External Data Integration

在庫やコンバージョンなどの重要なデータの多くは、Google 広告のドメイン外にあります。また、Google 広告の管理画面はデータの可視化に必ずしも最適なツールとは限りません。Google 広告スクリプトを使用すると、外部データソースと簡単に統合できます。

Google スプレッドシート

Google スプレッドシート(Google ドライブで利用可能)は、フル機能を備えたウェブベースのスプレッドシート ソリューションです。Google 広告スクリプトでは、スプレッドシート サービスを使ってスプレッドシートの読み取りと書き込みを行うことができます。また、プログラムでスプレッドシートを作成してデータを入力し、フォントと色の書式を設定して、他のユーザーと共有することもできます。スクリプトでは、次のような方法を使用できます。

レポートのビジュアル化
スプレッドシートにはさまざまな種類のグラフがあります。データを可視化するグラフを使用してスプレッドシートを設定し、スクリプトからデータソースをインポートしてグラフを自動的に更新できます。
データソース
手動でデータを入力する(または他のソースからデータを入力する)スプレッドシートを作成できます。その後、スクリプトでデータを読み取って処理し、アカウントを更新できます。たとえば、スプレッドシートに新しいキーワードを入力すると、毎日実行されるスクリプトによってアカウントに追加されます。
中間的データ ストア
スプレッドシートは実行時の実行状態に関する情報を保存できるため、次の実行で中断したところから再開できます。たとえば、アカウント内のすべての広告グループを処理する必要があるものの、所要時間が 30 分間の実行時間制限を超えた場合、処理内容を記録しておくことができます。スクリプトを再度実行すると、スプレッドシートをチェックしてどこから開始すればよいかを確認し、作業が重複しないようにします。

Google ドライブ

スクリプトで Google ドライブ上の任意のファイルを作成、検索、変更できる DriveApp を使用すると、Google ドライブをさらに活用できます。前述のように、これはデータソースまたは中間データストアとして使用できます。

グラフ

高度なデータ可視化は、グラフサービスによっても利用できます。この本格的なグラフ作成サービスを使用すると、データ可視化のニーズをきめ細かく制御できます。

JDBC

JDBC 準拠の外部データベース(Google Cloud SQL、MySQL、Microsoft SQL Server、Oracle データベースなど)に接続できます。設定手順については、こちらのガイドをご覧ください。

メールアドレス

Google 広告スクリプトでは、メールサービスを使ってメールを送信できます。メールを使用して、スクリプトから必要な情報を自分に通知できます。たとえば、完全なレポートへのリンクを含むサマリーをメールで送信できます。カスタム HTML でメール メッセージをカスタマイズできるほか、画像を追加することも可能です。これにより、スクリプトでプロ並みのレポートをクライアントに送信できます。添付ファイルを使用すると サイズの大きいレポートを送信できます

URL 取得

Google 広告スクリプトでは、URL 取得サービスを使って任意の URL のコンテンツを取得できます。この機能により、さまざまな機会が開かれます。

  • 在庫情報を報告する、パスワードで保護されたフィードをウェブサイトに設定します。設定が完了したら、Google 広告スクリプトを介してアクセスし、アカウントに変更を適用します。
  • 外部イベントに関する情報を取得し、その情報に基づいてアカウント管理に関する決定を行います。たとえば、HTTP ベースの API から天気情報を取得して、対象地域で雨が降っているときは、入札単価を調整したり、広告を有効にしたりできます。
  • ウェブ上にはさまざまな API が存在しており、HTTP インターフェースを持つものであれば何でもアクセスできます。