グリッド オプション

Blockly のメイン ワークスペースには、必要に応じてグリッドを表示できます。ブロックをグリッドにスナップさせ、よりきれいなレイアウトを実現できます。これは、広い範囲に複数のコードグループが分散している大規模なアプリケーションで特に役立ちます。

グリッドの設定は、Blockly の構成オプションの一部であるオブジェクトによって定義されます。以下に例を示します。

var workspace = Blockly.inject('blocklyDiv',
    {toolbox: document.getElementById('toolbox'),
     grid:
         {spacing: 20,
          length: 3,
          colour: '#ccc',
          snap: true},
     trashcan: true});

間隔

グリッドの最も重要なプロパティは spacing です。これは、グリッドのポイント間の距離を定義します。デフォルト値は 0 で、グリッドは表示されません。spacing が 10、20、40 に設定されている例を次に示します。

グリッドの間隔が 10、20、40 に設定された 3 つのワークスペース。

長さ

length プロパティは、グリッドポイントの形状を定義する数値です。長さが 0 の場合、グリッドは表示されませんが、スナップは可能です。長さが 1(デフォルト値)の場合、ドットが表示されます。長さがそれ以上の場合、十字が表示されます。長さが間隔以上の場合、グラフ用紙が表示されます。length が 1、5、20 に設定された例を次に示します。

グリッドマーカーの長さが 1、5、20 の 3 つのワークスペース。最初の長さは点、2 番目の長さは十字、3 番目の長さはグラフ用紙になります。

colour プロパティは、点の色を設定する文字列です。イギリスのスペルに注意してください。#f00#ff0000rgb(255, 0, 0) など、CSS 互換の形式を使用します。デフォルト値は #888 です。colour#000#ccc#f00 に設定した例を次に示します。

グリッドの色が異なる 3 つのワークスペース。

Snap

snap プロパティは、ワークスペースに配置するときにブロックを最も近いグリッドポイントにスナップするかどうかを設定するブール値です。デフォルト値は false です。

グリッドにスナップされたブロックと、グリッドにスナップされていないブロックを示すワークスペース。