ローカライズしたアクションを作成する(Dialogflow)

Google アシスタントのアクションをローカライズできます。これにより、ユーザーが各自のデバイスに設定するさまざまな言語 / 地域に合わせてカスタマイズしたエクスペリエンスを提供できます。また、地域やユーザーの現在地に基づき、アクションへのアクセスを制限できます。

先に進む前に、アクションをさまざまなユーザーに対応させる方法を理解するために、いくつかの用語を知っておくと便利です。

  • 言語 - 合意に基づく、音声と文字によるコミュニケーション手段
  • 地域 - 通常は国に関連付けられる、定義された物理的領域
  • ロケール - 言語と地域の組み合わせ

いくつかの基本用語を理解したので、次に、アクション コンソール、Dialogflow、またはフルフィルメントで、さまざまな言語、地域、ロケールに対応するアクションを作成する方法について説明します。

サポートされている言語とロケール

アクション プロジェクトがサポート可能なロケールの種類と、各ロケールに対応する TTS 音声については、言語とロケールのドキュメントをご覧ください。アクションを使用するには、ユーザーは自分のアシスタントのロケール設定を、サポートされているロケールに設定する必要があります。

公開

Actions Console では、Actions プロジェクトを公開する際、以下の情報をカスタマイズできます。

  • 言語固有およびロケール固有の情報: プロジェクトごとに、言語レベルおよびロケールレベルで異なるアクション情報の詳細(名前や説明など)を指定できます。
  • ターゲット地域: アクションが利用可能な地域を指定できます。デフォルトでは、ユーザーのアシスタント ロケールが、アクションのサポートするロケールに設定されている限り、アクションはすべての地域をサポートします。
  • TTS 音声のカスタマイズ: デフォルトでは、ユーザーのアシスタント ロケールに対応する一連の TTS 音声が、アクションに自動的に使用されます。この動作をオーバーライドし、ユーザーのアシスタント ロケールに応じて変化しない特定の TTS 音声を選択することができます。

アクションの配信をローカライズする方法については、ローカライズしたアクションを公開するをご覧ください。

Dialogflow エージェント

Dialogflow を使用すると、複数の言語とロケールをサポートするエージェントを作成できます。言語やロケールごとに、User says フレーズや応答などをカスタマイズできます。

ローカライズされたエージェントを作成する方法の詳細については、Dialogflow エージェントをご覧ください。

ローカライズしたテンプレート

テンプレート アクションを作成すると、新しい言語ごとにローカライズした Google スプレッドシートをアップロードして、多くの種類の言語を同一アクション内でサポートできます。

テンプレートは、言語や地域によって異なります。各テンプレートでサポートされている言語とロケールの詳細については、テンプレートのドキュメントをご覧ください。

フルフィルメント

フルフィルメントの作成時には、以下を指定できます。

  • 言語固有およびロケール固有の応答: フルフィルメントに対するリクエストごとに、ユーザーのアシスタントのロケール設定を受け取ります。この文字列(en-GB など)を使用して、ユーザーの言語またはロケールに基づくさまざまな応答を返す方法を考案できます。
  • 地域固有の応答 - ユーザーのデバイスの現在地へのアクセス権限をリクエストできます。この情報を使用して、地域に応じた応答をさらにカスタマイズできます。

応答をローカライズする方法について詳しくは、フルフィルメントをご覧ください。

テスト

開発中に、以下の機能を備えたハードウェア デバイスまたはアクション シミュレータを使用して、ローカライズしたアクションをテストできます。

  • 言語シミュレーションを使用すると、デバイスのロケールを設定して、ロケール固有の応答、およびアクション内のロジックをテストできます。
  • 位置シミュレーションを使用すると、デバイスの現在地を設定して、ターゲット地域や、フルフィルメントにおける地域固有の応答をテストできます。

ローカライズしたアクションをアクション シミュレータを使用してテストする方法の詳細については、アクション シミュレータのドキュメントをご覧ください。