バリエーション商品の構造化データのサポート追加

2024 年 2 月 20 日(火曜日)

2022 年に Google は商品構造化データのサポートを拡張し、Google 検索での商品のエクスペリエンスを強化しました。2023 年には、配送と返品の構造化データのサポートを追加しました。本日、バリエーション商品の構造化データのサポートを追加しました。販売する商品のバリエーションを簡単に多く表示できるようになり、買い物客に関連性の高い有用な結果を表示できます。さらに、バリエーションの構造化データは、自動フィードを含む Merchant Center のフィードを補完、強化できます。

多くの商品にはさまざまなバリエーションがあります。たとえば、アパレル、靴、家具、旅行用かばんは、さまざまなサイズ、色、素材、柄のものが販売されています。同様に、ノートパソコンやスマートフォンなどの電子機器は、さまざまなメモリサイズ、画面サイズ、プロセッサの商品が販売されています。

e コマースのウェブサイトでバリエーション商品がどのように表示されるかを示すイラスト
e コマースのウェブサイトでバリエーション商品がどのように表示されるかを示すイラスト

Schema.org の ProductGroup タイプを使用するバリエーション商品向けの新しい構造化データを使い始めると、拡張された Google 検索の検索結果にバリエーション商品が表示される可能性があります。

バリエーション商品について Google に伝える方法

バリエーション商品を扱うウェブサイトは、単一の商品を扱うウェブサイトよりも複雑であるため、関連する構造化データも複雑になります。複雑さの一例として、バリエーション商品は 1 つの「親」商品の下にグループ化する必要があります。バリエーション商品をグループ化するために、Schema.orgProductGroup タイプと、次に示す 3 つの新しいプロパティのサポートを追加しました。

  • hasVariantProduct のバリエーションを親 ProductGroup の下にネストする)
  • variesBy(バリエーションを識別するための特性をリストする)
  • productGroupID(ID、つまり ProductGroup) の「親 SKU」)

バリエーション商品のサポート拡張の一環として、包括的なドキュメントと、単一ページおよび複数ページのバリエーション ウェブサイト向けの検証を新たに追加します。

Search Console でのバリエーション商品の構造化データの確認とモニタリング

Search Console とリッチリザルト テストで、商品スニペットと販売者のリスティング レポートにバリエーションの新しい検証が追加されました。

リッチリザルト テストにおけるバリエーション商品の構造化データ

これらの機能の追加により、バリエーション商品の構造化データの追加と Google 検索でのバリエーション商品の表示を行いやすくなることを願っています。ご不明な点や気になる点がございましたら、Google 検索セントラル コミュニティまたはソーシャル メディアでお問い合わせください。