このガイドでは、広告統合でテスト広告を有効にする方法について説明します。重要なのは、開発中にテスト広告を有効にして、Google の広告主に課金されることなくクリックできるようにすることです。テストモードを使わずに多くの広告をクリックすると、アカウントでの不正な操作として検出される恐れがあります。
テストを作成するには、次の 2 つの方法があります。
- Google のサンプル広告ユニットを使用する。
- 独自の広告ユニットを使用し、テストデバイスを有効にする。
前提条件
- スタートガイドの手順を完了していること
サンプル広告ユニット
テストを有効にする最も簡単な方法は、Google が提供するテスト広告ユニットを使用することです。 これらの広告ユニットは AdMob アカウントと関連付けられていないため、アカウントで無効なトラフィックが発生するリスクがありません。
これらのサンプル広告ユニットは、特定のテスト クリエイティブを参照します。
広告フォーマット | サンプル広告ユニット ID |
---|---|
アプリ起動 | ca-app-pub-3940256099942544/3419835294 |
バナー | ca-app-pub-3940256099942544/6300978111 |
インタースティシャル | ca-app-pub-3940256099942544/1033173712 |
インタースティシャル動画 | ca-app-pub-3940256099942544/8691691433 |
動画リワード | ca-app-pub-3940256099942544/5224354917 |
ネイティブ アドバンス | ca-app-pub-3940256099942544/2247696110 |
ネイティブ アドバンス動画 | ca-app-pub-3940256099942544/1044960115 |
テストデバイスを有効にする
本番環境の広告でより厳密なテストを行いたい場合は、デバイスをテストデバイスとして設定し、AdMob 管理画面で作成した独自の広告ユニット ID を使用できます。 テストデバイスは、AdMob 管理画面で追加するか、Google Mobile Ads SDK を使ってプログラムで追加します。
デバイスをテストデバイスとして追加する手順は次のとおりです。
AdMob 管理画面でテストデバイスを追加する
プログラム以外の方法でテストデバイスを追加し、新規または既存のアプリビルドをテストする場合は、AdMob 管理画面を使用します。詳細
プログラムでテストデバイスを追加する
開発中にアプリで広告をテストする場合は、以下の手順に沿ってプログラムでテストデバイスを登録します。
- 広告統合アプリを読み込み、広告リクエストを行います。
- logcat 出力で次のようなメッセージを確認します。ここには、デバイス ID とテストデバイスとしてデバイスを追加する方法が示されています。
I/Ads: Use RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds(Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231")) to get test ads on this device."
テストデバイスの ID をクリップボードにコピーします。 - コードに変更を加え、
RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds()
を呼び出し、テスト用のデバイス ID のリストに渡します。Java
List<String> testDeviceIds = Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231"); RequestConfiguration configuration = new RequestConfiguration.Builder().setTestDeviceIds(testDeviceIds).build(); MobileAds.setRequestConfiguration(configuration);
Kotlin
val testDeviceIds = Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231") val configuration = RequestConfiguration.Builder().setTestDeviceIds(testDeviceIds).build() MobileAds.setRequestConfiguration(configuration)
AdRequest.isTestDevice()
をチェックして、デバイスがテストデバイスとして正しく追加されたことを確認できます。 アプリを再実行します。広告が Google 広告の場合、広告(バナー、インタースティシャル、動画リワード)の上部中央にテスト広告というラベルが表示されます。
ネイティブ アドバンス広告の場合、広告見出しアセットの先頭に文字列「テストモード」が追加されます。
このテスト広告ラベルがある広告はクリックしても問題ありません。テスト広告のリクエスト、インプレッション、クリックは、アカウントのレポートに記録されません。
メディエーションによるテスト
Google のサンプル広告ユニットには Google 広告のみが表示されます。メディエーション設定をテストするには、テストデバイスを有効にする方法を使用してください。
メディエーション向け広告はテスト広告ラベルを表示しません。これらのネットワークがアカウントで不正な操作が誤まって検出しないように、お客様の責任で各メディエーション ネットワークに対してテスト広告を有効にしてください。詳しくは、各ネットワークのメディエーション ガイドをご覧ください。
メディエーション広告ネットワーク アダプタがテスト広告をサポートしているかどうか不明な場合は、開発中にそのネットワークからの広告をクリックしないでください。どの広告フォーマットでも getMediationAdapterClassName()
メソッドを使用すると、現在の広告を配信した広告ネットワークを特定できます。