Google Drive Activity API は、ユーザーの Google ドライブ内のオブジェクトに対する変更を表す DriveActivity
リソースと、それらの変更に関する情報を取得できる activity.query
メソッドで構成されています。
リクエスト
アプリが activity.query
メソッドを使用して、ユーザーのアクティビティ データをリクエストします。特定のドライブ アイテム、またはドライブ フォルダの下にあるすべてのアイテムに対するアクティビティをリクエストできます。特定のリクエストに対して、時間範囲やアクション タイプなどの制約によってレスポンスを制限し、レスポンスにアクティビティを統合できます。詳しくは、Drive Activity API でリクエストを行うをご覧ください。
レスポンス
リクエストに対するレスポンスは、指定されたパラメータに一致するアクティビティのリストです。DriveActivity
リソースは各アクティビティを表します。
DriveActivity
リソースは、Action
オブジェクトのコレクションです。各オブジェクトはイベントのように自己完結しています。Action
には、ActionDetail
(Create
や Edit
など)、Actor
(User
や Administrator
など)、Target
(DriveItem
や Drive
など)、Timestamp
または TimeRange
が含まれます。
DriveActivity
リソースには、すべてのアクションのすべての Actor
と Target
、統合された Timestamp
または TimeRange
、Action
の最も重要な、または代表的な ActionDetail
など、概要情報も含まれます。
詳しくは、Drive Activity API データモデルをご覧ください。
アクティビティ履歴の表示
この API を使用しても、ドライブでのアクティビティの一部が報告されないことがあります。Drive Activity API がオブジェクトに対する特定の変更をレポートするかどうかは、その変更(またはその変更に関する情報)を、アプリケーションで認証されたユーザーが見られるかどうかによって異なります。
可視性は、オブジェクトに設定された権限に基づきます。ドライブでファイルやフォルダを共有する場合、いくつかのシナリオがあります。
- 作成者がドキュメントを共有すると、そのドキュメントの作成者だけでなく、共有先の認証済みユーザーもそのドキュメントのアクティビティ履歴を確認できます。
- あるユーザーとドキュメントを共有した後で非公開にした場合、認証されたユーザーは、アクセス権があったときのすべてのアクティビティ履歴と、権限が制限されたことを確認できます。
- ドキュメントが一度も共有されていない場合、ユーザーはアクティビティ履歴を表示できません。
はじめに
Drive Activity API を最大限に活用するには、まずアプリを Google Drive API と統合します。Drive Activity API の使用を開始するには、プロジェクトを作成してリクエストを承認する方法をご覧ください。または、API リファレンスでアクティビティの詳細を確認してください。