Google アナリティクスにページビューを送信する方法は 2 つあります。
デフォルトの動作
サイトに gtag.js を追加すると、gtag.js スニペットにはデフォルトでページビューを送信する config コマンドが含まれています。このコマンドにパラメータを追加して、ページビューの動作を設定します。
gtag('config', 'GA_MEASUREMENT_ID', <parameters>);
<parameters>
は、Google アナリティクスの初期化方法を設定するオブジェクトです。ページビューの動作は、以下のキーを使用してカスタマイズすることができます。
名前 | タイプ | 必須 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|---|
page_title |
string |
× | document.title | ページのタイトル。 |
page_location |
string |
× | location.href | ページの URL。 |
page_path |
string |
× | location.pathname |
ページへのパス。オーバーライドする場合は、値の最初にスラッシュ( |
send_page_view |
boolean |
× | true |
ページビューを送信するかどうかを指定。 |
たとえば、次の例では page_title
と page_path
の値をオーバーライドします。
gtag('config', 'GA_MEASUREMENT_ID', {
'page_title' : 'homepage',
'page_path': '/home'
});
複数のプロパティ
複数の Google アナリティクス プロパティにページビューを送信する場合は、以下のように gtag('config')
の呼び出しで 1 つずつプロパティを指定します。
gtag('config', 'GA_MEASUREMENT_ID_1');
gtag('config', 'GA_MEASUREMENT_ID_2');
これは永続的な設定ではないため、gtag.js
スニペットを使用して、サイトのすべてのページで同じ設定を行う必要があります。
手動のページビュー
ほとんどの場合、Google アナリティクスの実装でデフォルトのスニペットを変更する必要はありません。ただし、ページビューの送信方法を個別に制御したい場合(シングルページ アプリケーションや無限スクロールなど)は、次の操作を行ってください。
ページビュー測定を無効化する
デフォルトのページビュー ヒットを無効にするには、gtag.js
スニペットで send_page_view
パラメータを false
に設定します。
gtag('config', 'GA_MEASUREMENT_ID', {
send_page_view: false
});
send_page_view
の設定はページ間で保持されないため、自動ページビューを無効にするウェブサイトのすべてのページで同じ設定を行う必要があります。
スニペットで複数のプロパティを設定している場合は、各 config コマンドでページビューを無効にします。
gtag('config', 'GA_MEASUREMENT_ID_1', {
send_page_view: false
});
gtag('config', 'GA_MEASUREMENT_ID_2', {
send_page_view: false
});
page_view
イベントを手動で送信する
必要に応じて、次のように gtag
を呼び出します。プレースホルダの値は、適切な値に置き換えてください。
gtag('event', 'page_view', {
page_title: '<Page Title>',
page_location: '<Page Location>',
page_path: '<Page Path>',
send_to: '<GA_MEASUREMENT_ID>'
})