質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス

2011 年 5 月 6 日(金)

ここ数か月、Google は、Google の検索結果で質の高いサイトをユーザーに表示するための取り組みに、特に力を入れています。「Panda」アルゴリズムの変更により、質の高いウェブサイトの多くはランキングが改善されたので、この記事について何も心配する必要はありません。ただし、Panda の影響を受けた可能性のあるサイトのために、Google が質の高いサイトを探し当てるしくみについて、より詳しいガイダンスを用意しています。

パブリッシャーの皆様には、Google の現在のランキング アルゴリズムやシグナルの解釈に注意を払うのではなく、ウェブサイトで最良のユーザー エクスペリエンスを提供することに、引き続き注力することをおすすめします。以前の Panda アルゴリズムの変更を気にかけていた方もおられますが、Panda は今年中に 500 件ほど実施される検索の改善案のひとつにすぎません。事実、Panda を実施してから、ランキング アルゴリズムに数十もの微調整が加えられています。それを知らずに、ランキングの変化が Panda に関連していると勘違いされた向きがあります。検索は複雑で常に発展し続ける科学技術です。特定のアルゴリズムの微調整に注力するのではなく、ユーザーに最良のエクスペリエンスを提供することに注力することをおすすめします。

質の高いサイトと見なされるもの

Google のサイト品質アルゴリズムは、質の低いコンテンツの掲載順位を下げることで、「質の高い」サイトを見つけやすくすることを目指しています。最近行った「Panda」の変更では、ウェブサイトの品質をアルゴリズムで評価するという難しい課題に取り組みました。その話に入る前に、アルゴリズムの開発を先導するアイデアと研究について説明をしたいと思います。

ページや記事の「品質」を評価するために使用できるのが、下記の質問です。Google は、サイトの品質を評価するアルゴリズムを作成する際に、これらの質問を自問自答します。ユーザーが望んでいると思うものをコードに落とす際に使う方法だと考えてください。

もちろん、Google のアルゴリズムで使用される実際のランキング シグナルが公開されることはありません。それは、Google の検索結果を細工されないようにするためですが、Google の考え方を読み取りたいのであれば、これらの質問を通して、この「品質」問題に対する Google の見方を導き出すことができます。

  • 記事に掲載されている情報は信頼できるものであるか。
  • 記事は、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか。あるいは、内容の薄いものであるか。
  • サイトに、同じトピックや類似のトピックに対してキーワードのバリエーションをわずかに変えただけの、重複している記事や冗長な記事が含まれているか。
  • サイトにクレジット カード情報を登録することに抵抗はないか。
  • スペルや文体の間違い、事実誤認がないか。
  • トピックは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているか。あるいは、検索エンジンで上位に表示されることだけを狙って作成されているか。
  • 記事は、独自のコンテンツや情報、独自のレポート、独自の調査、独自の分析を提供しているか。
  • ページは、検索結果の他のページと比較して実質的な価値を提供しているか。
  • コンテンツの品質管理はどの程度行われているか。
  • 記事は公平に書かれているか。
  • サイトは、そのトピックの専門家として認知された機関が運営しているか。
  • コンテンツが多数のクリエイターへの外部委託によって大量に制作されているために、または複数サイトの大規模なネットワークに拡散されているために、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか。
  • 記事は適切に編集されているか。急いで制作されたような印象を与えていないか。
  • 医療関連のクエリの場合、サイトの情報が信用できるものであるか。
  • サイトの名前を見て、信頼できるソースから提供されていると認識できるか。
  • 記事は、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を提供しているか。
  • 記事は、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか。
  • 自らブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか。
  • 記事に、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告が掲載されていないか。
  • 記事は、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか。
  • 記事は、長さが短くないか、不完全でないか、有用な詳細情報が不足していないか。
  • ページに、細部まで注意を払ったコンテンツと、注意を払っていないコンテンツが混在していないか。
  • サイトのページを閲覧するユーザーからの不満が想定されるか。

ページやサイトの品質を評価するアルゴリズムの作成は難しいものです。上記の質問が、高品質のサイトと低品質のサイトを区別するアルゴリズムを、Google がどのように作成しているかを理解するヒントになれば幸いです。

お客様が実施できること

多くのお客様から、とりわけ Panda のアップデートによって影響を受けたと思われるお客様から、どうすれば Google で上位表示できるのかもっとガイダンスがほしいというご意見をいただいております。それには、特定の Google アルゴリズム向けに最適化を行うのではなく、質の高いコンテンツを開発することに集中しながら、各プロセスで上記のような質問を検討することをおすすめします。

ウェブサイトが質の低いコンテンツを含む場合、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。質の低いページを削除したり、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合あるいは改善したり、質の低いページを別のドメインに移動したりすることによって、コンテンツの質が良くなり、掲載順位が上がる可能性があることを Google の他の個別のガイダンスで説明しています。

質の高いサイトを運営するウェブマスターが検索から多くのトラフィックを獲得できるよう、Google は引き続きアルゴリズムの改善に取り組みます。サイトの改善を続ける場合は、特定のアルゴリズムの微調整に注目するのではなく、サイトの全体像を見るときに考えるのと同じ質問を自問自答することをおすすめします。そうすることで、長期的に見てサイトの掲載順位が上がる可能性が高くなります。一方で、もしご意見がありましたら、ウェブマスター フォーラムでお知らせください。 Google はランキング アルゴリズムの継続的な開発に取り組みながら、フォーラムの投稿に目を配り、サイト情報をサーチ クオリティ チームと共有します。