コンバージョン レポートの基本

このガイドでは、Google アナリティクス Data API v1 のコンバージョン レポート機能を使用する方法について説明します。この機能を使用すると、さまざまなアトリビューション モデルに対応したコンバージョン イベントに焦点を当てたレポートを生成できます。Data API で作成されたコンバージョン レポートは、Google アナリティクスの管理画面の [広告] > [コンバージョン] セクションにあるアトリビューション レポートと似ています。詳しくは、コンバージョン パフォーマンス レポートに関するヘルプセンター記事をご覧ください。

コンバージョン レポートの目的

コンバージョン レポートでは、コンバージョンを特定のキャンペーン、ソース、メディアに割り当てることで、マーケティング活動の効果を分析できます。イベントのみをカウントする標準のイベントベースのレポートとは異なり、コンバージョン レポートではアトリビューション モデルを適用して、コンバージョンにつながったタッチポイント間で貢献度を分配します。

コンバージョン レポートとイベントベースのレポート

  • イベントベースのレポート: イベントの未加工の数(eventCount など)を提供し、プロパティでの一般的なアクティビティを把握するのに役立ちます。
  • コンバージョン レポート: コンバージョンとしてマークされたイベントに焦点を当てます。特定のディメンションと指標(コンバージョン レポートのスキーマを参照)を使用し、データドリブンやラストクリックなどのモデルに基づいてアトリビューション データを確認できます。

コンバージョン レポートを有効にする

コンバージョン レポートを実行するには、runReport メソッドを使用します。1 つ以上のコンバージョン指標allConversionsByInteractionDate など)をクエリする場合、またはリクエスト本文で conversionSpec フィールドが入力されている場合、リクエストはコンバージョン レポートとして扱われます。

conversionSpec オブジェクトには次のフィールドがあります。

  • conversionActions: レポートに含めるコンバージョン アクションのリソース名のリスト(例: ["conversionActions/12345"])。空の場合、すべてのコンバージョンが含まれます。有効なコンバージョン アクション ID は、GetMetadata メソッドのレスポンスの conversions リスト内の conversion_action フィールドから取得できます。
  • attributionModel: 使用するアトリビューション モデル。サポートされている値は DATA_DRIVEN(デフォルト)と LAST_CLICK です。

コンバージョン レポートを生成する

次のリクエストの例では、runReport メソッドを使用して、データドリブン アトリビューション モデルでキャンペーン名別のコンバージョンを示すコンバージョン レポートを生成しています。

HTTP

{
    "dateRanges": [
        {
            "startDate": "2026-04-01",
            "endDate": "2026-04-30"
        }
    ],
    "dimensions": [
        {
            "name": "campaignName"
        }
    ],
    "metrics": [
        {
            "name": "allConversionsByConversionDate"
        }
    ],
    "conversionSpec": {
        "conversionActions": [],
        "attributionModel": "DATA_DRIVEN"
    }
}

例: コンバージョン パフォーマンス レポートを再作成する

この例では、まずプロパティで使用可能なコンバージョン アクションを取得し、それらを使用して、Google アナリティクス UI の [広告 > コンバージョン > コンバージョン パフォーマンス] に表示されるコンバージョン パフォーマンス レポートと同様のレポートを作成する方法を示します。

ステップ 1: コンバージョン アクションを取得する

getMetadata メソッドを呼び出して、プロパティの有効なコンバージョン アクション ID を見つけます。プロパティ用に作成されたコンバージョン アクションを表示するには、GA プロパティ ID を指定してください(0 を使用してすべてのプロパティに共通のフィールドを取得するのではなく)。

レスポンスには、使用可能なコンバージョン アクションを含む conversions リストが含まれます。

{
  ...

  "conversions": [
    {
      "conversionAction": "conversionActions/12345",
      "displayName": "purchase"
    },
    {
      "conversionAction": "conversionActions/67890",
      "displayName": "sign_up"
    }
  ]
}

ステップ 2: レポートを実行する

runReport メソッドを呼び出します。 ステップ 1 で確認したコンバージョン アクション ID を使用してレポートをフィルタするか、conversionActions を空のままにしてすべてのコンバージョンをレポートします。このリクエストは、広告のクリック数、広告費用、クリック単価、すべてのコンバージョンあたりの広告費用、広告のインプレッション数、広告費用対効果、総収益、すべてのコンバージョンをデフォルトのチャネル グループ別に表示して、コンバージョン パフォーマンスの UI レポートを再作成します。

HTTP

{
    "dateRanges": [
        {
            "startDate": "2026-04-01",
            "endDate": "2026-04-30"
        }
    ],
    "dimensions": [
        {
            "name": "defaultChannelGroup"
        }
    ],
    "metrics": [
        {
            "name": "allConversionsByInteractionDate"
        },
        {
            "name": "advertiserAdCost"
        },
        {
            "name": "advertiserAdCostPerAllConversionsByInteractionDate"
        },
        {
            "name": "advertiserAdImpressions"
        },
        {
            "name": "advertiserAdClicks"
        },
        {
            "name": "advertiserAdCostPerClick"
        },
        {
            "name": "totalRevenueByInteractionDate"
        },
        {
            "name": "returnOnAdSpendByInteractionDate"
        }
    ],
    "conversionSpec": {
        "conversionActions": [
            "conversionActions/12345"
        ],
        "attributionModel": "DATA_DRIVEN"
    }
}

このリクエストに対するレスポンスの例を次に示します。

{
  "dimensionHeaders": [
    {
      "name": "defaultChannelGroup"
    }
  ],
  "metricHeaders": [
    {
      "name": "allConversionsByInteractionDate",
      "type": "TYPE_FLOAT"
    },
    {
      "name": "advertiserAdCost",
      "type": "TYPE_CURRENCY"
    },
    {
      "name": "advertiserAdCostPerAllConversionsByInteractionDate",
      "type": "TYPE_CURRENCY"
    },
    {
      "name": "advertiserAdImpressions",
      "type": "TYPE_INTEGER"
    },
    {
      "name": "advertiserAdClicks",
      "type": "TYPE_INTEGER"
    },
    {
      "name": "advertiserAdCostPerClick",
      "type": "TYPE_CURRENCY"
    },
    {
      "name": "totalRevenueByInteractionDate",
      "type": "TYPE_CURRENCY"
    },
    {
      "name": "returnOnAdSpendByInteractionDate",
      "type": "TYPE_FLOAT"
    }
  ],
  "rows": [
    {
      "dimensionValues": [
        {
          "value": "Paid Search"
        }
      ],
      "metricValues": [
        {
          "value": "75.2"
        },
        {
          "value": "500"
        },
        {
          "value": "6.65"
        },
        {
          "value": "10000"
        },
        {
          "value": "500"
        },
        {
          "value": "1"
        },
        {
          "value": "1500"
        },
        {
          "value": "3"
        }
      ]
    }
  ],
  "rowCount": 1,
  "metadata": {
    "schemaRestrictionResponse": {},
    "currencyCode": "USD",
    "timeZone": "America/Los_Angeles",
    "section": "SECTION_ADVERTISING"
  },
  "kind": "analyticsData#runReport"
}

レスポンスがコンバージョン レポートとして扱われたことを確認するには、レスポンスの metadata.section フィールドが SECTION_ADVERTISING に設定されていることを確認します。

コンバージョン レポートで使用できるディメンションと指標の一覧については、コンバージョン レポートのスキーマを参照してください。