エラー メッセージ

このページでは、Maps JavaScript API から返されるエラー メッセージについて説明します。Maps JavaScript API は、JavaScript コンソールにエラー メッセージと警告メッセージを書き込みます。特定のエラー状態になると、透かし文字の入った暗い地図が表示されます。

API キーと請求エラー

トラブルシューティング

場合によっては、「for development purposes only」という透かし入りの、暗い地図または白黒反転のストリートビュー画像が表示されることがあります。通常、これは API キーまたは請求の設定に問題があることを示しています。Google Maps Platform サービスを使用するには、アカウントで課金を有効にし、すべてのリクエストに有効な API キーを含める必要があります。エラー メッセージを見つける方法については、ブラウザでエラーを確認する方法をご覧ください。

以下のフローに従って、この問題を解決してください。

デベロッパーとサイト所有者向けの Maps JavaScript API のエラーコード

以下の表に、Maps JavaScript API によって返される可能性のあるエラーコード、エラーの原因の説明、および問題を修正する方法を示します。エラー メッセージを見つける方法については、ブラウザでエラーを確認する方法をご覧ください。

地図の読み込みエラー

Google Maps JavaScript API の読み込み時にエラーが発生した場合、以下の表で該当のエラーコードの説明をご確認ください。

エラーコード メッセージ 説明
NotLoadingAPIFromGoogleMapsError Google Maps JavaScript API は、Google のサーバーから直接ダウンロードしてください。

Maps JavaScript API を読み込むスクリプト要素が、ページに正しく設定されていません。API を正常に動作させるには、https://maps.googleapis.com から直接読み込んでください。

詳しくは、Maps JavaScript API を読み込むをご覧ください。

TOSViolationMapError このウェブサイトは Google Maps API の利用規約に違反しているようです。 そのため、Google Maps API が無効になっています。

メールによる数回の通知にもかかわらず、Google Maps Platform 利用規約に違反しているため、アプリケーションがブロックされました。このブロックに対する再審査請求、および実装の審査要求を行うには、このフォームに記入してください。審査結果は、数営業日以内にメールで届きます。

Google Maps Platform プレミアム プランのライセンスをお持ちの場合は、Google Maps Platform プレミアム プランの認証情報を使用してこのエラーを解決してください。詳しくは、プレミアム プラン認証に関するガイドをご覧ください。

UnauthorizedURLForClientIdMapError この URL では、指定した Google マップのクライアント ID の使用が許可されていません。

スクリプト読み込みに含まれるプレミアム プランまたは Maps API for Work のクライアント ID が無効または期限切れであるか、Maps JavaScript API を読み込んでいる現在のアドレスが承認済み URL のリストに追加されていません。

詳しくは、承認済み URL を登録するをご覧ください。

Maps JavaScript API のエラーコード

Chrome JavaScript コンソールFirefox Web Console、または同等のブラウザ上のツールでエラーが見つかった場合は、以下の表に記載されたエラーコードの説明をご覧ください。

Maps JavaScript API はエラーと警告の両方を返します。 エラーは Maps JavaScript API の読み込み中に発生した重大な問題を示します。エラーが発生すると、API を正常に読み込めず、API はページ上で正しく動作しません。警告は Maps JavaScript API の読み込みに関する補足メッセージです。考えられるエラーの要因、または Maps JavaScript API を読み込むコードに含まれている潜在的な問題について警告します。 警告のみでエラーが発生していない場合は、API はページ上で正常に動作しますが、こうした潜在的な問題も修正することをおすすめします。

デベロッパー エラーコード 種類 説明
ApiNotActivatedMapError エラー

API プロジェクトで Maps JavaScript API が有効になっていません。 Google Cloud Console の [API] で Maps JavaScript API を有効にする必要があります。

プロジェクトで Maps JavaScript API を有効にするには、下のボタンをクリックします。
方法を確認

ApiTargetBlockedMapError エラー

この API キーには、このサービスまたは API を使用する権限がありません。Google Cloud Console の API キーの [API の制限] 設定で、使用するすべての API とサービスが有効な API のリスト内で正しく指定されていることを確認してください。

詳しくは、Cloud Console の API キーをご覧ください。詳しくは、API セキュリティに関するベスト プラクティスをご覧ください。

DeletedApiProjectMapError エラー

API プロジェクトが Cloud Console から削除された可能性があります。 JavaScript API ローダに含まれる API キーを作成したプロジェクトを確認してください。Cloud Console で、新しい API プロジェクトの作成と新しいキーの取得ができます。

新しいプロジェクトを作成し、そのプロジェクトの API キーを取得するには、下のボタンをクリックします。
方法を確認

ClientBillingNotEnabledMapError エラー

プロジェクトの課金を有効にしていません。このクライアント ID に関連付けられた Google Cloud プロジェクトで、課金を有効にする必要があります(こちら)。

BillingNotEnabledMapError エラー

プロジェクトで課金を有効にしていないため、このエラーが発生しています。 Google Cloud プロジェクトで課金を有効にする必要があります(こちら)。

詳細

ExpiredKeyMapError エラー

API を読み込むスクリプト要素に含まれる API キーが期限切れになっているか、システムで認識されていません。このエラーは、新らたに作成した API キーをシステムが認識する前に、使用を試みた場合に発生することがあります。数分待ってからもう一度試しても解決しない場合、Cloud Console で新しい API キーを生成する必要があります。

下のボタンをクリックして、API キーを取得してください。
キーを取得

InvalidClientIdMapError エラー

API を読み込むスクリプト要素に含まれるクライアント ID が無効、または期限切れです。クライアント ID を適切に使用していることをご確認ください。クライアント ID は「gme-」という接頭辞で始まっている必要があります。クライアント ID を適切に使用しているにもかかわらず、このエラーが発生する場合は、クライアント ID の使用期限が切れている可能性があります。その際は Google Account Manager にお問い合わせください。

プレミアム プランまたは Maps API for Work のライセンスをお持ちでない場合は、client パラメータの代わりに、API キーととともに key パラメータを使用する必要があります。

詳しくは、プレミアム プラン認証に関するガイドをご覧ください。

InvalidKeyMapError エラー

API を読み込むスクリプト要素に含まれる API キーが見つかりません。正しい API キーを使用していることをご確認ください。Cloud Console で新しい API キーを生成できます。

下のボタンをクリックして、API キーを取得してください。
キーを取得

MalformedCredentialsMapError エラー

サポートされていない URI スキームをアプリケーションで使用しています。アプリケーションが、RFC 3986 で定義されている有効な URI 形式を使用していることを確認してください。

MissingKeyMapError エラー

API を読み込むスクリプト要素に必要な認証パラメータがありません。

標準の Maps JavaScript API を使用している場合は、有効な API キーとともに key パラメータを使用する必要があります。詳しくは、Google Maps Platform を使ってみるをご覧ください。

プレミアム プランを使用している場合は、クライアント ID とともに client パラメータを使用するか、有効な API キーとともに key パラメータを使用する必要があります。詳しくは、API キーとクライアント ID に関するガイドをご覧ください。

ウェブサイトの所有者でない限り、このエラーを修正する方法はありません。ただし、可能な場合は、サイト所有者に通知することができます。

ProjectDeniedMapError エラー

リクエストの処理が完了していません。このエラーの詳細は Cloud Console で確認できる場合があります。

Cloud Console でご確認ください。

RefererDeniedMapError エラー

メールによる数回の通知にもかかわらず、Google Maps Platform 利用規約に違反しているため、アプリケーションがブロックされました。このブロックに対する再審査請求、および実装の審査要求を行うには、このフォームに記入してください。審査結果は、数営業日以内にメールで届きます。

RefererNotAllowedMapError エラー

Maps JavaScript API を読み込んでいる現在の URL が、許可対象のリファラーの一覧に追加されていません。Cloud Console で API キーのリファラー設定を確認してください。

詳しくは、Maps JavaScript API と API キーを取得するをご覧ください。

OverQuotaMapError エラー

リクエスト数が Maps JavaScript API の使用量上限を超過しています。アプリケーションのリクエストは、次に 1 日の割り当てがリセットされたときに再び有効になります。

ウェブサイトの所有者でない限り、このエラーを修正する方法はありません。ただし、可能な場合は、サイト所有者に通知することができます。

詳しくは、使用量上限に関するガイドをご覧ください。このページでは、使用量上限を増やす方法についても説明しています。

ApiProjectMapError エラー

指定された API キーまたはそれに関連付けられている API プロジェクトを解決できませんでした。これは一時的なエラーである可能性があります。このエラー メッセージが引き続き表示される場合は、新しい API キーを取得するか、新しい API プロジェクトを作成する必要があります。

詳しくは、Google Maps Platform を使ってみるをご覧ください。

ClientIdLooksLikeCryptoKey 警告

暗号鍵を client パラメータとして指定している可能性があります。プレミアム プランまたは Maps API for Work のライセンスをお持ちの場合は、クライアント ID を client パラメータとして指定してください。Maps JavaScript API に暗号鍵を使用する必要はありません。

詳しくは、プレミアム プランおよび Maps API for Work をご利用のお客様のクライアント ID に関するガイドをご覧ください。

ClientIdLooksLikeKey 警告

API キーを client パラメータとして指定している可能性があります。 プレミアム プランまたは Maps API for Work のライセンスをお持ちの場合は、クライアント ID を client パラメータとして指定してください。Google Maps Platform プレミアム プランをご利用の場合は、client パラメータまたは key パラメータを使用できます。どのライセンスもお持ちでない場合は、client パラメータの代わりに key パラメータを使用する必要があります。

詳しくは、プレミアム プラン認証に関するガイドをご覧ください。

InvalidChannel 警告

無効な channel パラメータを指定している可能性があります。チャンネルは、ASCII 英数字の文字列でなくてはならず、ピリオド(.)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)も使用できます。有効な channel パラメータを指定していることを確認してください。

詳しくは、レポート | Google Maps Platform プレミアム プランをご覧ください。

InvalidClientId 警告

client パラメータに正しいクライアント ID が含まれていない可能性があります。クライアント ID は「gme-」で始まる必要があります。

詳しくは、プレミアム プラン認証に関するガイドをご覧ください。

InvalidKey 警告

API を読み込むスクリプト要素に含まれる API キーが適切でない可能性があります。正しい API キーを使用していることをご確認ください。 Cloud Console で新しい API キーを生成できます。

下のボタンをクリックして、API キーを取得してください。
キーを取得

InvalidVersion 警告

スクリプト要素で、不正なバージョン番号を指定している可能性があります。 正しいバージョン番号を使用していることをご確認ください。

詳しくは、バージョニング | Google Maps JavaScript API をご覧ください。

KeyLooksLikeClientId 警告 クライアント ID を key パラメータとして指定している可能性があります。プレミアム プランまたは Maps API for Work ライセンスをお持ちの場合は、key パラメータではなく、クライアント ID を client パラメータとして指定してください。Google Maps Platform プレミアム プランをご利用の場合は、client パラメータまたは key パラメータを使用できます。どのライセンスもお持ちでない場合は、client パラメータの代わりに key パラメータを使用する必要があります。

詳しくは、プレミアム プラン認証に関するガイドをご覧ください。

KeyLooksLikeCryptoKey 警告

暗号鍵または署名シークレットを key パラメータとして指定している可能性があります。プレミアム プランまたは Maps API for Work のライセンスをお持ちの場合は、クライアント ID を client パラメータとして指定し、スクリプト要素から key パラメータを削除してください。Maps JavaScript API では、暗号鍵は必要ありません。Google Maps Platform プレミアム プランをご利用の場合は、client パラメータまたは key パラメータを使用できます。どのライセンスもお持ちでない場合は、Cloud Console から API キーを取得できます(料金は発生しません)。

詳しくは、API の読み込み時にクライアント ID を指定する方法に関するガイドをご覧ください。

KeyLooksLikeProjectNumber 警告

プロジェクト番号を key パラメータとして指定している可能性があります。 正しい API キーを使用していることをご確認ください。Cloud Console で新しい API キーを生成できます。

詳しくは、API キーの取得方法をご覧ください。

NoApiKeys 警告

API を読み込むスクリプト要素に API キーがありません。有効な API キーを key パラメータとして含める必要があります。 Cloud Console で新しい API キーを生成できます。

下のボタンをクリックして、API キーを取得してください。
キーを取得

サポートが終了した v2 パスから Maps JavaScript API を読み込むと、key パラメータを指定しても、NoApiKeys という警告が表示されます。v2 から v3 へのアップグレード ガイドを参照して、アプリケーションを Maps JavaScript API v3 に移行してください。

RetiredVersion 警告

廃止されたバージョン番号を指定している可能性があります。 アプリケーションを更新して、いずれかの利用可能なバージョンを使用してください。

詳しくは、バージョニング | Google Maps JavaScript API をご覧ください。

SensorNotRequired 警告

Maps JavaScript API に sensor パラメータは必要ではなくなりました。Maps JavaScript API が正しく動作しなくなることはありませんが、スクリプト要素から sensor パラメータを削除することをおすすめします。

SignatureNotRequired 警告

Maps JavaScript API に signature パラメータは必要ありません。Maps JavaScript API が正しく動作しなくなることはありませんが、セキュリティ リスクを招く場合がありますので、スクリプト要素から削除してください。

SignedInNotSupported 警告

signed_in パラメータはサポートが終了しており、お使いの Maps JavaScript API のバージョンではサポートされません。これにより、Maps JavaScript API が正しく動作しなくなることはありませんが、ログイン中の機能を使用している場合は、アプリケーションの動作が変わる可能性があります。

UrlAuthenticationCommonError エラー

このページの他のカテゴリに分類されないエラーが発生しました。このエラーは、一時的な問題によって発生している可能性があります。しばらく待ってからリクエストを再試行してください。問題が解決しない場合は、デベロッパー ガイドを確認し、リクエストで適切な書式を使用していることを確認してください。

ブラウザでエラーをチェックする

Maps JavaScript API は、エラー メッセージを window.console に書き込みます。このセクションでは、Google Chrome で window.console の出力を確認する方法について説明します。他のブラウザを使用している場合は、そのブラウザのデベロッパー向けのドキュメントを確認してください。ご参考までに、他のブラウザで window.console の出力をチェックするためのツールのリストを次に示します。

Chrome では、次の手順に従って、JavaScript コンソールを使用して window.console の出力を確認できます。

  1. メニュー アイコンを選択して、[その他のツール] > [デベロッパー ツール] を選択し、デベロッパー ツールを開きます。
  2. キーボードで ESC キーを押して、JavaScript コンソールを開きます。 ESC キーで JavaScript コンソールの表示状態が切り替わります。コンソールを閉じている場合、ESC キーを再度押すと、コンソールが開きます。

Maps JavaScript API の読み込み時に発生したエラーまたは警告は、コンソールに 1 行以上のメッセージとして表示されます。エラーおよび警告メッセージの形式は次のとおりです。

Google Maps API error: [ERROR CODE] [Link to API document]
または
Google Maps API warning: [ERROR CODE] [Link to API document]

上記のエラーコードの表でエラー メッセージのエラーコードを見つけることができます。また、エラー メッセージにリンクされている API ドキュメントでエラー メッセージの詳細を確認できます。

注: プログラムで認証エラーをリッスンすることができます。

サポートされていないブラウザの処理

使用しているブラウザのバージョンが、現在 Maps JavaScript API のサポート対象であることを確認してください。

WebView で動作するネイティブな Windows アプリを開発する場合は、Edge ベースの WebView2 を使用してください。Internet Explorer をベースとした以前のバージョンである WebView は、すでにサポートの対象外です。

コードが引き続き機能しない場合

地図のコードが正常に動作するように、Brendan Kenny と Mano Marks はいくつかの一般的なミスとその修正方法をこの動画で指摘しています。

  • 入力ミスを探します。JavaScript では大文字と小文字が区別されることに注意してください。
  • 基本事項を確認します。よくある問題のいくつかは、地図の初期作成で発生します。次の点を確認してください。
    • 地図のオプションで、zoom プロパティと center プロパティを指定していることを確認します。
    • 地図を画面上で表示するための div 要素を宣言していることを確認します。
    • 地図の div 要素に高さがあることを確認します。デフォルトでは、div 要素は高さ 0 で作成されるため非表示となります。
    リファレンス実装のサンプルをご覧ください。
  • JavaScript Debugger(Chrome Developer Tools で使用できるものなど)を使用して、問題の特定に役立ててください。初めに、JavaScript コンソールでエラーを探します。
  • stackoverflow に質問を投稿します。効果的な質問の投稿方法のガイドラインについては、サポートページをご覧ください。