車両リスティング(Car
)の構造化データ
車両リスティングの構造化データを利用すると、自動車ディーラー様は、販売中の車両在庫を、Google 検索や自社のビジネス プロフィールなど、各種の Google サービスに表示させられます。ユーザーは検索やフィルタを行い、販売中の車両の在庫状況、価格、その他の重要な情報の詳細を簡単に確認できます。これによって見込み顧客をサイトに誘導できる可能性があります。
機能の提供状況
現在のところ、車両リスティングのリッチリザルトは、米国および米国領において英語でのみご利用いただけます。この機能はモバイルとパソコンの両方で利用できます。
在庫のデータを Google に提供する 2 つの方法
自動車ディーラー様が在庫のデータを Google に提供する方法は 2 つあります。1 つは自社のウェブサイトで構造化データのマークアップを行う方法です。このドキュメントでは主にこちらの方法について説明します。もう 1 つは、車両リスティング パートナー ポータルにフィード ファイルをアップロードする方法です。どちらの方法を使っても、車両の在庫データを Google のサービスに表示できます。
2 つの方法の特徴は次のとおりです。
方法と説明 | |
---|---|
構造化データのマークアップ
|
|
フィード ファイルのアップロード |
詳しくは、車両リスティングのフィード ファイルをアップロードする方法をご確認ください。 |
フィード ファイルの作成と維持に技術面で慣れていれば、フィード ファイルを使うことをおすすめします。実装のしやすさを優先する場合は、構造化ウェブ マークアップを利用したほうがよいでしょう。両方の方法を使う場合は、フィードとマークアップのデータの一貫性を保つようにしてください。データが一致していない場合は、フィードのデータが優先されます。
How to add structured data
Structured data is a standardized format for providing information about a page and classifying the page content. If you're new to structured data, you can learn more about how structured data works.
Here's an overview of how to build, test, and release structured data.
- Add the required properties. Based on the format you're using, learn where to insert structured data on the page.
- Follow the guidelines.
- Validate your code using the Rich Results Test and fix any critical errors. Consider also fixing any non-critical issues that may be flagged in the tool, as they can help improve the quality of your structured data (however, this isn't necessary to be eligible for rich results).
- Deploy a few pages that include your structured data and use the URL Inspection tool to test how Google sees the page. Be sure that your page is
accessible to Google and not blocked by a robots.txt file, the
noindex
tag, or login requirements. If the page looks okay, you can ask Google to recrawl your URLs. - To keep Google informed of future changes, we recommend that you submit a sitemap. You can automate this with the Search Console Sitemap API.
例
車両リスティングの単一ページにマークアップを設定した例を次に示します。
<html> <head> <title>1999 Dodge Ram Pickup 2500 ST</title> <script type="application/ld+json">{ "@context": "https://schema.org", "@type": "Car", "name": "1999 Dodge Ram Pickup 2500 ST", "vehicleIdentificationNumber": "1BXKF23ZXXJ000000", "image": [ "https://example.com/image1.png", "https://example.com/image2.png" ], "url": "https://www.example.com/used-vehicle-1999-dodge-ram-pickup-2500-st-c-67/", "offers": { "@type": "Offer", "availability": "https://schema.org/InStock", "price": 10000, "priceCurrency": "USD" }, "itemCondition": "https://schema.org/NewCondition", "brand": { "@type": "Brand", "name": "Dodge" }, "model": "Ram", "vehicleConfiguration": "ST", "vehicleModelDate": "1999", "mileageFromOdometer": { "@type": "QuantitativeValue", "value": "20170", "unitCode": "SMI" }, "color": "White", "vehicleInteriorColor": "Gray", "vehicleInteriorType": "Standard", "bodyType": "Pickup", "driveWheelConfiguration": "https://schema.org/FourWheelDriveConfiguration", "vehicleEngine": { "@type": "EngineSpecification", "fuelType": "Gasoline" }, "vehicleTransmission": "Manual", "numberOfDoors": 2, "vehicleSeatingCapacity": 2 } </script> </head> <body> </body> </html>
ガイドラインと資格要件
自動車ディーラー様が Google のサービスに車両の在庫データを表示させるには、次の資格要件を満たす必要があります。
- 米国内または米国領内で Google にビジネス プロフィールを申請済みで、確認も済んでいること。詳しくは、Google でのビジネスの確認方法をご覧ください。
- ビジネス プロフィールの場所のタイプが
vehicle_dealer
になっていること。詳しくは、ビジネス プロフィールのカテゴリを選択する方法をご覧ください。 - 自社が直接販売する車両在庫のみを含めること。個人の販売者や自動車仲介業者が扱う車両は認められません。
- 米国内または米国領内で販売される車両在庫のみを含めること。
ページが車両リスティングのリッチリザルトに表示されるようにするには、検索の基本事項および構造化データに関する一般的なガイドラインに従ってください。
構造化データタイプの定義
コンテンツが車両リスティングのリッチリザルトに表示されるようにするには、必須プロパティを含める必要があります。また、推奨プロパティを使用すると、コンテンツについてさらに詳しい情報を追加できるため、ユーザー エクスペリエンスの向上につながります。
Car
Car
の完全な定義については、schema.org をご覧ください。
必須プロパティ | |
---|---|
brand
|
車両メーカーについての情報。 |
brand.name
|
車両メーカー名(「Toyota」など)。 |
itemCondition
|
車両の状態(新車か中古車)。次のいずれかの値を使用します。
|
mileageFromOdometer
|
生産後の走行距離。走行距離計から読み取った値を指定します。 |
mileageFromOdometer.unitCode
|
距離の単位。UN/CEFACT が定める共通コード(3 文字)を指定します。次のいずれかの値を使用します。
|
mileageFromOdometer.value
|
走行距離計の数値。 |
model
|
車種名(「Civic」など)。LX や EX. などのトリムレベルは含めないでください。 |
offers
|
車両の詳細情報。 |
offers.availability
|
車両の在庫状況。次のいずれかの値を使用します。
|
offers.price
|
車両の最終販売価格。車両リスティングは、価格について以下のポリシーに従う必要があります。
|
offers.priceCurrency
|
価格の通貨。3 文字の ISO 4217 形式で指定します。 |
vehicleIdentificationNumber
|
車両識別番号(VIN)。一意の英数字で表されます。 車両には有効な車両識別番号が必要です。
|
vehicleModelDate
|
車両の年式。 |
推奨プロパティ | |
---|---|
bodyType
|
車体のスタイル(セダン、SUV、クロスオーバーなど)。
|
color
|
メーカー指定の外装の色(ホワイト、プラチナ、メタリック トリコートなど)。 |
driveWheelConfiguration
|
駆動輪(エンジンやモーターなどの動力を路面へ伝えるタイヤ)の構成。次のいずれかの値を使用します。
|
image
|
車両の画像(複数でも可)。画像のポリシーと仕様に従ってください。問題が発生した場合は、無効な画像を修正する方法をご覧ください。 |
name
|
ウェブサイトに表示される車両の名前。たとえば、 |
numberOfDoors
|
ドアの数。 |
url
|
ディーラー様の車両の詳細ページ(VDP)へのリンク。 |
vehicleConfiguration
|
トリムレベル( |
vehicleEngine
|
車両のエンジン仕様。 |
vehicleEngine.fuelType
|
使用する燃料の種類。 |
vehicleInteriorColor
|
メーカー指定の内装の色( |
vehicleInteriorType
|
内装の材質(合成繊維、レザー、木材など)。多くの場合、内装の種類は使われている材質で表しますが、車両の用途や対象ユーザーに合わせて変えることもできます。 |
vehicleSeatingCapacity
|
座席数。 |
vehicleTransmission
|
トランスミッションの仕様(9 速オートマチックやマニュアルなど)。 |
Search Console でリッチリザルトを監視する
Search Console は、Google 検索におけるページのパフォーマンスを監視できるツールです。Search Console に登録していなくても Google 検索結果に表示されますが、登録することにより、Google がサイトをどのように認識しているかを把握して改善できるようになります。次の場合は Search Console を確認することをおすすめします。
構造化データを初めてデプロイした後
ページがインデックスに登録されたら、関連するリッチリザルトのステータス レポートを使用して、問題がないかどうかを確認します。有効な項目が増え、無効な項目が増えていない状態が理想的です。構造化データに問題が見つかった場合の手順は次のとおりです。
- 無効な項目を修正します。
- 一般公開 URL の検査を行い、問題が解決したかどうかを確認します。
- ステータス レポートを使用して検証をリクエストします。
新しいテンプレートをリリースした後やコードを更新した後
ウェブサイトに大幅な変更を加えた場合は、構造化データの無効な項目が増加しないかどうか監視します。- 無効な項目が増加した場合は、新しく公開したテンプレートが正常に機能していないか、既存のテンプレートの新しい操作方法に問題があると考えられます。
- 有効な項目が減少している(無効な項目の増加と一致しない)場合は、ページに構造化データが埋め込まれていない可能性があります。URL 検査ツールを使用して問題の原因を特定します。
トラフィックを定期的に分析する場合
パフォーマンス レポートを使用して Google 検索のトラフィックを分析します。このデータから、検索でページがリッチリザルトとして表示される頻度、ユーザーがページをクリックする頻度、検索結果におけるページの平均掲載順位がわかります。この結果は、Search Console API を使用して自動的に取得することもできます。トラブルシューティング
構造化データの実装またはデバッグで問題が発生した場合は、以下のリソースが参考になります。
- コンテンツ管理システム(CMS)を使用している場合や、別の人がサイトを管理している場合は、担当者にサポートを依頼してください。その際は、問題の詳細を含む Search Console のメッセージを必ず転送してください。
- 構造化データを使用するコンテンツが必ず検索結果に表示されるとは限りません。コンテンツがリッチリザルトに表示されないときのよくある原因については、構造化データに関する一般的なガイドラインをご覧ください。
- 構造化データにエラーがある可能性があります。構造化データエラーの一覧と解析不能な構造化データに関するレポートを確認してください。
- 構造化データへの手動による対策がページに対して行われると、ページ上の構造化データが考慮されなくなります(ただし、Google 検索結果にはページは引き続き表示されます)。構造化データの問題を修正するには、手動による対策レポートを使用します。
- コンテンツにガイドライン違反がないか、ガイドラインを再度確認してください。スパム コンテンツまたはスパム マークアップの使用が原因で、問題が発生することがありますが、これは構文の問題ではない可能性があり、リッチリザルト テストでは特定できません。
- リッチリザルトが見つからない場合やリッチリザルトの総数が減少している場合のトラブルシューティングを行ってください。
- 再クロールとインデックスの再登録にかかる時間を考慮してください。ページを公開した後、Google がそのページを検出してクロールするまで数日かかる場合があることにご注意ください。クロールとインデックス登録に関する一般的な質問については、Google 検索のクロールとインデックス登録に関するよくある質問をご覧ください。
- Google 検索セントラル フォーラムでも質問を受け付けています。