Google 検索の検索結果で、自分のサイトに露骨な表現が含まれると、誤って報告されている場合の対応
多くのユーザーは、露骨な表現を含むコンテンツ(性的描写が露骨なコンテンツや生々しい暴力的なコンテンツなど)が検索結果に表示されないことを望んでいるため、Google の セーフサーチ設定では、ユーザーが露骨な表現を含むコンテンツを除外できるようになっています。ですが、Google のシステムによって、それ以外のコンテンツ(例: 下着、性教育、マッサージに関するサイトや、際どいコンテンツなど、性的なニュアンスを含むコンテンツや、性的なものをわずかに暗示するコンテンツ)が露骨な表現を含むとして報告されることがあります。その場合、当該コンテンツはセーフサーチによって誤って除外される可能性があります。このガイドでは、Google 検索の検索結果で、露骨な表現を含むとして誤って自分のサイトが報告されているかどうかを確認する方法と、よくある誤りを解決する方法について説明します。
セーフサーチによってウェブサイトが除外されているかどうかを確認する
まず、一部のページやウェブサイト全体が、セーフサーチによって除外されていないか確認します。これを確認することで、より的確に問題の発生状況を把握し、以降の修正方法を判断できます。
- 特定のページをチェック: サイトの特定のページが露骨な表現を含むと判断されているかどうかを確認する手順は次のとおりです。
- セーフサーチがオフになっていることを確認します。
- 関連語句で検索し、検索結果にそのページが表示されることを確認します。
- セーフサーチを [フィルタ] に設定します。これで検索結果にそのページが表示されなくなった場合、そのクエリに対してセーフサーチのフィルタリングが適用されている可能性があります。
- サイト全体をチェック: サイト全体が露骨な表現を含むと判断されていないか確認する場合は、検索演算子
site:
を使って検索し、検索結果にサイトが表示されていることを確認します。その後、セーフサーチを [フィルタ] に設定します。これでサイトが表示されなくなった場合は、セーフサーチが有効な状態ではサイトが Google によって除外されるということになります。 - サイトに適切な変更を加える: 問題の発生状況を把握したら、よくある誤りのリストを見て、該当する問題を修正します。
- 審査をリクエスト: 問題を修正した場合は、最低でも 2~3 か月経過してから審査をリクエストしてください。Google の分類器によって対象のコンテンツが再処理されるまでには、最大 2~3 か月かかる場合があるためです。お客様のサイトがこれまで一貫してサイトの最適化に関するガイダンスに即しているのであれば、すぐに審査をリクエストできます。
よくある誤りを解決する
露骨な表現を含むとして、サイトが誤って報告されるよくある原因は以下のとおりです。
よくある誤り | |
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露骨な性的描写がないコンテンツに、18 歳以上のレーティングの
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露骨な性的描写がないページに、18 歳以上のレーティングの
修正するには、露骨な性的描写がないページから 18 歳以上のレーティングの |
動画に露骨な表現が含まれていないのに、動画サイトマップで
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修正するには、露骨な性的描写や生々しい暴力描写を含むコンテンツにのみ、値を |
ユーザー作成コンテンツであるコメントが、コンテンツのモデレーションなしですべて許可されている |
十分なコンテンツのモデレーションなしでユーザーが露骨な表現を含むコンテンツを作成、アップロードできるようになっていると、そのサイトは露骨な表現を含むと判断される場合がありますので、ご注意ください。 修正するには、ユーザーが作成したスパム行為のあるコメントをブロックするための対策を講じ、その他のコンテンツ モデレーションに関するベスト プラクティスも導入することをおすすめします。 |
年齢制限によって Googlebot によるアクセスが制限されている |
サイトに年齢制限が設けられており、Googlebot がその制限に阻まれてクロールできなくなっていると、そのサイト全体が露骨な表現を含むと判断されることがあります。その場合は、露骨な表現がないページがあるとしても、サイト全体が検索結果から除外されます。 これを修正するには、Googlebot が年齢制限なしでクロールできるようにする必要があります。必須のインタースティシャルに関するガイドラインに沿って操作したうえで、Search Console の一般公開 URL テストを利用して、Googlebot が年齢制限に阻まれずにクロールできるようにしてください。 |
露骨な表現を含むページとそれ以外のページが区別されていない |
性的描写が露骨なコンテンツが多数ある一方で、そうしたページを別のドメインまたはサブドメインにまとめていない場合は、サイト全体に露骨な表現が含まれると判断される場合があります。 修正するには、露骨な表現を含むページを別のドメインまたはサブドメインにまとめることをおすすめします。 |
トラブルシューティング
変更を加えたにもかかわらず、ウェブサイトに露骨な表現を含むコンテンツが掲載されているとして誤って報告されている場合は、以下の点に留意してください。
- 最近に変更を行った場合は、Google による分類の変更処理に時間がかかっている可能性があります。これには最長で 2~3 か月かかることがあります。
- サイトに大量のヌード画像や性的描写が露骨なコンテンツ(コンピュータ生成のものを含む)、生々しい暴力描写が含まれていると、サイト全体が露骨な表現を含むコンテンツに分類され、セーフサーチ フィルタが有効な状態では表示されない場合があることをご了承ください。
- ページ上の露骨な表現を含む画像にぼかしを入れていても、そのぼかしを解除できる場合や、ぼかしなしの画像を表示できる場合は、露骨な表現を含むと判断されることがあります。
- 露骨な表現を含むページは、セーフサーチ フィルタの有無にかかわらず、一部の検索結果の機能(リッチリザルト、強調スニペット、動画プレビューなど)の対象外になる点にご注意ください。詳しくは、検索結果の機能のポリシーをご覧ください。