豊富なウェブマスターの方々や、Google 社員が、あなたの質問をお待ちしています。