Google Maps Platform の OS とソフトウェアのサポート

モバイル OS バージョンのサポート ポリシー

モバイル オペレーティング システムが進化するなか、Google は、Google Maps Platform の機能と更新のリリースを進めています。そして今後、予測可能なスケジュールに沿って、古いモバイル OS のサポートを徐々に停止し、最小限のサポートのみを提供する OS バージョンを設定します。以下のような理由から、こうした調整は重要です。

  • OS のサポートの凍結のスケジュールがあらかじめ予測できていれば、デベロッパーは、OS のサポート終了日に備えてアプリのアップデートを計画することと、古いバージョンのアプリがサポートされる期間とデバイスについて把握することができます。
  • Google Maps Platform SDK のバージョン サポートを特定の Android および iOS のバージョンに固定すると、Google が SDK テストの範囲を拡大しやすくなります。

このセクションでは、モバイル プラットフォーム向けの Google Maps Platform のサポート ポリシーについて説明し、サポート停止のスケジュールを示します。このポリシーは、一般提供(GA)プロダクトのみを対象としています。

用語

Android OS のサポート ポリシー

Google Maps Platform SDK for Android の新しいリリースが Android OS バージョン(API レベル: 29 や 30 など)をサポートする期間は、初回のメジャー リリースから 6 年間です。

たとえば、2020 年にリリースされた Android バージョンの場合、Places SDK for Android の新しいリリースでは 2026 年までサポートされます。逆に、Android が 2020 年に OS をリリースした場合、Google Maps Platform では 2014 年にリリースされた OS バージョンまでサポートされます。このように時間を遡って考えると、Google のサポート ポリシーに含まれる次の文言を理解しやすくなります。

各年の第 3 四半期に次の内容が実施されます。

  • リリースから 6 年以上経った Android OS バージョンのサポートは凍結され、Android 向け SDK の新しいリリースでは、1 つ前のバージョンが最小限サポートされる OS バージョンになります。

    たとえば、2022 年第 3 四半期、つまり Android の新しいリリースが通常発表される時期に、Android 7(2016 年リリース)が凍結され、Android 向け SDK の新しいリリースでは、Android 8 が最小限サポートされる OS バージョンになります。この時点より前にリリースされた最後の SDK バージョンが、Android 7 の最後のサポート バージョンになります。

  • そのため、アプリ デベロッパーは、そのアプリの新しいバージョンで最小限サポートされている OS のバージョンをアップするかどうかを決定し、それに応じてビルドと依存関係にあるバージョンを指定する必要があります。

    上記の例では、以前のバージョンの SDK でビルドされたアプリは引き続き Android 7 搭載のデバイスで動作し、これより後にリリースされたバージョンの SDK でビルドされたアプリ バージョンは、Android 7 搭載のデバイスでは動作しなくなります。 アプリのビルド依存関係が新しいバージョンの SDK にアップグレードされると、新しいバージョンのアプリを実行できるようにするには、ユーザーは自分のデバイスを Android 8 以降にアップグレードする必要があります。

Google Play 開発者サービスとして提供されている Maps SDK for Android は、OS バージョンの凍結スケジュールの例外になります。

Maps SDK for Android

Maps SDK for Android はこの OS バージョンのサポート ポリシーの対象外です。Maps SDK for Android ランタイムは、Google Play 開発者サービス(Google モバイル サービスまたは「GMS Core」とも呼ばれます)に含まれています。これは Android デバイスで Google アプリを実行するには必須です。Google Play 開発者サービスは独自の Android API レベルのサポート スケジュールに従うため(こちらのお知らせを参照)、Maps SDK for Android のサポート スケジュールは Google Play 開発者サービスの OS サポートによって決まります。Google Play 開発者サービスが実施されている Android API のバージョンについては、Google Play 開発者サービスの設定をご覧ください。

ただし、Google Play 開発者サービスのマップ ランタイムで動作する Maps SDK for Android クライアント ライブラリ(API ファサード)は、特定の Android API レベルでバージョン管理され、サポートされています。Maps SDK for Android を使用してアプリをビルドする際に、デベロッパーはクライアント ライブラリのバージョンを依存関係として設定してください。

Google では、最新の com.google.android.gms.play-services-maps クライアント ライブラリを使用することをおすすめしています。これにより、Google Play 開発者サービスの最新バージョンが搭載されたアプリで Google Maps Platform の最新機能を利用できます。

新しいバージョンのクライアント ライブラリを使用しているアプリが、古いバージョンの Google Play 開発者サービスを搭載したデバイスで実行されている場合、呼び出された新しい機能は、そのデバイス上では機能しません。その場合でも、アプリのクラッシュや例外は発生しません。

Android リリースの詳細については、Android SDK プラットフォーム リリースをご覧ください。

iOS のサポート ポリシー

Google Maps Platform SDK for iOS の新しいリリースでは、iOS バージョンは最初のメジャー リリースから最低 3 年間はサポートされます。

たとえば、2020 年の秋にリリースされた iOS バージョンの場合、Google Maps Platform では 2023 年の春までサポートが継続されます。

各年の第 2 四半期

  • リリースから 3 年以上経った iOS バージョンのサポートは凍結され、1 つ前のバージョンが最小限サポートされる OS バージョンになります。

    たとえば、iOS 12(2018 年 9 月リリース)のサポートは 2022 年の第 2 四半期に凍結され、新しいバージョンの iOS 向け Google Maps Platform SDK では iOS 13 が最小限サポートされる OS になります。この時点より前にリリースされた最後の SDK バージョンが、iOS 12 の最後のサポート バージョンとなります。

  • そのため、アプリ デベロッパーは、アプリの新しいバージョンに対してサポートされている最小 OS を引き上げるかどうかを決定し、それに応じてビルドの依存関係バージョンを指定する必要があります。

    上記の例では、以前のバージョンの SDK でビルドされたアプリは引き続き iOS 12 搭載のデバイスで動作し、これより後にリリースされたバージョンの SDK でビルドされたアプリ バージョンは、iOS 12 搭載のデバイスでは動作しなくなります。アプリのビルド依存関係が新しいバージョンの SDK にアップグレードされると、新しいバージョンのアプリを実行できるようにするには、ユーザーは自分のデバイスを iOS 13 以降にアップグレードする必要があります。

SDK サポート

Google Maps Platform モバイル SDK の新しいバージョンがリリースされると、Google では以下のことを行います。

  • 最小限サポートされている OS バージョンまで遡って、各 OS バージョンと照らし合わせてテストします。
  • SDK パッチはリリース後 6 か月間提供されます。
  • 下位互換性に関する不具合は、リリース後 12 か月間は修正されます。
  • 12 か月経つと、次の SDK バージョンのバグが修正されます。

SDK バージョンは、その SDK バージョンが廃止されるまで Google Maps Platform のバックエンドで動作します。

IDE サポート

iOS 向け Google Maps Platform SDK は、Apple の統合開発環境である Xcode で行われる iOS 向け開発に対応しています。Xcode のバージョンには、Swift プログラミング言語のバージョンと、Apple オペレーティング システムのバージョンに応じた SDK があります。

Google では、iOS 用 Google Maps Platform SDK の新しいメジャー バージョンで最小限サポートされている Xcode のバージョンを定期的に引き上げています。リリースノートとサポート対象のソフトウェアに関するトピックをチェックして、ビルドに使用する SDK のバージョンで最小限サポートされている Xcode のバージョンを確認してください。

ブラウザ サポート

Maps JavaScript API と Maps Embed API は、以下のウェブブラウザをサポートしています。

パソコン
  • Microsoft Edge の最新バージョン(Windows)
  • Firefox の最新バージョンと以前のバージョン(Windows、macOS、Linux)
  • Chrome の最新バージョンと以前のバージョン(Windows、macOS、Linux)
  • Safari の最新バージョンと以前のバージョン(macOS)

2021 年 8 月より、Internet Explorer 11 のユーザーに対して地図の上部に警告メッセージが表示されます。Internet Explorer 11 をサポートする Maps JavaScript API の最後のバージョンは v3.47 です。Internet Explorer 11 のサポートは 2022 年 8 月に完全に終了します。 これは、Edge の IE モードにも当てはまります。

Android
  • Chrome の最新バージョン(Android 4.1 以降に搭載)
  • Chrome WebView(Android 4.4 以降に搭載)
iOS
  • Mobile Safari(iOS の最新バージョンおよび以前のメジャー バージョンに搭載)
  • UIWebView と WKWebView(iOS の最新バージョンおよび以前のメジャー バージョンに搭載)
  • Chrome for iOS の最新バージョン