Google が提供する Android サンプルアプリを使用して、アナリティクスの仕組みを確認したり、アナリティクスを既存のアプリに追加したりできます。
必須: 最新版の Android Studio および Google Play 開発者サービス
プロジェクトを取得する
初めて Google サービス サンプルを使用する場合は、google-services レポジトリをチェックアウトします。
$ git clone https://github.com/googlesamples/google-services.git
Android Studio を開きます。
[File] > [Open] を選択し、google-services
レポジトリをクローンした場所を参照して、google-services/android/analytics
を開きます。
global_tracker.xml の作成
次の内容の app/src/res/xml/global_tracker.xml
ファイルを作成します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <resources> <string name="ga_trackingId" translatable="false">${YOUR_TRACKING_ID}</string> </resources>
${YOUR_TRACKING_ID}
は自分のトラッキング ID に置き換えてください。
サンプルの実行
これで、Android Studio からサンプルをビルドして実行する準備ができました。
サンプルをビルドして、[Run] ボタンをクリックし、接続済みの端末またはエミュレータを選択します。

アナリティクスのアクティビティを記録したログメッセージを確認します。別のスクリーンでのアクティビティを記録するには、左または右にスワイプします。
アナリティクスにアクセスして、アプリを登録したアナリティクス アカウントでログインします。わからない場合は、先ほどプロジェクトに追加した google-services.json
ファイルで、アナリティクス トラッキング ID を確認します。レポートのプルダウンにあるアナリティクス アカウント検索に、その ID をコピーします。該当するプロパティの [リアルタイム] > [サマリー] レポートを選択します。

これでアプリのアクティビティをリアルタイムで表示できるようになりました。[スクリーン ビュー] グラフには、スクリーン ビュー数が表示されます。アプリのタブをクリックすることで、より多くのビューをトリガーすることができます。このレポートでは、アクティビティがサーバーに到達したときにリアルタイムで表示されるため、設定を迅速にテストすることができます。

仕組み
ウェブ トラッキングと同様に、モバイル向けアナリティクスでは、アナリティクス サーバーにデータを送信するアナリティクス ビーコンを使用して、アプリに対するユーザー行動を収集します。アプリの固有のビューは、それぞれアナリティクスのスクリーン ビューに対応しています。レポートでは、過去 30 分以内のすべての接点データが集計されます。
このサンプルでは、Tracker
インターフェース(コードサンプルでは mTracker
)を使用してスクリーン名を取得し、アプリに関連付けられたアナリティクス アカウントにスクリーン ビューとしてスクリーン名を送信します。
注: ウェブ トラッキングとは異なり、アナリティクス モバイル SDK では、端末の無線通信量を節約したり、オフライン期間のユーザー行動を処理したりするため、アクティビティ シグナルを一括でアップロードします。
Log.i(TAG, "Setting screen name: " + name); mTracker.setScreenName("Image~" + name); mTracker.send(new HitBuilders.ScreenViewBuilder().build());
次のステップ
Google アナリティクスを使用して、UI 要素のタップ(イベント トラッキングを使用)や、Google Play キャンペーン アクティビティ(キャンペーン トラッキングを使用)などのアプリ使用に関する情報をより多く収集する方法についてご確認ください。
うまく試すことができず問題が発生した場合は、 Google までご連絡ください。