このドキュメントでは、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるためのテクニックについていくつか説明します。わかりやすく説明するために、他の API や汎用 API を例として使用する場合もありますが、Campaign Manager 360 API にも同じ概念が適用されます。
gzip を使用した圧縮
リクエストごとに必要な帯域幅を減らすには、gzip 圧縮を有効にするのが簡単で便利な方法です。圧縮を行うと展開が必要になる分 CPU 時間が長くなりますが、多くの場合、そのデメリットを大きく上回るネットワーク コストの節約効果が得られます。
gzip でエンコードされたレスポンスを受け取るには、2 つの準備作業が必要です。1 つは Accept-Encoding
ヘッダーを設定すること、もう 1 つはユーザー エージェントに gzip
という文字列を追加することです。gzip 圧縮を有効にする正しい HTTP ヘッダーの例を次に示します。
Accept-Encoding: gzip User-Agent: my program (gzip)
部分リソースを使用した作業
リクエストするデータを必要な部分のみに限定して API 呼び出しのパフォーマンスを向上させる方法もあります。こうすると、アプリケーションで不要なフィールドの転送、解析、保存を行う必要がなくなるため、ネットワーク、CPU、メモリなどのリソースを効率良く利用できるようになります。
部分レスポンス
デフォルトでは、サーバーはリクエストの処理後に、完全に表示された形のリソースを送り返します。パフォーマンスを向上させるため、本当に必要なフィールドだけを送信するようサーバーに指示し、代わりに「部分レスポンス」を取得することができます。
部分レスポンスをリクエストするには、fields
リクエスト パラメータを使用して取得するフィールドを指定します。このパラメータは、レスポンス データを返す任意のリクエストで使用できます。