Google Workspace 組織の統合後に Google Chat アプリを移行する必要があるかどうかを判断する

Google Workspace の組織またはドメインが別の組織またはドメインと統合されている場合は、Chat アプリの移行も必要になる場合があります。統合が必ずしも Chat アプリに影響するとは限りませんが、Chat アプリが想定どおりに動作しなくなった場合は、Chat アプリの構成方法の変更が必要になることがあります。

新しい組織で設定を更新するよう管理者に依頼してください

Chat アプリを移行する前に、管理設定がアプリに影響しているかどうか、組織の管理者に問い合わせてください。管理設定を変更すると、Chat アプリのすべての機能が復元され、移行が不要になる可能性があります。

Chat アプリを移行する必要があるかどうかは、統合した Google Workspace 組織の管理設定によって決まります。これにより、Chat アプリが機能しなくなる可能性があります。たとえば、統合した Google Workspace 組織の管理者は、Chat アプリを許可リストに追加したり、ユーザーに Chat アプリのインストールを許可する必要がある場合があります。詳細については、ユーザーに Chat アプリのインストールを許可するをご覧ください。

Chat アプリを移行する必要があるかどうかを判断する

次のいずれかの条件に該当する場合、Chat アプリは移行しなくても完全に機能します。

  • Chat アプリが Marketplace で公開されている。
  • Chat アプリの構成を最初に保存したとき、Chat アプリのデベロッパーは移行先の環境のメンバーでした。
  • Chat アプリは、メールアドレスを使用する特定のユーザーとのみ共有されます。組織の統合後も、ユーザーのメールアドレスは変わりません。

組織を統合した後の Chat アプリへのアクセス

メッセージを送信する権限のないユーザーに Chat アプリが応答しないように、Chat アプリへのアクセスは、アプリが作成されたドメインまたは組織に限定されたままになります。Chat アプリの構成を最初に保存したときに移行先の環境のメンバーであった場合、Chat アプリは引き続き想定どおりに機能します。最初に Chat アプリを保存したときに移行元の環境のメンバーであった場合、ユーザーが Chat アプリへのアクセスを維持するか失うかは、Chat アプリの共有方法によって決まります。

  • Chat アプリが DOMAIN_NAME のすべてのユーザーと共有されている場合、統合後、移行先の環境に属するユーザーは Chat アプリにアクセスできなくなります。
  • Chat アプリが特定のユーザーとグループの両方と共有されている場合、統合後も特定のユーザーは Chat アプリに引き続きアクセスできますが、グループはアクセス権を失います。グループまたはドメイン全体が Chat アプリにメッセージを送信できるようにするには、Chat アプリを移行します。