2016 年に Maps JavaScript API サービスを利用されたお客様への重要なお知らせ

ここでは、今回の変更により、2016 年に無料利用枠を付与されたお客様にどのような影響が生じるかについて説明します。

要点

  • 2016 年 6 月、Google は Maps JavaScript API リクエストの変更点を発表しました。この変更は、Geocoding API、Directions API、Distance Matrix API、Elevation API、Places API に対するクライアント側サービス リクエストに影響を与えました。
  • サービスの中断を避けるため、既存のお客様に無料利用枠が提供されました。
  • 2018 年 11 月 29 日より、新しい料金プランに基づき、Elevation、Directions、Distance Matrix、Geocoding、Places のすべての使用が課金対象となります。
  • これに該当するお客様には、2 か月分の移行クレジットが付与されます。

よくある質問

2016 年 6 月から提供されている無料利用枠

2016 年 6 月のお知らせの影響を受けたかどうかを確認するにはどうすればよいですか?

2018 年 10 月 29 日に、2016 年の変更の対象となるすべてのお客様にメールをお送りしました。これに該当するのは、2016 年 6 月 22 日より前に Maps JavaScript サービスを利用していたお客様です。

この無料利用枠が適用されるサービスを教えてください。

JavaScript API のクライアントサイドのサービス(Geocoding、Directions、Distance Matrix、Elevation、Places)です。

無料の使用量はどのように決定されますか?

お客様の無料利用枠は、クライアントサイドの JavaScript の 1 日あたりの最大使用量(2016 年 6 月 22 日時点)に基づいて決定されます。1 日の最大使用量が 20,000 リクエスト未満だった場合、1 日あたり 25,000 リクエストまでが無料となります。1 日の使用量が 20,000 リクエスト以上の場合は、1 日の最大使用量 + 25% 分が無料となります。

無料利用枠が提供されるのはなぜですか?

2016 年 6 月に、Google Maps API 標準プランの内容が変更されました。これに伴い、既存のお客様のサービス利用が中断するのを防ぐため、その時点での使用量に基づいて一時的に無料利用枠(ドメインごと)を付与いたしました。

2016 年の変更内容は利用者に通知されましたか?

2016 年 6 月 22 日に Google のブログで発表しました。さらに、Maps JavaScript API と API キーをご利用のお客様には個別に通知いたしました。

2016 年 6 月までのすべての利用者に無料利用枠が付与されますか?

はい。2016 年の更新から 6 か月以内に Maps JavaScript API サービス(Geocoding、Directions など)を利用したお客様は、そのサービスを一時的に無料で使用できます。

Maps プレミアム プランをご利用のお客様の場合、プレミアム プランの料金には常に Maps JavaScript サービスが含まれるため、無料利用枠が付与されませんでした。

無料利用枠がなくなるのはなぜですか?

シンプルで一貫性があり、拡張性に優れた Google Maps Platform 利用プランをすべてのお客様に提供するためです。

この無料利用枠への課金はいつから開始されますか?

2018 年 11 月 29 日より、一時的な無料利用枠に含まれていたリクエストが課金されるようになります。対象となるお客様には、2 か月間の移行クレジットが付与されます。このクレジットは、お客様の請求先アカウント(Google Maps 販売パートナー経由の場合は請求先サブアカウント)に自動的に適用されます。

この無料利用枠はどこで確認できますか?新たな請求額の確認方法を教えてください

11 月 29 日までお待ちください。この日以降、新しい料金プランに基づいてすべての使用量が課金されるようになります。課金対象の使用量は、Google Cloud Console の請求レポートで確認できます。一時的な無料利用枠が、該当する SKU ごとに課金されるようになります。

非営利団体やその他の組織向けのプログラムを利用できますか?

はい。Google Maps Platform も非営利団体向けプログラムの対象となります。現在、Google for Nonprofits | 非営利団体向けプログラムを通じて Google Maps Platform の特典を利用しているお客様は、そのまま Google Maps Platform クレジットに移行されます。

該当する非営利団体、スタートアップ、危機対応組織、報道機関は、以下のプログラムを通じて Google Maps Platform のクレジットをお申し込みいただけます。

トラフィックが多いサイト(またはアプリケーション)を運用しています。ボリューム割引を受けられますか?

API の呼び出し数が 1 か月あたり 500,000 回を超えると、ボリューム割引の適用対象となります。Google Maps パートナーと連携することをおすすめします。料金の詳細については、料金ページ計算ツールをご覧ください。

移行クレジット

移行クレジットの付与条件を教えてください。

1 か月あたりの費用が 200 ドルを超えており、今回の変更によって料金が上がるお客様に移行クレジットが提供されます。

移行にあたり、何か対応する必要がありますか?

請求先アカウントがない場合は、サービスの中断を防ぐため請求先アカウントを設定してください。また、移行クレジットの利用期間中にコンソールにログインして、新しい使用量をご確認ください。Google Maps Platform を最大限に活用していただくため、ぜひ最適化ガイドをご覧ください。

移行クレジットの利用期間を教えてください。

移行クレジットは 2018 年 11 月 29 日に開始され、2019 年 1 月 29 日に終了します。

なぜ移行クレジットが付与されるのですか?

移行クレジットが適用される 2 か月の間に、新たな方式での使用量と料金を確認し、必要に応じて運用を最適化していただくためです。

移行クレジットの金額はどのように算出されるのですか?

お客様に付与される移行クレジットは、10 月または 11 月の無料利用分(いずれか多い方)に基づいて決定されます。たとえば、10 月と 11 月の無料利用分がそれぞれ 120 ドルと 160 ドルだった場合、付与される移行クレジットは 1 か月あたり 160 ドルになります。

利用分によっては、付与された移行クレジットで全額を賄えない場合もあります。

請求先アカウントを切り替えても、移行クレジットが適用されますか?

移行クレジットは、2018 年 11 月 29 日時点での請求先アカウントに適用されます。請求先アカウントを切り替えたり、プロジェクトを別の請求先アカウントに関連付けたりすると、移行クレジットが適用されなくなります。

未使用の移行クレジットはどうなりますか?

未使用の移行クレジットは、移行期間中の毎月末(2018 年 11 月 30 日、2018 年 12 月 31 日、2019 年 1 月 29 日)に失効します。