iOS プロジェクトで ARCore を有効にします。
Prerequisites
ARCore には、12.0 以降のデプロイ ターゲットが必要です。
iOS 用 ARCore SDK をインストールする
iOS SDK バージョン 15.0 以降でアプリをビルドする必要があります。SDK は CocoaPods または Swift Package Manager(現在ベータ版)を使用してインストールできます。
CocoaPods を使用
Podfile
に iOS 用の ARCore SDK を指定し、Xcode プロジェクトに統合します。
target 'YOUR_APPLICATION_TARGET_NAME_HERE'
platform :ios, '12.0'
pod 'ARCore/SUBSPEC_NAME_HERE' ~> VERSION_HERE
有効な ARCore サブスペックは、Geospatial API は Geospatial
、Cloud Anchor API は CloudAnchors
、拡張面は AugmentedFaces
です。
次のコマンドを実行してインストールします。
$ pod install
Swift Package Manager を使用する
1.36.0 リリース以降、ARCore では Swift Package Manager を使用したインストールが正式にサポートされています。
- [File] > [Add Packages] に移動し、パッケージ URL「
https://github.com/google-ar/arcore-ios-sdk
」を入力します。 - [Dependency Rule] を [Up to Next Minor Version] に設定し、ARCore の最新リリースを選択します。
- 含める ARCore ライブラリを選択します。ライブラリは、後で [Build Phases] > [Link Binary With Libraries] を選択して追加することもできます。
- フラグ
-ObjC
を [Other Linker Flags] に追加します。[その他のリンカーフラグ] は$(inherited) -ObjC
に設定することをおすすめします。 - ARCore は自動リンク機能を使用するため、[Enable Modules] と [Link Frameworks Automatically] のビルド設定が [Yes] に設定されていることを確認します。
- ARCore バイナリにはビットコードが含まれていないため、[Enable Bitcode] が [No] に設定されていることを確認します。
Google Cloud プロジェクトを作成して ARCore API を有効にする
ARCore Cloud Anchor API または ARCore Geospatial API を使用するには、まず新規または既存の Google Cloud Platform プロジェクトで ARCore API を有効にする必要があります。
Google Cloud プロジェクトで ARCore API を有効にする必要があります。プロジェクトを作成する必要がある場合は、次の手順を行います。
Google Cloud Platform でプロジェクトを作成するにアクセスします。
適切なプロジェクト名を入力し、ロケーションを選択します。
[作成] をクリックします。
サイドバーで、[API とサービス]、[ライブラリ] の順に選択します。
ARCore API を検索して選択し、[有効にする] をクリックします。
ユーザーのプライバシー要件を遵守する
アプリが ARCore のユーザー プライバシー要件に準拠していることを確認します。
次のステップ
- iOS で ARCore セッションを構成する方法をご覧ください。
- iOS リファレンス ドキュメントをご覧ください。