ウェブマスター ツールでサイトへのアクセスを安全に共有する

2012 年 3 月 6 日(火曜日)

最近リリースされた新機能により、確認済みサイト所有者は、ウェブマスター ツール内でのサイトのデータや設定に対する制限付きアクセス権限を付与できるようになりました。確認済みフルアクセス権限を他のユーザーに付与することは、数年前に可能になっています。それ以来、サイト所有者の皆様から、他のユーザーがウェブマスター ツールでサイトのデータを参照できる(ただし、設定の変更はできない)ようにするため、制限付き権限を付与する機能を追加してほしいというリクエストをたくさん頂きました。新しいユーザー管理機能は、まさにこれを可能にするものです。

ホームページの [サイトを管理] プルダウン メニューをクリックすると、以前は [サイト所有者を追加/削除] だったメニュー項目の名前が、[ユーザーを追加/削除] に変更されています。

ウェブマスター ツールのホームページからサイトの設定と所有者を管理するためのコンテキスト メニュー

この [ユーザーを追加/削除] を選択すると、新しい [ユーザー管理] ページが表示されます。このページでは、最大 100 人のユーザーを追加または削除でき、各ユーザーのアクセス権限を [フル] または [制限付き] に設定できます。[ユーザー管理] ページで追加したユーザーは、特定のサイトに関連付けられています。サイト所有者がサイトで未確認の状態になると、そのサイト所有者が追加したユーザーも、ウェブマスター ツール内でのサイトへのアクセス権限を失います。確認済みサイト所有者の追加と削除は、[ユーザー管理] ページからリンクされている所有者確認ページで今までどおり行えます。

ウェブマスター ツールのユーザー管理ビュー

「フル」の権限を付与されたユーザーは、すべてのデータを参照できるほか、サイトの設定を変更する、サイトリンクの順位を下げるなど、ほとんどの操作を行えます。一方、「制限付き」の権限を設定されたユーザーは、ほとんどのデータを参照できますが、行える操作は Fetch as Googlebot の使用や自分のアカウントへのメッセージ転送設定など、一部に限られます。制限付きユーザーには、ウェブマスター ツールのさまざまな場所で「アクセスが制限されています」というメッセージが表示されます。

ウェブマスター ツールで、現在のユーザーがサイトのデータへのアクセスを制限されていることを示すホームページのバナー
ウェブマスター ツールで、現在のユーザーがサイトのデータへのアクセスを制限されていることを示すサイトの詳細ビューのバナー

制限付きユーザー、フルユーザー、サイト所有者それぞれが使用できる機能、行える操作については、権限に関するヘルプセンター記事をご覧ください。

フルユーザーと制限付きユーザーが追加されたことで、より限定された範囲のアクセス権限を付与できるようになり、意図しない変更や不正な変更を防ぎやすくなりました。これにより、ウェブマスター ツールでのサイトの管理がよりやりやすくなることを願っております。新しいユーザー管理機能に関してご不明な点やフィードバックがございましたら、ヘルプ フォーラムにてお知らせください。