レポート機能に関するおすすめの方法

このページでは、レポートの作成時に推奨される方法をいくつか紹介します。

レポートを保存して再利用する

同じレポートを何度も挿入したり削除したりするとリソースが浪費されるため、定期的に実行するクエリのレポートを作成して保存することをおすすめします。相対的な期間YESTERDAYLAST_7_DAYS など)を使用すると、レポートの再利用が簡単になります。

スケジュール設定されたレポート

アドホック(1 回限り)のレポートは個別に実行され、不完全なデータセットに対しても実行される可能性があるため、リソースを浪費するおそれがあります。スケジュールに基づくレポートは一括して実行され、前日分のデータ処理が完了するまで実行されないことが保証されているため、レポート リソースが最大限に活用されます。詳しくは、使用できるスケジュールのフィールドをご覧ください。

レポートのステータスをポーリングする際に指数バックオフを使用する

レポートの実行にかかる時間を予測することはできません。時間の長さは、期間や処理されるデータの量など多くの要因によって、数秒から数時間まで変動します。また、レポートのランタイムと、レポートで返される行数には相関関係がありません。したがって、レポートの実行がいつ完了したかを確認するには、実行中のレポートのステータスを定期的にチェックする必要があります。これは「ポーリング」と呼ばれるプロセスです。

ポーリングは必須ですが、長時間実行されるレポートがある場合、実装が非効率な場合は割り当てをすぐに使い果たしてしまう可能性があります。そのような場合は指数バックオフを使用して、再試行回数を制限し割り当てリソースを節約することをおすすめします。

マルチパート ダウンロードを実施する

レポート ファイルは最大で数ギガバイトになる場合があります。このようなレポートを 1 回のリクエストでダウンロードすると、接続の問題が発生する可能性があります。また、1 回のリクエストによるダウンロードが中断された場合、リクエストを再開する方法はなく、失敗したダウンロードを途中から再開することもできません。したがって、マルチパート ダウンロードを使用して、大容量のダウンロードを小さなチャンクに分割することをおすすめします。分割された 1 回のダウンロードが失敗した場合、その時点からダウンロードを再開できます。

ダウンロードを分割することには多くのメリットがありますが、分割されたダウンロードと同じ数のリクエストが個別に生成されます。そのため、割り当てを無駄にしないように、最小サイズを 10 MB にすることをおすすめします。ただし、レポートサイズの平均が非常に大きい場合は、接続速度が許す限り、分割するサイズを大きくすることを検討してください。

レポートの割り当てを検討する

キャンペーン マネージャー 360 のレポート機能を責任ある形で利用していただくため、サービス全体で次の 3 つの使用量割り当てが適用されます。

  1. アドホック レポートの実行数(1 日あたり)

    キャンペーン マネージャー アカウント / キャンペーン マネージャー ユーザー プロフィールが 24 時間以内に実行できるアドホック レポートの数を制限します。割り当てを超えないようにするには、次のようにします。

    • 重複レポートを削減します。
    • 定期的に実行されるレポートをスケジュール設定します。
    • 不要な API スクリプトを無効にします。
  2. 有効なスケジュールに基づくレポート

    一定期間にキャンペーン マネージャー アカウント / キャンペーン マネージャー ユーザー プロフィールがアクティブにスケジュール設定できるレポートの数を制限します。割り当てを超えないようにするには、次のようにします。

    • 重複レポートを削減します。
    • 不要なスケジュール設定されたレポートを無効にします。
    • 不要な API スクリプトを無効にします。
  3. 同時レポート

    キャンペーン マネージャー アカウント / キャンペーン マネージャー ユーザー プロフィールが同時に実行できるレポートの数を制限します。割り当てを超えないようにするには、次のようにします。

    • 定期的に実行されるレポートをスケジュール設定します。
    • 不要な API スクリプトを無効にします。
    • バックオフ ロジックを実装します。

レポートの実装を最適化しているにもかかわらず、特定の割り当てを超えている場合は、お問い合わせフォームからキャンペーン マネージャー 360 サポートまでお問い合わせください。