gtag()
のコマンドは、グローバル スニペットの後であればページ上のどこでも呼び出すことができます。gtag()
には 3 つのコマンドがあります。config
と set
は一般的なプロパティの設定に使用し、event
はデータの送信に使用します。
config
でサービスを初期化する
特定のサービスのアカウントの初期化と設定を行うには、config コマンドを使用します。config コマンドの形式は次のとおりです。
gtag('config', '<TARGET_ID>', {<additional_config_info>});
<TARGET_ID>
はデータ送信先のサービスのアカウント ID で、<additional_config_info>
は追加の設定オプションを指定するためのオブジェクト(省略可能)です。
config
コマンドを使用すると、gtag.js で処理するサービスとアカウントを指定し、関連する設定を指定できます。target_ID
で指定するサービスによっては、config
コマンドが特定の動作を開始する場合があります。たとえば、config
コマンドは gtag.js にページビュー ヒットを開始するよう指示することがあります。個々のサービスに関する config
コマンドの動作について詳しくは、以下の各サービスのドキュメントをご覧ください。
config
コマンドと target_ID
だけの最も基本的な例を以下に示します。
gtag('config', 'G-XXXXXX');
<additional_config_info>
オブジェクトは省略可能ですが、このオブジェクトでパラメータを指定すると、config
コマンドを調整して拡張できます。たとえば、次のパラメータを追加すると、Google アナリティクスのページビューが自動的に送信されるのを妨ぐことができます。
gtag('config', 'G-XXXXXX', {'send_page_view': false});
event
でデータを送信する
event コマンドでは、イベントデータの送信方法を指定できます。たとえば、event
コマンドを使用すると、method
の値を「Google」に指定して login
イベントを送信することができます。
gtag('event', 'login', {
'method': 'Google'
});
個別のコンテキストに役立てていただけるように、推奨イベントと推奨パラメータのセットが用意されています。推奨イベントのリストに含まれていないカスタム イベントを送信することもできます。
set
でイベントごとにデータを送信する
set コマンドを使用すると、ページ上のすべての後続イベントに関連付けるパラメータを設定できます。たとえば、サイトのすべてのトランザクションで同じ通貨を使用する場合は、set
コマンドを使用して currency
フィールドを指定します。
gtag('set', {'currency': 'USD'});
1 つの set
コマンドで複数の属性を設定することができます。
gtag('set', {
'country': 'US',
'currency': 'USD'
});