ウェブサイトのトラフィックが正規 URL に統合されます

2019 年 2 月 6 日(水曜日)

Search Console の検索パフォーマンス レポートでは、現時点で、ユーザーが Google 検索によって参照された正確な URL にすべてのページ指標が関連付けられます。この仕様では詳細なデータがわかる反面、プロパティの管理は難しくなります。たとえば複数のプロパティについてサイトにモバイル版と PC 版がある場合、同じコンテンツの検索データをすべて表示するには、複数のプロパティを開かなければなりません。

データを統合するため、近い将来 Search Console は、Google 検索によって参照される URL ではなく、(Google が選択した)正規 URL に検索指標を割り当てることにしました。この変更には次のような利点があります。

  • 1 つのコンテンツに対するすべての検索指標が 1 つの正規 URL に統合されます。これにより、特定のコンテンツの全体像を 1 つのプロパティで把握できるようになります。
  • 複数のモバイルページや AMP ページがある場合でも、すべてのデータ(一部のモバイル URL が正規となった場合はその URL を除く)が 1 つのプロパティ(「正規の」プロパティ)に統合されます。
  • AMP レポートやモバイル フレンドリー レポートのユーザビリティが向上します。現在これらのレポートでは、エラーは正規ページ プロパティに関連付けられますが、表示回数は Google 検索の実 URL を所有しているプロパティに関連付けられています。変更後は、表示回数とエラーが同じプロパティとして表示されます。

導入時期

2019 年 4 月 10 日に、すべてのパフォーマンス データを移行する予定です。データの継続性を確保するため、Google では統合済みデータの入力を 2018 年 1 月から開始しています。ユーザーの皆様は、移行期間中の数週間に新旧両方のバージョンを表示して、移行による影響や変化をご確認いただけます。

API とデータポータルをご利用の皆様: Search Console API が 2019 年 4 月 10 日に正規データに変更されます。

現在のデータへの影響

  • 個々の URL レベルでは、トラフィックが正規以外の URL(重複した URL)から正規 URL に移行されます。
  • プロパティ レベルでは、代替プロパティ(モバイルサイトなど)のデータが「正規のプロパティ」に移行されます。正規化がプロパティ レベルではなくそのページで行われ、モバイル プロパティにも正規ページが存在する可能性があるため、代替プロパティのトラフィックがゼロにならない場合もありますが、ほとんどの場合はプロパティ レベルの大部分のデータが 1 つのプロパティに移行されます。ほとんどの場合、AMP プロパティのトラフィックはゼロになります(自己正規ページは除きます)。
  • トラフィックに関する重要な情報を失うことなく、デバイス、検索での見え方(AMP など)、国などのディメンションで引き続きデータをフィルタリングできます。

トラフィックの変化について、以下に挙げた例をご確認ください。

変更に向けた準備

  • 各種プロパティに対するユーザー アクセスを変更するかどうかを検討してください。たとえば正規プロパティに新しいユーザーを追加する必要があるか、既存のユーザーが正規プロパティ以外のプロパティに引き続きアクセスする必要があるかどうかをご検討ください。
  • カスタム トラフィック レポートを作成している場合は、トラフィック移行に適応するよう変更してください。
  • 特定の URL の正規 URL を把握する必要がある場合は、URL 検査ツールを使用できます。
  • 現在のシステムを使用して計算したトラフィック データを保存するには、パフォーマンス レポートの [データをエクスポート] ボタンを使用するか、Search Console API を使用してデータをダウンロードしてください。

サイト内で起こりうるデータの変化について、いくつか例を挙げました。以下の例では、正規サイト(example.com)と代替サイト(m.example.com)の間でトラフィック数がどのように変化するかを確認できます。

重要: 以下の例では、PC 版サイトにすべての正規ページが含まれ、モバイルサイトにすべての代替ページが含まれているものとします。実際には、一部の代替ページが PC 版サイトに、一部の正規ページがモバイルサイトに含まれている場合もあります。URL 検査ツールを使用して、特定の URL の正規ページを確認できます。

総トラフィック

現行バージョンでは、トラフィックが正規プロパティと代替プロパティで分かれています。新バージョンでは、すべてのトラフィックが正規プロパティに属するようになります。

Search Console のフィルタ機能

正規プロパティ
https://example.com
代替プロパティ
https://m.example.com
現行バージョン Search Console で正規プロパティのクリック数と表示回数の合計を表示する方法 Search Console で代替プロパティのクリック数と表示回数の合計を表示する方法
新バージョン(正規 URL に基づく) Search Console で正規プロパティのクリック数と表示回数が増加 正規プロパティに移行されるクリック数と表示回数(代替プロパティではクリック数と表示回数は 0)
変更 +700 | +3,000 -700 | -3,000

ページ別のトラフィック

ページ別の重複 URL と正規 URL のトラフィックの変化は、ページビューで確認できます。次の例は、正規ページと代替ページに分割されていたトラフィックが、すべて正規 URL に属するようになったことを示しています。


正規プロパティ
(https://example.com)
代替プロパティ
(https://m.example.com)
Search Console での個別の正規ページのクリック数と表示回数の表示方法 Search Console で代替ページがクリック数と表示回数を獲得
Search Console で個別のページのクリック数と表示回数が統合され表示 Search Console で代替ページのクリック数と表示回数がゼロと表示
変更 +150 | +800 -150 | -800

モバイル トラフィック

現行バージョンでは、すべてのモバイル トラフィックが m. プロパティに属しています。新バージョンでは、次に示す [デバイス: モバイル] フィルタを適用すると、すべてのトラフィックが正規プロパティに属するようになります。


正規プロパティ
https://example.com
代替プロパティ
https://m.example.com
以前は Search Console の旧正規ページでクリック数と表示回数がゼロと表示 Search Console の代替モバイル版ですべてのクリック数と表示回数が表示
Search Console でクリック数と表示回数が正規 URL に集約され表示 統合により Search Console で代替プロパティ(モバイル版)のクリック数と表示回数がゼロと表示
変更 +700 | +3,000 -700 | -3,000

まとめ

最初は少々混乱されるかもしれませんが、この変更によってサイトのトラフィック データは、今よりもずっと簡単にトラッキングできるようになります。ご質問やご不明な点がございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。