はじめに

Google Ads API は、大規模または複雑な Google 広告アカウントやキャンペーンの管理に使用されます。顧客単位からキーワード単位まで、さまざまな方法でアカウントを管理するソフトウェアを作成することができます。一般的なユースケースは次のとおりです。

  • アカウント管理の自動化
  • カスタム レポートの作成
  • 商品の在庫に合わせた広告の管理
  • スマート自動入札戦略を管理する

Google Ads API は自分に適したサービスか?

Google では、Google 広告アカウントの自動化に役立つ複数のサービスを提供しています。一般的なシナリオと、ニーズに最適な Google サービスの一覧を以下に示します。

シナリオ 推奨事項
独自のソフトウェア プロダクトを構築したい、または Google Ads API と統合したいデベロッパーです。コードの作成、サーバーやデータベースなどのソフトウェア インフラストラクチャの管理に慣れている。 Google Ads API を使用します。
コードの作成には慣れていますが、独自のソフトウェア インフラストラクチャの管理は避けたいと考えているデベロッパー。 Google 広告スクリプトを使用します。
私はデベロッパーではありませんが、Google 広告を自動化するためにプログラミングを学ぶことに時間を費やしても構いません。 Google 広告スクリプトを使用します。
データ アナリスト(または同様の役割)として、詳細な分析のために Google 広告レポートをダウンロードしたい。 BigQuery Data Transfer Service を使用します。 Google 広告の転送についてはサポートをご利用いただけます。
Google 広告を一括で管理したいのですが、コードは記述したくありません。 自動化ルール一括アップロード、または Google 広告エディタを使用します。

前提条件

Google Ads API 呼び出しを行うには、次の詳細情報が必要です。このチュートリアルの残りの部分では、これらの各アイテムを取得する方法について説明します。

  • Google 広告クライアント センター(MCC)アカウント: Google Ads API を申請するには、Google 広告クライアント センター(MCC)アカウントが必要です。
  • デベロッパー トークン: このトークンを使用すると、アプリを Google Ads API に接続できます。各デベロッパー トークンには API アクセスレベルが割り当てられます。このレベルによって、1 日あたりに実行できる API 呼び出しの数と、呼び出しを実行できる環境が制御されます。

  • Google API Console プロジェクト: Google API Console プロジェクトは、アプリの OAuth 2.0 認証情報の生成に使用されます。アプリはこれらの認証情報を使用してユーザーを認証し、ユーザーの Google 広告アカウントを管理するためのユーザー認証を取得します。この承認は、後でアプリが Google 広告アカウントに API 呼び出しを行う際に使用されます。また、プロジェクトで API が呼び出しを受け入れるようにします。

  • Google 広告クライアント アカウント: API 呼び出しを行うアカウントです。このアカウントでレポートの取得やキャンペーンの変更などの操作を行うには、必要な権限が必要です。

    また、API 呼び出しを行うアカウントの 10 桁のアカウント番号も必要です。これは Google 広告のウェブ インターフェースに 123-456-7890 の形式で表示されます。このアカウント番号は、ハイフンなしで 1234567890 として Google Ads API 呼び出しにパラメータとして渡されます。

  • サポートツールとクライアント ライブラリ: このツールセットを使用すると、API との統合をより迅速に行うことができます。