概要

プラットフォームを選択: Android iOS JavaScript

はじめに

Maps SDK for iOS を使うと、Google マップのデータに基づく地図を自分のアプリケーションに追加できます。この SDK は、Google マップ サーバーへのアクセス、地図の表示、クリックやドラッグなどのユーザーの操作への応答を自動的に処理します。地図にマーカー、ポリライン、グラウンド オーバーレイ、情報ウィンドウを追加することもできます。これらのオブジェクトは地図上の場所に関する追加情報となり、ユーザーはこれらを通じて地図を操作できます。

SDK を使用する際には、Google Maps Platform の利用規約に準拠し、自分のアプリに適用される法律を確実に遵守する必要があります。SDK を使用する場合、アプリケーションの名前とバージョン、認証情報、アプリ間の匿名 ID が各リクエストとともに自動的に送信されます。

オーディエンス

このドキュメントは、iOS 開発とオブジェクト指向プログラミングの概念を理解している方を対象としています。また、ユーザーの視点で Google マップを使い慣れていることも必要です。このガイドは、Maps SDK for iOS を使ったアプリケーションについての学習と開発の入口としてご活用いただけます。クラスとメソッドの詳細については、リファレンス ドキュメントもご覧ください。

帰属表示の要件

アプリケーションで Maps SDK for iOS を使用する場合、アプリケーションの法的通知のセクションに、帰属表示テキストを組み込む必要があります。法的通知は、独立したメニュー項目として、またはメニュー項目「このアプリについて」の一部として掲載することをおすすめします。

属性情報のテキストを取得するには、[GMSServices openSourceLicenseInfo] を呼び出します。

対応プラットフォーム

Maps SDK for iOS では、iOS 16.0 以降を搭載した 64 ビット デバイスをターゲットとするアプリを構築できます。Maps SDK for iOS を使用してアプリを開発するには、ターゲット SDK が 16.0 以降の Xcode 16.0 以降が必要です。(ターゲット SDK を 16.0 以降に設定しても、アプリが iOS 16.0 で実行されなくなることはありません)。

マップ URL を使用するアプリケーションでは、ターゲット デバイスに iOS 向け Google マップがインストールされている必要があります。

iOS アプリ拡張機能内で Maps SDK for iOS を使用しても、厳しいメモリ制限が適用されるため、動作しない可能性があります。たとえば、カスタム キーボード内での SDK の使用は、動作しない可能性があります。

次のステップ

Maps SDK for iOS を使用してアプリの構築を開始するには、まず Google Cloud プロジェクトを設定する必要があります。