Google Maps Platform Indonesia の移行ガイドとよくある質問

概要

このドキュメントでは、インドネシアのお客様を対象に、Google Cloud Platform(GCP)と Google Maps Platform の使用量を別々のプロジェクトに分けて管理する方法を説明します。

要点

  • Google Cloud Platform のサービスをインドネシアで利用されるお客様を対象に、新しいエンティティ「PT Google Cloud Indonesia」が開設されます。
  • これに伴い、Google Cloud Platform と Google Maps Platform を同じ請求先アカウントで課金管理できなくなります。
  • Google Cloud Platform と Google Maps Platform のサービスを両方ご利用のお客様は、それらを別々のプロジェクトに分割する必要があります。

移行ガイド

よくある質問


移行ガイド

対応が必要かどうかを確認する

次の手順に沿って、利用しているサービスの種類を請求先アカウントで確認します。

  1. Google Cloud Console に移動します。
  2. 左側のメニューを開き、[お支払い] > [レポート] を選択します。
  3. [フィルタを表示] を選択し、[グループ条件] で [SKU] を選択します。
  4. [サービス] 列の表示を確認します。
    • Google Cloud Platform サービスを利用していない場合は、請求先アカウントのプロジェクトに対して何も行う必要がありません。
    • それ以外の場合は、次の手順に従って、対応が必要なプロジェクトを特定します。
  5. プロジェクトごとのフィルタを追加します。
  6. プロジェクトを個別にチェックし、Google Maps Platform と Google Cloud Platform のサービスを利用しているかどうか確認します。
  7. 次のように対応します。
    1. GCP のみをインドネシア ルピア(IDR)で使用している場合: 何もする必要がありません。
    2. GCP のみを米ドル(USD)で使用している場合: GCP の請求先アカウントを現地通貨(インドネシア ルピア)に移行します。
    3. Google Maps Platform のみを IDR または USD で使用している場合: 現時点では何もする必要がありません。
    4. GCP と Google Maps Platform を別々のプロジェクト(IDR または USD)で使用している場合: 現時点では何もする必要がありません。
    5. GCP と Google Maps Platform を同じプロジェクト(IDR または USD)で使用している場合: Google Maps Platform の使用明細を別のプロジェクトに分けます(こちらの手順をご覧ください)。

    注: 請求先アカウントの通貨は、Cloud Console のお支払いの概要で確認できます。

Google Maps Platform の使用明細を別のプロジェクトに分ける

Google Cloud Platform と Google Maps Platform の両方を同じプロジェクトの請求先アカウントで管理している場合は、以下の手順に沿って、Google Maps Platform の使用明細を新しいプロジェクトに分けます。

新しいプロジェクトを作成する

  1. Cloud Console に移動します。
  2. 左側のメニューを開き、[IAM と管理] > [リソースの管理] を選択します。
  3. ページの上部にある [組織の選択] プルダウン リストで、プロジェクトを作成する組織を選択します。
  4. [プロジェクトを作成] をクリックします。
  5. [新しいプロジェクト] ウィンドウが表示されます。プロジェクト名を入力し、該当する請求先アカウントを選択します。
  6. プロジェクトをフォルダに追加する場合は、[場所] ボックスにフォルダ名を入力します。
  7. 新しいプロジェクトの詳細をすべて入力したら、[作成] をクリックします。

新しい API キーを作成する

  1. Cloud Console に移動します。
  2. 左側のメニューを開き、[Google Maps Platform] > [認証情報] を選択します。
  3. [認証情報を作成] を選択し、プルダウン メニューから [API キー] を選択します。
  4. [作成] ボタンをクリックします。[API キーを作成しました] ダイアログ ボックスに、新しく作成したキーが表示されます。
  5. API キーを制限します。保護されていない API キーを公開すると、お客様のアカウントに予期しない料金が請求される可能性があります。

変更を適用する

  1. Cloud Console に移動します。
  2. Google Maps Platform の使用を認証する古い API キーを、新しいプロジェクトで作成した新しい API キーに置き換えます。

よくある質問

新しく PT Google Cloud Indonesia が開設されるのはなぜですか?

インドネシアで Google Cloud Platform をお使いのお客様により良いサービスを提供するため、Google Cloud チームは PT Google Cloud Indonesia をリリースいたします。Google Cloud Platform のお客様には、米ドルから現地通貨(インドネシア ルピア)でのお支払いに移行していただきます。

Google Cloud Platform と Google Maps Platform サービスの課金を同じ請求先アカウントで管理できないのはなぜですか?

現地の法律と規制により、Google Cloud Platform の使用料は Google Cloud Indonesia(インドネシア ルピア)から請求し、Google Maps Platform の使用料は Google Asia Pacific(米ドル)から請求する必要があります。

使用明細を分ける必要があるのはなぜですか?

PT Google Cloud Indonesia の開設に備え、使用明細を分けていただくようすべてのお客様にお願いしています。間もなく Google Cloud Platform または Google Maps Platform の使用量を管理するビジネス用の請求先アカウントを作成できるようになります。

Google Cloud Platform サービスとは分ける必要がある Google Maps Platform サービス(マップ、ルート、プレイス)を教えてください。

Google Maps Platform API の一覧をこちらでご確認ください。

Google Maps Platform と Google Cloud Platform の両方のサービスで使用する請求先アカウントを作成できますか?

近い将来、インドネシアで新しい請求先アカウントを作成する際、その請求先アカウントの支払い対象となるビジネスを選択するようになります。Google Cloud Platform アカウントまたは Google Maps Platform アカウントを選択していただく必要があります。

Google Maps Platform の使用料をインドネシア ルピアで支払うことはできますか?

Google Maps Platform の使用料は米ドルのみでのご請求となります。