広告インスペクタ

広告インスペクタ は、承認済みのデバイスにおいて、モバイルアプリ内で広告リクエストのテストを直接分析できるアプリ内オーバーレイです。Google Mobile Ads SDK バージョン 7.68.0 以降に付属しており、コーディングなしでご利用いただけます。

Mobile Ads SDK バージョン 7.68.0 から 8.5.0 までの広告インスペクタを使うと、次のことができます。

  • 広告ユニットを検査する
  • 広告が想定どおりに表示されているか確認する
  • エラーを特定し、解決方法の詳細を表示する
  • リクエストごとに各広告ネットワークのメディエーションの詳細を表示する
  • 第三者のメディエーションの広告ソースを個別にテストする
  • 各広告ユニットでウォーターフォール メディエーションが正しく設定されていることを確認する

Mobile Ads SDK バージョン 8.5.0 以降の広告インスペクタでは、次のこともできます。

  • 各広告ネットワークの入札の詳細をリクエストごとに表示する
  • 各広告ネットワークの入札の詳細とウォーターフォール メディエーションの詳細をリクエストごとに表示する
  • 第三者によって入札された広告ソースまたはウォーターフォール メディエーションの広告ソースを個別にテストする
  • 各広告ユニットで入札とウォーターフォール メディエーションが正しく設定されていることを確認する

このガイドでは、広告インスペクタの起動方法とさまざまな機能の使い方を説明します。

前提条件

広告インスペクタを使用するには、次の準備が必要です。

  • スタートガイドに目を通します。

  • Google Mobile Ads SDK バージョン 7.68.0 以降をインストールします。

広告インスペクタを起動する

広告インスペクタはアプリのどこからでも、次の 3 つの方法で起動できます。

  1. テストデバイスの登録時に AdMob 管理画面で選択したジェスチャーを使用します。

  2. 提供された API を使ってプログラムで起動します。

  3. デバッグ メニューの起動ボタンを使用します。

ジェスチャーを使って起動する

ジェスチャーを使って広告インスペクタを起動するために、アプリに変更を加える必要はありません。テストデバイス用に AdMob で設定したジェスチャー(ダブルフリックまたはシェイク)を実行するだけです。詳細

AdMob 管理画面でジェスチャーを設定し、設定が反映されるまで 15 分待機したら、アプリで広告リクエストを作成して、設定したジェスチャーが Google Mobile Ads SDK に認識されるようにする必要があります。指定したジェスチャーが機能しない場合は、広告を読み込んでからアプリを再起動し、もう一度ジェスチャーをお試しください。

プログラムから起動する

広告インスペクタはプログラムで起動することもできます。

[GADMobileAds.sharedInstance presentInspectorFromViewController:viewController
  completionHandler:^(NSError *error) {
    // Error will be non-nil if there was an issue and the inspector was not displayed.
}];

この API は、登録されたテストデバイス(プログラムか AdMob 管理画面を通じて登録)で機能します。

この API に渡されたビュー コントローラの全体が、すでに画面に表示されている(viewDidAppear: の呼び出しが済んでいる)ことを確認します。渡されたビュー コントローラが表示処理の途中の場合(上記の API がビュー コントローラの viewDidLoad 関数で呼び出される場合など)は、広告インスペクタが表示されません。

最近の広告リクエストの結果を広告ユニットごとに表示する

広告インスペクタを起動するとメイン画面が表示され、入札設定やメディエーション設定がなされた AdMob アプリ ID と関連付けられた、AdMob 管理画面内の全広告ユニットのリストが次のように表示されます。

広告ユニットは、最後にリクエストに応えたものから新しい順に表示されます。どのリクエストにも応えていない既知の広告ユニットは、上記のように薄く表示されます。

広告インスペクタを使用する前に、Google Mobile Ads SDK を初期化することをおすすめします。

広告ユニットの bidding の詳細を表示する

前提条件: Google Mobile Ads SDK 8.5.0 以降

入札を初めてご利用の場合は、入札の概要をご覧ください。

SDK リクエストログでは、広告リクエストで呼び出されたbidding広告ソースを確認できます。SDK リクエストログで広告ユニットをタップすると、biddingオークションの各広告ソースの詳細が表示されます。

[すべてのビッダーを表示] リンクをタップすると、その広告ユニットで設定されているbidding広告ネットワークがすべて表示されます。biddingの結果は、すぐに使える項目がリストの上のほうにくるように、次のように並べられています。

  • リストの最上部に表示されるのは、そのオークションで落札された広告ネットワークです。

  • その次に表示されるのは、問題のある広告ネットワークです。こうした問題を解決するには、トラブルシューティングの手順をご覧ください。

  • さらにその下には、広告の配信や入札をまったくしなかった広告ネットワークが表示されます。こうした広告ネットワークは、その広告ソースの設定や判断材料が原因で入札単価が設定されなかった場合があり、さまざまな問題を示唆している可能性があります。詳しくは、その広告ソースの設定ガイドをご覧になるか、その広告ソースに直接お問い合わせください。

  • リストの一番下には、biddingオークションで落札されなかった広告ネットワークが表示されます。

メディエーション ウォーターフォールでは、biddingオークションで落札した広告ソースを eCPM 値に基づいて並べることができます。

メディエーション ウォーターフォールで広告ソースが呼び出されると、その広告ソースの広告が配信されます。メディエーション ウォーターフォールでの入札の仕組みの詳細については、「入札とウォーターフォール方式の広告ソースが両方含まれるメディエーション グループ」の例 2 と例 3 をご覧ください。

広告ユニットのメディエーション ウォーターフォールの詳細を表示する

広告ユニットをタップして、その SDK リクエストログを表示します。このログには、最新の広告リクエストで広告が配信された(または配信できなかった)時点までのメディエーション ウォーターフォールの詳細が表示されます。

Disclosure Indicator を使って各リクエストを展開すると、そのリクエストのメディエーション ウォーターフォールの結果が表示され、そのリクエストでエラーや遅延があった場合はその情報も表示されます。

第三者の広告ソースの場合、エラー メッセージは広告ソースから直接送信されます。詳しい情報が必要な場合は、ご利用の第三者広告ソースにお問い合わせください。

単独の広告ソースのテストを実施する

広告インスペクタには、biddingやウォーターフォール メディエーションの 1 つの広告ソースだけから広告を配信するように、アプリ内の広告リクエストを制限する機能があります。これにより、第三者アダプタが正しく実装されているか、広告ソースが想定どおりに広告を配信しているかを検証できます。

この機能を有効にするには、画面下部の [単独の広告ソースのテスト] スイッチを有効にします。これにより、次の広告ソース選択ダイアログが表示されます。

注: 単一の広告ソースをテストするには、Google Mobile Ads SDK を初期化する必要があります。

ここで、テストする単独の広告ソースを選択できます。広告ソースを選択すると、次の画面が表示されます。

単独の広告ソースのテスト設定は、その後に同じセッションで作成される広告リクエストにも適用されます。ただし、そのセッションで以前にキャッシュされた広告のうち、まだ表示されていないものには適用されません。したがって、単独の広告ソースのテストを有効にする際は、キャッシュ済みの広告(指定した広告ソースの広告の代わりに配信される可能性あり)を無効にするため、アプリを強制的に再起動することをおすすめします。

アプリを再起動すると、すべての広告ユニットのプレースメントには、選択したネットワークからの広告のみが表示されます。単独の広告ソースのテストを実施している間に広告インスペクタを起動すると、次のようにテスト中の広告ソースが表示されます。

単独の広告ソースのテストモードでは、リクエストされた広告ユニットの入札またはメディエーションがその広告ソースで設定されているかどうかにかかわらず、すべての広告リクエストに対してその広告ソースの広告が配信されるようになります。このため、テストしている広告ソースが広告ユニットのメディエーション ウォーターフォールに含まれない場合、「広告掲載なし」のエラー メッセージが表示されます。

単独の広告ソースのテストでは、広告ユニットをタップすると SDK リクエストログが表示されます。これにより、単独の広告ソースのテストが有効になった後に発生した広告リクエストに対して、その広告ソースから広告が配信されたかどうかを確認できます。広告ソースが広告の読み込みに失敗すると、エラーを説明するエラー メッセージが表示されます。

選択した広告ソースの複数のインスタンスがメディエーション ウォーターフォールに追加されていた場合、広告が配信されるか、広告が配信されずにウォーターフォールが終了するまで、ウォーターフォール内で広告ソースを呼び出す各インスタンスが表示されます。

カスタム イベントは、単一の広告ソースのテストに対応していません。

単独の広告ソースのテストを停止する

テストを停止するには、スイッチをオフにします。

すると、次の再起動画面に確認メッセージが表示されます。

テストを停止した後は、テスト対象だった広告ソースのキャッシュ済みの広告を無効にするため、アプリを強制的に再起動することをおすすめします。