重なっているスタイルを管理する

基本地図では、一部の地図対象物が特定のズームレベルで互いに重なり合います。そのような場合、ご自身がカスタマイズしたスタイルが、別の地図対象物のスタイルで完全にまたは部分的に覆い隠されて表示されなくなることがあります。重なっている地図対象物が半透明な場合は、色が変化します。

地図対象物のスタイルを設定しても変更が反映されない場合は、別の地図対象物が重なっている可能性があります。以下に例を挙げます。

  • 地図対象物が完全に重なっている: 地図対象物の [スポット] > [自然保護区] が、[地勢] > [植生] の地図対象物と重なることがあります。たとえば、国立公園のスタイルを設定している場合、イエローストーンでは、地図対象物「植生」で覆われているため、「自然保護区」のスタイルが表示されません。

    自然保護区に選択されたオレンジ色の代わりに緑の「植生」地図スタイルが表示されているイエローストーン公園

    別の例は、「駐車場」と「建物」の地図対象物が重なっている屋内駐車場です。

  • 透明な地図対象物が他の対象物と重なっている: 透明な地図対象物が別の地図対象物と重なっている場合、一定のズームレベルではオーバーレイとして表示されます。たとえば、次の 2 つの画像では病院が赤のスタイルで表示されています。最初の例では、地図対象物「建物」のスタイルが「病院」に重なっていますが、半透明であるため、色が変化しています。2 つ目の画像では、地図対象物「建物」の [公開設定] が [オフ] になっているため、選択したスタイル(赤色の塗りつぶし)が表示されています。

    地図対象物「建物」の透明なオーバーレイが表示されている病院の拡大図 地図対象物「建物」が非表示になり、オーバーレイが見えなくなっている病院の拡大図

重なっている地図対象物を特定する

表示結果に影響する、重なっている地図対象物を特定する方法は次のとおりです。

  1. 重なっている地図対象物が分かっている場合は、その対象物について[公開設定] を [オフ] にして、スタイルが想定どおりに表示されるかどうかを確認します。

  2. 建物地勢など、最も疑わしい項目の公開設定をオフにしてみます。

  3. それでも特定できない場合は、他の最上位の地図対象物の [公開設定] を順番に [オフ] にして、スタイルが期待どおりに表示されるか地図を観察します。

  4. 最上位の対象物まで絞り込んだら、その下位にある地図対象物をテストして、重なっている対象物(複数の可能性もあり)を特定します。

重なっている地図対象物を管理する

重なっている地図対象物がわかったら、次のいずれかを行えます。

  • 重なっている地図対象物の公開設定をオフにする: この変更により、地図から地図対象物が削除されます。

  • 重なっている対象物のスタイルも設定する: 変更または追加するスタイルと適合するように、重なっている地図対象物のスタイルも設定します。

  • 重なっている対象物のスタイルを代わりに設定する: ニーズに合う場合は、元の地図対象物の代わりに、重なっている対象物のスタイルを設定します。

  • 重ねたままにする: すべての建物の公開設定をオフにするのではなく、上の病院の例のようにオーバーレイ効果をそのままにしてもうまくいく場合があります。