地図をローカライズする

地図で使用される言語と地域の設定をカスタマイズするには、デフォルトの言語設定と地図の地域コードを変更します。これにより、指定した国または地域での地図の動作を変更できます。

Maps JavaScript の 3D マップの対象範囲については、マップの対象範囲の表をご覧ください。

言語のローカライズ

デフォルトでは、Maps JavaScript API はユーザーがブラウザで指定した言語設定を使用して、使用する地図の翻訳を決定します。ただし、3D 地図の作成時に language パラメータを設定することで、この設定を変更して特定の言語を使用するように設定できます。地図の初期化後に言語と地域を更新できます。

language パラメータを設定すると、コントロール、ツールチップ、著作権表示の言語に影響します。また、政治的特徴、記述子、自然の特徴の翻訳にも影響します。たとえば、「Geneva」を「Genève」に、「lake」を「lac」に変更したり、言語のレンダリング方向を変更したりします。

Maps JavaScript の 3D 地図は、次の順序でローカライズ設定を検索します。最初のステップで設定が定義されていない場合は、指定された順序で検索が続行されます。競合するローカライズ手順は、以下で定義された優先順位に基づいて解決されます。

  1. Map3DElement の定義。3D Maps は、まずここでローカライズ設定を探します。
  2. Maps JavaScript API ローダー。Maps JavaScript API を読み込むときに指定された言語が使用されます。
  3. ブラウザの設定とドメイン。言語にはブラウザの設定が使用され、地域には Maps JavaScript API が読み込まれたドメインが使用されます。

次のサンプルは、中国語で地図を表示し、リージョンを中国に設定しています。

const map = new Map3DElement({
    center: { lat: 37.7704, lng: -122.3985, altitude: 500 },
    tilt: 67.5,
    mode: 'HYBRID',
    language: "ZH",
    region: "CN"
});

リージョンのローカライズ

region パラメータを使用すると、別の地図タイルを表示したり、アプリケーションにバイアスをかけて、より地域に適した結果を表示したりできます。また、地域タグを設定すると、アプリケーションがホストされている国に合わせて適切に地域のローカライズを行い、その地域の法律を遵守したアプリケーションを作成できます。