セッション トークン

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Place Autocomplete(従来版)は、セッション トークンを使用して、ユーザーの予測入力検索のクエリと選択フェーズを、請求処理のために個別のセッションにグループ化します。セッションは、ユーザーが検索語句を入力し始めたときに開始され、ユーザーが場所を選択し、Place Details(従来版)が呼び出されると終了します。セッションによっては、複数の自動入力クエリが入力された後に、1 つの場所が選択される場合もあります。セッション内の各リクエストに使用する API キーは、同じ Google Cloud コンソール プロジェクトに属している必要があります。セッションが終了すると、トークンは無効になります。アプリでは、セッションごとに新しいトークンを生成する必要があります。sessiontoken パラメータを省略する場合や、セッション トークンを再利用する場合は、セッション トークンが指定されていない場合と同様にセッションが課金されます(各リクエストが個別に課金されます)。

次のガイドラインに従うことをおすすめします。

  • すべての予測入力セッションでセッション トークンを使用します。
  • セッションごとに新しいトークンを生成します。
  • セッション内のすべての Place Autocomplete(従来版)リクエストと Place Details(従来版)リクエストに使用される API キーが、同じ Google Cloud コンソール プロジェクトに属していることを確認します。
  • 新しいセッションごとに固有のセッション トークンを渡すようにしてください。複数のセッションで同じトークンを使用すると、リクエストごとに課金されます。

必要に応じて、リクエストから予測入力セッション トークンを省略できます。セッション トークンを省略すると、Autocomplete - Per Request SKU がトリガーされ、各リクエストが個別に課金されます。セッション トークンを再使用すると、そのセッションは無効とみなされ、セッション トークンを渡さなかった場合と同様にリクエストが課金されます。

ユーザーがクエリを入力すると、キーを数回打つごとに(1 文字ずつではなく)予測入力リクエストが呼び出され、候補のリストが返されます。 ユーザーが結果リストから選択を行うと、その選択がリクエストとしてカウントされ、検索中に行われたすべてのリクエストがバンドルされて 1 つのリクエストとしてカウントされます。ユーザーが場所を選択すると、その検索クエリは料金なしで利用できます。料金が発生するのは、場所データ リクエストのみです。セッションの開始から数分以内にユーザーが選択を行わなかった場合は、検索クエリのみが課金されます。

では、このイベントフローをアプリの観点から見てみましょう。

  1. ユーザーがクエリの入力を開始し、「Paris, France」を検索します。
  2. アプリはユーザー入力を検出すると、新しいセッション トークン「トークン A」を作成します。
  3. ユーザーが入力を始めると、API が数文字ごとに予測入力リクエストを実行し、各々に新しい候補結果のリストを表示します。
    "P"
    "Par"
    "Paris,"
    "Paris, Fr"
  4. ユーザーが選択を行うと:
    • このクエリによるすべてのリクエストはグループ化され、「トークン A」で表されるセッションに 1 つのリクエストとして追加されます。
    • ユーザーの選択は Place Detail リクエストとしてカウントされ、「トークン A」で表されるセッションに追加されます。
  5. セッションが終了し、アプリは「トークン A」を破棄します。

Place Autocomplete(従来版)リクエストに対する課金方法については、使用量と課金をご覧ください。

セッション トークンを作成する

セッション トークンは、任意のプログラマティック メカニズムを使用して作成できます。セッション トークンには バージョン 4 の UUID を使用することをおすすめします。