概要

General Transit Feed Specification リファレンス

このドキュメントでは GTFS 乗換案内フィードを構成するファイルの種類について説明し、これらすべてのファイルで使われるフィールドを定義します。

目次

  1. 用語の定義
  2. フィード ファイル
  3. ファイルの要件
  4. フィールドの定義

用語の定義

このセクションではドキュメントで使われる用語を定義します。

  • 必須フィールド - フィードに必ず含める必要があるフィールド列です。各レコードに値を指定する必要があります。一部の必須フィールドには空の文字列値を指定できます。空の文字列を入力するには、そのフィールドに対応するカンマの間に何も指定しないようにします。「0」は「0 という値の文字列」として解釈されるため、空の文字列とは異なる点に注意してください。詳しくは各フィールドの定義を参照してください。
  • 任意フィールド - 省略可能なフィールド列です。任意フィールド列を含める場合、フィードの各レコードにその列の値を指定する必要があります。その列の値がないレコードには、値として空の文字列を指定できます。一部の任意フィールドには空の文字列値を指定できます。空の文字列を入力するには、そのフィールドに対応するカンマの間に何も指定しないようにします。「0」は「0 という値の文字列」として解釈されるため、空の文字列とは異なる点に注意してください。
  • 条件付き必須フィールド - 特定の条件下で必須となります。条件については、フィールドまたはファイルの「詳細」欄に記載されています。この条件外では、このフィールドやファイルは省略することができます。
  • 一意なデータセット - このフィールドには、列内の一意の単一エンティティに対応する値を指定します。たとえば、あるルートに 1A という ID を割り当てた場合、別のルートがこのルート ID を使用することはできません。しかし、場所はルートとは異なるタイプのエンティティとなるため、場所に対してこの 1A という ID を割り当てることは可能です。

フィード ファイル

この仕様では、以下に示すファイルと、それぞれに関連する内容が定義されています。

ファイル名 必須 定義
agency.txt 必須 このフィードのデータを提供する 1 社以上の交通機関。
stops.txt 必須 乗客が乗り降りする停車地点。
routes.txt 必須 交通機関のルート。ルートとは利用者に 1 つのサービスとして表示される、旅程のグループのことです。
trips.txt 必須 各ルートの旅程。旅程とは一定の時間に 2 回以上の停車を伴う移動行程を指します。
stop_times.txt 必須 各旅程の個々の停車地への到着時刻と出発時刻。
calendar.txt 条件付き必須 週間時刻表に基づいた各サービス ID の運行スケジュール。サービスの開始日と終了日に加えて、サービスが利用できる曜日を指定します。運行スケジュールのすべてが calendar_dates.txt に定義されていない限り、このファイルは必須です。
calendar_dates.txt 条件付き必須 calendar.txt ファイルで定義されたサービス ID の例外的な運行スケジュール。calendar.txt が省略されている場合、calendar_dates.txt は必須で、すべての運行スケジュールを記載する必要があります。
fare_rules.txt 任意 交通機関のルートの料金情報を適用するための規則。
shapes.txt 任意 交通機関のルートを示す線を地図に描くための規則。
frequencies.txt 任意 一定の時間間隔で運行していないルートの運行間隔(旅程の時間間隔)。
transfers.txt 任意 乗換地点で別のルートに乗り継ぐための規則。
feed_info.txt 任意 フィード自体に関するその他の情報(フィード提供者、バージョン、有効期間などの情報)。

ファイルの要件

ファイルの形式と記述内容は、次の条件を満たしている必要があります。

  • General Transit Feed Spec(GTFS)で使用するすべてのファイルはカンマ区切りのテキスト ファイルとして保存します。
  • 各ファイルの最初の行にフィールド名を含めます。フィールドの定義セクションの各サブセクションに、乗換案内フィードのファイルごとに使用できるフィールド名の一覧を記載しています。
  • すべてのフィールド名で大文字と小文字が区別されます。
  • フィールド値にタブ、キャリッジ リターン、改行コードなどは使用できません。
  • 引用符またはカンマを含むフィールド値は引用符で囲みます。フィールド値内の引用符にも、それぞれに引用符を 1 つ付ける必要があります。これは、Microsoft Excel から出力されたカンマ区切り(CSV)ファイルの場合と同じです。CSV ファイル形式について詳しくは、http://tools.ietf.org/html/rfc4180 を参照してください。カンマ区切りファイルでフィールド値を記述する方法を以下で確認ください。
    • 元のフィールド値: Contains "quotes", commas and text
    • CSV ファイルの場合のフィールド値: "Contains ""quotes"", commas and text"
  • フィールド値に HTML タグ、コメント、またはエスケープ シーケンスを含めることはできません。
  • フィールドまたはフィールド名の間の余分なスペースはすべて削除してください。多くのパーサーではこうしたスペースが値の一部として解釈され、エラーの原因となることがあります。
  • 各行の末尾は CRLF または LF の改行文字で終わらせます。
  • すべての Unicode 文字をサポートできるよう、ファイルは UTF-8 エンコーディングで保存します。Unicode バイト順マーク(BOM)文字を含むファイルも使用できます。BOM 文字や UTF-8 の詳細は、Unicode よくある質問を参照してください。
  • フィード ファイルは zip 形式で圧縮します。

フィールドの定義

agency.txt

ファイル: 必須

フィールド名 必須 詳細
agency_id 任意 agency_id フィールドには 1 つの交通機関を一意に識別する ID を指定します。1 つの乗換案内フィードで複数の交通機関からのデータを表すことも可能です。agency_id はデータセットにおいて一意になるよう指定してください。このフィールドは 1 つの交通機関のみの情報を含む乗換案内フィードでは省略可能です。
agency_name 必須 agency_name フィールドには交通機関の正式名称を指定します。Google マップにはこの名称が表示されます。
agency_url 必須 agency_url フィールドには交通機関の URL を指定します。値には http:// や https:// を含む完全な URL を指定します。URL に特殊文字が含まれる場合はその前に適切なエスケープ文字が必要です。完全な URL 値を作成する方法については、http://www.w3.org/Addressing/URL/4_URI_Recommentations.html を参照してください。
agency_timezone 必須 agency_timezone フィールドには交通機関の所在地の時間帯(タイムゾーン)を指定します。時間帯名にスペースを含めることはできませんが、下線文字は使用できます。有効な値の一覧については http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_tz_zones(リンク先は英語)をご覧ください。フィードに複数の交通機関を指定する場合は、それぞれの agency_timezone を同じにする必要があります。
agency_lang 任意 agency_lang フィールドには、その交通機関で主に使用される言語を IETF BCP 47 言語コードで指定します。GTFS を利用するアプリケーションはこの設定を基に、フィードに適用される大文字と小文字の使い分けやその他の言語固有の規則を選択できます。IETF BCP 47 の概要については、http://www.rfc-editor.org/rfc/bcp/bcp47.txt や http://www.w3.org/International/articles/language-tags/(リンク先はいずれも英語)をご覧ください。
agency_phone 任意 agency_phone フィールドには交通機関の代表電話番号を 1 つ指定します。このフィールドには電話番号を表す文字列値を指定します。その交通機関の運行地域で一般的な表記法で記述してください。局番と番号を区切るハイフンなどの記号も必要に応じて含めます。語呂合わせの文字で番号を指定することもできますが(TriMet の「503-238-RIDE」など)、それ以外のテキストをこのフィールドに含めることはできません。
agency_fare_url 任意 agency_fare_url には、利用者がその交通機関の乗車券や定期券などオンラインで購入できるウェブページの URL を指定します。値には http:// や https:// を含む完全な URL を指定します。URL に特殊文字が含まれる場合は適切にエスケープする必要があります。完全な URL 値を作成する方法については、http://www.w3.org/Addressing/URL/4_URI_Recommentations.html を参照してください。
agency_email 任意 交通機関のカスタマー サービス部門で現在実際に使用されているメールアドレスを 1 つ指定します。このメールアドレスは、乗客がその交通機関のカスタマー サービス担当者に直接問い合わせできる連絡先と見なされます。

stops.txt

ファイル: 必須

フィールド名 必須 詳細
stop_id 必須 stop_id フィールドには停車地、駅、駅の出入口を一意に識別する ID を指定します。複数のルートで同じ停車地を使用できます。stop_id は該当のレコード(データベースのメインキーなど)の内部向け ID として使用されるため、stop_id ではデータセットに一意なものにする必要があります。
stop_code 任意 stop_code フィールドには乗客が停車地を一意に識別できるような短いテキストまたは番号を指定します。停車地コードは電話ベースの交通機関情報システムでよく使われるほか、乗客が特定の停車地の停車時刻やリアルタイムの到着情報を取得しやすくするため、停車地の標識に表記されることもあります。stop_code フィールドには乗客が停車地を一意に識別できるような短いテキストまたは番号を指定します。stop_id が乗客向けに指定されている場合は、stop_codeフィールドに同じ値を指定できます。停車地に乗客に表示されるコードがない場合はこのフィールドを空白にします。
stop_name 必須 stop_name フィールドには停車地、駅、駅の出入口の名前を指定します。その地域の人や旅行者が理解できる名前を使用してください。
stop_desc 任意 stop_desc フィールドには停車地の説明を指定します。わかりやすく役に立つ情報を含めるようにします。停車地の名前を単にコピーすることは避けてください。
stop_lat 必須 stop_lat フィールドには停車地、駅、駅の出入口の緯度を指定します。値には有効な WGS 84 の緯度を指定します。
stop_lon 必須 stop_lon フィールドには停車地、駅、駅の出入口の経度を指定します。値には有効な WGS 84 の経度値(-180~180)を指定します。
zone_id 任意 zone_id フィールドには停車地 ID の料金区間を定義します。fare_rules.txt で料金情報を提供する場合には、この区間 ID が必要です。この停車地の ID が駅を表す場合、区間 ID は無視されます。
stop_url 任意 stop_url フィールドには特定の停車地に関するウェブページの URL を指定します。agency_url や route_url の各フィールドとは異なる値を指定してください。値には http:// や https:// を含む完全な URL を指定します。URL に特殊文字が含まれる場合は適切にエスケープする必要があります。完全な URL 値を作成する方法については、http://www.w3.org/Addressing/URL/4_URI_Recommentations.html を参照してください。
location_type 任意 location_type フィールドにはこの停車地 ID が停車地、駅、駅の出入り口のどれを表すかを指定します。場所タイプが指定されていなかったり location_type が空白の場合は、その停車地 ID は停車地として扱われます。地図上の表示やルート検索で使用する際、駅には停車地とは異なるプロパティを設定することができます。場所タイプ フィールドには次の値を指定できます。
* 0 または空白 - 停車地。乗客が交通機関の車両に乗り降りする地点を示します。
* 1 - 駅。1 つ以上の停車地を含む、物理的な建造物または領域を示します。
* 2 - 駅の出入口。乗客が道路から出入りできる場所を示します。このタイプのエントリでは、parent_station にその出入口の親となる駅の停車地 ID を表す値を指定する必要があります。
parent_station 任意 駅構内にある停車地の場合、parent_station フィールドはその停車地に関連付けられている駅を指定します。このフィールドを使用するには stops.txt に、この停車地 ID の場所タイプ(location_type)を 1 に設定した行を含める必要があります。
停車地 ID が表すもの エントリの場所タイプ エントリの parent_station フィールドの値
駅構内にある停車地 0 または空白 この停車地がある駅の停車地 ID。parent_station が参照する停車地の location_type が 1 であること。
駅の外にある停車地 0 または空白 空白の値。この停車地に parent_station フィールドは適用されない。
1 空白の値。駅に他の駅を含めることはできない。
stop_timezone 任意 stop_timezone フィールドにはこの停車地、駅、駅の出入口の所在地の時間帯を指定します。有効な値の一覧については Wikipedia の時間帯のリスト(リンク先は英語)を参照してください。省略した場合、停車地の時間帯は agency.txtagency_timezone で指定された時間帯と見なされます。停車地が駅構内に併設されている場合、その停車地の時間帯は、該当する駅の stop_timezone 値で指定された時間帯と見なされます。駅の stop_timezone が指定されていない場合、その駅構内にある停車地の時間帯は、停車地自体の stop_timezone 値が指定されていても agency_timezone で指定された時間帯であると見なされます。つまり、ある停車地について parent_station 値を指定すると、その停車地に対して指定した stop_timezone 値は無視されます。stop_timezone 値が stops.txt で指定されている場合でも、stop_times.txt の到着時刻または出発時刻は、agency.txt の agency_timezone で指定された時間帯における午前 0 時を基準とした時刻で指定します。これにより、いくつかの時間帯をまたぐ旅程であっても、時刻の値が旅程が進行するに従って常に増加していくようになります。
wheelchair_boarding 任意 wheelchair_boarding には、指定した停車地、駅、駅の出入り口から車椅子での乗車が可能かどうかを指定します。フィールドには次の値を指定できます。
* 0(または指定しない)- この停車地のバリアフリー情報がないことを表します
* 1 - この停車地では少なくとも一部の車両に車椅子利用者が乗車できることを表します
* 2 - この停車地では車椅子での乗車はできません
大型駅施設に併設されている(parent_station 値が設定されている)停車地の場合、停車地の wheelchair_boarding の値は次のような意味になります。
* 0(または指定しない)- 併設元の駅の wheelchair_boarding 値が指定されている場合は、その値を継承します
* 1 - 駅の外から特定の停車地または乗降口を結ぶバリアフリーの通路があります
* 2 - 駅の外から特定の停車地または乗降口を結ぶバリアフリーの通路がありません
駅の出入口について指定する場合、wheelchair_boarding の値は次のような意味になります。
* 0(または指定しない)- 設置元の駅の wheelchair_boarding 値が指定されている場合は、その値を継承します
* 1 - 駅の出入口は車椅子で通行可能です(乗降口との段差があってもエレベーターを利用できるなど)
* 2 - 駅の出入口から乗降口を結ぶバリアフリーの通路はありません
platform_code 任意 停車プラットフォーム(駅に属する停車地)のプラットフォーム ID。プラットフォームの ID(「G」や「3」など)だけを設定し、「プラットフォーム」や「線路」のような語句(またはフィードの言語で該当する語句)を含めることはできません。これにより、フィードを利用する側で、プラットフォーム ID をより簡単に他の言語に翻訳できるようになります。

routes.txt

ファイル: 必須

フィールド名 必須 詳細
route_id 必須 route_id フィールドには 1 つのルートを一意に識別する ID を指定します。route_id はデータセットにおいて一意になるよう指定してください。
agency_id 任意 agency_id フィールドにはこのルートの交通機関を定義します。この値は agency.txt ファイルから参照されます。このフィールドは複数の交通機関からのルート情報を提供する場合に使用します。
route_short_name 条件付き必須 route_short_name にはルートの略名を指定します。通常、乗客がルートを識別する用に「32」、「100X」「Green」といった抽象的な短い ID です。この名前からは、このルートで行ける場所はわかりません。route_short_name または route_long_name のどちらか 1 つを必ず指定するか、該当する場合は両方を指定してください。ルートに略名がない場合は route_long_name を必ず指定し、このフィールドの値には空の文字列を指定します。
route_long_name 条件付き必須 route_long_name にはルートの正式名称を指定します。通常、route_short_name よりもわかりやすく、ルートの行き先や停車地を含んむ名前にします。route_short_name または route_long_name のどちらか 1 つを必ず指定するか、該当する場合は両方指定してください。ルートに正式名がない場合、route_short_name を必ず指定し、このフィールドの値には空の文字列を指定します。
route_desc 任意 route_desc フィールドにはルートの説明を指定します。わかりやすく役に立つ情報を含めるようにします。ルートの名前を単にコピーすることは避けてください。たとえば、「A 列車は大手町と新宿間を終日運行。午前 6 時頃から午前 0 時までは大手町と荻窪間の A 列車の臨時便を運行(列車は通常は荻窪行きと新宿行きを交互に運行)。」といった情報を含めます。
route_type 必須 route_type フィールドにはルートに使用される交通機関のタイプを指定します。このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 0 - 路面電車、市街電車、ライトレール。都市圏内を運行する軽便鉄道または路面電車システム。
* 1 - 地下鉄、メトロ。都市圏内を運行する地下鉄システム。
* 2 - 電車。都市間または長距離の移動。
* 3 - バス。短距離および長距離のバス路線。
* 4 - フェリー。短距離および長距離の航路。
* 5 - ケーブルトラム。ケーブルが路面電車の下を通る街路レベルのケーブル路面電車。
* 6 - エリアルリフト。キャビン、ワゴン、またはゴンドラが 1 本以上のケーブルにより地面から引き上げられている索道。
* 7 - ケーブルカー。急勾配で移動するためにケーブル牽引力を使用するすべての鉄道システム。
route_url 任意 route_url フィールドには、特定のルートに関するウェブページの URL を指定します。agency_url とは異なる値を指定してください。値には http:// や https:// を含む完全な URL を指定します。URL に特殊文字が含まれる場合は適切にエスケープする必要があります。完全な URL 値を作成する方法については、http://www.w3.org/Addressing/URL/4_URI_Recommentations.html を参照してください。
route_color 任意 ルートが色別に表示されるシステムの場合、route_color フィールドを使ってルートの色を定義します。色は、00FFFF など 6 桁の 16 進数の値によって指定します。指定しない場合、デフォルトのルート色は白(FFFFFF)になります。route_colorroute_text_color の色の間には、白黒の画面でも見分けられる程度のコントラストが必要です。W3C Techniques for Accessibility Evaluation And Repair Tools document に、色のコントラストを評定する便利なアルゴリズムが記載されています。また、snook.ca Color Contrast Check アプリケーションなどハイ コントラストの色の組み合わせを選択するのに役立つオンライン ツールもあります。
route_text_color 任意 route_text_color フィールドで、route_color で指定した背景の上に表示されるテキストを読みやすい色に設定できます。色は FFD700 など 6 桁の 16 進数の値によって指定します。指定しない場合、デフォルトのルート色は黒(000000)になります。route_colorroute_text_color の色の間には、白黒の画面でも見分けられる程度のコントラストが必要です。
route_sort_order 任意 route_sort_order フィールドで、ユーザーに理想的な形で表示するようにルートの順番を指定できます。値は正の整数で指定してください。route_sort_order の値が小さいほど、先に表示されます。

trips.txt

ファイル: 必須

フィールド名 必須 詳細
route_id 必須 route_id フィールドには 1 つのルートを一意に識別する ID を指定します。この値は routes.txt ファイルから参照されます。
service_id 必須 service_id には、サービスが 1 つ以上のルートで利用できる日付のセットを一意に識別する ID を指定します。この値は calendar.txt ファイルまたは calendar_dates.txt ファイルから参照されます。
trip_id 必須 trip_id フィールドには旅程を一意に識別する ID を指定します。trip_id はデータセットにおいて一意になるよう指定してください。
trip_headsign 任意 trip_headsign フィールドには乗客に目的地を知らせる行先案内に表示されるテキストを指定します。このフィールドを使用して、同じルート内で異なるパターンのサービスを区別することができます。旅程の途中で行先案内が変わる場合は、stop_times.txt ファイルの stop_headsign フィールドの値を指定して、trip_headsign を上書きできます。
trip_short_name 任意 trip_short_name(旅程名)フィールドには乗客が旅程を識別できるよう時刻表と行先表示に使用されるテキストを指定します。たとえば通勤電車の列車番号などがこれに該当します。旅程名が乗客間であまり使用されない場合には、このフィールドを空白にします。trip_short_name の値を指定する場合、その運行日の特定の旅程を一意に識別するような値を指定する必要があります。このフィールドは行先を指定したり、特急・急行列車を区別するために使用しないでください。
direction_id 任意 direction_id フィールドには旅程の方向を示す 2 進数の値を指定します。このフィールドを使用して、同じ route_id での上り下りの 2 方向の旅程を区別できます。このフィールドはルート計算には使用されず、時刻表を表示する際に旅程の方向を区別するために使われます。各方向の名前は trip_headsign フィールドで指定できます。
* 0 - ある方向の旅程(下り線など)
* 1 - 逆方向の旅程(上り線など)
たとえば trip_headsign と direction_id の両方のフィールドを使って、一組の旅程セットの各方向に名前を割り当てることができます。その場合、trips.txt ファイルには、時刻表用に次の行を指定する必要があります。
* trip_id,...,trip_headsign,direction_id
* 1234,...,Airport,0
* 1505,...,Downtown,1
block_id 任意 block_id フィールドは、旅程をブロックとして識別するために使用します。1 ブロックは、1 つの旅程や、同じ車両による複数の旅程(同じ車両に乗ったまま 1 つの旅程から次の旅程に乗り換えることができるなど)で構成され、共通の運行日と block_id で定義されます。同じ block_id で運行日の異なる旅程を定義できます。その際、同じ block_id でも個別のブロックと見なされます(以下の例をご覧ください)。
shape_id 任意 shape_id フィールドには旅程表示のシェイプを定義する ID を指定します。この値は shapes.txt ファイルから参照されます。shapes.txt ファイルを使用して、旅程を示す線を地図上に描く方法を定義できます。
wheelchair_accessible 任意 * 0(または指定しない)- この旅程のバリアフリー情報がないことを表します
* 1 - 該当の旅程で使用されている車両に、少なくとも 1 人の車椅子利用者が乗車できることを表します
* 2 - その旅程では車椅子での乗車ができないことを表します
bikes_allowed 任意 0(または指定しない)- この旅程の自転車に関する情報がないことを表します
* 1 - 特定の旅程で使用されている車両に、少なくとも 1 台の自転車が乗車できることを表します
* 2 - その旅程では自転車が乗車できないことを表します

ブロックと運行日の表示例

曜日ごとに個別のブロックを指定した適例を次に示します。

route_id trip_id service_id block_id (最初の停車時刻) (最後の停車時刻)
red trip_1 mon-tues-wed-thurs-fri-sat-sun red_loop 22:00:00 22:55:00
red trip_2 fri-sat-sun red_loop 23:00:00 23:55:00
red trip_3 fri-sat red_loop 24:00:00 24:55:00
red trip_4 mon-tues-wed-thurs red_loop 20:00:00 20:50:00
red trip_5 mon-tues-wed-thurs red_loop 21:00:00 21:50:00

上記の表に関する注意事項: * たとえば、金曜から土曜の早朝にかけて、trip_1、trip_2、trip_3 で同じ車両が運行します(午後 10 時~午前 0 時 55 分)。この場合、最終の運行は土曜の午前 0 時~午前 0 時 55 分の旅程ですが、時刻が 24:00:00~24:55:00 と指定されているため、金曜の「運行日」の一部として扱われます。 * 月曜、火曜、水曜、木曜の午後 8 時~午後 10 時 55 分のブロックでは、trip_1、trip_4、trip_5 で同じ車両が運行します。

stop_times.txt

ファイル: 必須

フィールド名 必須 詳細
trip_id 必須 trip_id フィールドには旅程を一意に識別する ID を指定します。この値は trips.txt ファイルから参照されます。
arrival_time 必須 arrival_time には、ルートの特定の旅程に含まれる特定の停車地の到着時刻を指定します。時刻は運行日の「正午より 12 時間前の時点」(夏時間へ変更される当日を除いて、実際には午前 0 時)を基準として指定します。運行日の深夜 0 時以降の時刻を表すには、旅程の開始日の当地時刻として HH:MM:SS 形式で 24:00:00 より大きい値を入力します。停車地の到着時刻と出発時刻に区別がない場合は、arrival_timedeparture_time に同じ値を入力します。

指定した到着時刻と出発時刻通りに車両運行するよう設定されている停車地を「タイムポイント」と言います。たとえば、車両が予定出発時刻より早く到着しても、出発時刻になるまで待機するような停車地です。タイムポイントでない停車地の場合は、arrival_time で空白の文字列値を使用するか、補間時刻を指定します。さらに、補間時刻を指定したことを timepoint フィールドで 0 の値を使用して示します。なお、timepoint=0 として、補間時刻を指定したことを示した場合、タイムポイントの停車地に対して timepoint フィールドで 1 の値を入力して示す必要があります。タイムポイントの停車地には、必ず到着時刻を指定してください。

旅程の最初と最後の停車地には到着時刻を指定する必要があります。時刻は HH:MM:SS 形式の 8 桁で表します(時間が 1 桁の場合は H:MM:SS 形式も使用できます)。時刻の値にスペースは使用できません。旅程の停車時刻を arrival_time フィールドで指定する際の表記法の例を以下に示します。
時刻 arrival_time の値
08:10:00 A.M. 08:10:00 または 8:10:00
01:05:00 P.M. 13:05:00
07:40:00 P.M. 19:40:00
01:55:00 A.M. 25:55:00
注: 翌日にまたがる旅程には 24:00:00 より大きい値を指定します。たとえば、10:30:00 p.m. に出発して翌日の 2:15:00 a.m. に到着する旅程の場合、停車時刻は 22:30:00 と 26:15:00 になります。ここで停車時刻を 22:30:00 と 02:15:00 として入力すると、正しい検索結果が得られません。
departure_time 必須 departure_time には、ルートの特定の旅程に含まれる特定の停車地からの出発時刻を指定します。時刻は運行日の「正午より 12 時間前の時点」(夏時間へ変更される当日を除いて、実際には午前 0 時)を基準として指定します。運行日の深夜 0 時以降の時刻を表すには、旅程の開始日の当地時刻として HH:MM:SS 形式で 24:00:00 より大きい値を入力します。停車地の到着時刻と出発時刻に区別がない場合は、arrival_timedeparture_time に同じ値を入力します。

指定した到着時刻と出発時刻通りに車両運行するよう設定されている停車地を「タイムポイント」と言います。たとえば、車両が予定出発時刻より早く到着しても、出発時刻になるまで待機するような停車地です。時間が指定されていない停車地の場合、departure_time で空白の文字列値を使用するか、時間調整を指定します(さらに、時間調整が行われることを、timepoint フィールドで 0 の値を使用して示します)。なお、timepoint=0 として、補間時刻を指定したことを示した場合、タイムポイントの停車地に対して timepoint フィールドで 1 の値を使用して示す必要があります。タイムポイントの停車地には、必ず到着時刻を指定してください。

終点駅で車両に乗車できない場合でも、旅程の最初と最後の停車地には出発時刻を指定します。時刻は HH:MM:SS 形式の 8 桁で表します(時間が 1 桁の場合は H:MM:SS 形式も使用できます)。時刻の値にスペースは使用できません。旅程の停車時刻を departure_time フィールドで指定する際の表記法の例を以下に示します。
時刻 departure_time の値
08:10:00 A.M. 08:10:00 または 8:10:00
01:05:00 P.M. 13:05:00
07:40:00 P.M. 19:40:00
01:55:00 A.M. 25:55:00
注: 翌日にまたがる旅程には 24:00:00 より大きい値を指定します。たとえば、10:30:00 p.m. に出発して翌日の 2:15:00 a.m. に到着する旅程の場合、停車時刻は 22:30:00 と 26:15:00 になります。ここで停車時刻を 22:30:00 と 02:15:00 として入力すると、正しい検索結果が得られません。
stop_id 必須 stop_id フィールドには停車地を一意に識別する ID を指定します。複数のルートで同じ停車地を使用できます。stop_idstops.txt ファイルから参照されます。stops.txtlocation_type を使用する場合、stop_times.txt で参照されるすべての停車地の location_type を 0 にする必要があります。フィードの更新の際は、stop_id の値をできるだけ変更しないようにしてください。たとえば停車地 A の stop_id 1 を 1 に指定した場合、データの更新時にも一貫して stop_id 1 を使用します。タイムポイントではない停車地の場合、arrival_timedeparture_time には空白の値を入力します。
stop_sequence 必須 stop_sequence フィールドには特定の旅程の停車地の順序を指定します。stop_sequence の値には 0 以上の整数を使用し、旅程が進行するに従って値を増やします。たとえば旅程の最初の停車地の stop_sequence が 1 の場合、2 番目の停車地の stop_sequence が 23、3 番目の停車地の stop_sequence が 40、などとなります。
stop_headsign 任意 stop_headsign フィールドには乗客に目的地を知らせる行先案内に表示されるテキストを指定します。このフィールドは、停車地間で行先案内が変わる場合にデフォルトの trip_headsign を上書きするために使用します。旅程全体に関連付けられている行先案内の場合には、代わりに trip_headsign を使用してください。
pickup_type 任意 pickup_type フィールドにはこの停車地が通常の乗車地点であるか、それとも乗車が不可能であるかを指定します。交通機関は、このフィールドを使って、特定の停車地からの乗車を希望する場合は電話で予約をするか、運転手に知らせる必要があることを乗客に示すことができます。このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 0 - 通常の乗車地
* 1 - 乗車不可能
* 2 - 交通機関に乗車予約の電話が必要
* 3 - 運転手への事前連絡が必要
このフィールドのデフォルト値は 0 です。
drop_off_type 任意 drop_off_type フィールドにはこの停車地が通常の下車地点であるか、それとも下車が不可能であるかを指定します。交通機関は、このフィールドを使って、特定の停車地での下車を希望する場合は電話で予約をするか、運転手に知らせる必要があることを乗客に示すことができます。このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 0 - 通常の下車地
* 1 - 下車不可能
* 2 - 交通機関に下車予約の電話が必要
* 3 - 運転手への事前連絡が必要
このフィールドのデフォルト値は 0 です。
shape_dist_traveled 任意 stop_times.txt ファイルでは、shape_dist_traveled フィールドは最初のシェイプ ポイントからの距離として停車地の位置を指定します。shape_dist_traveled フィールドは、ルート上の実際の移動距離をキロメートルやフィートなどの単位で表します。たとえば、バスがシェイプの開始点から停車地まで 5.25 km 移動する場合、停車地 ID の shape_dist_traveled を「5.25」に指定します。この情報によって、ルート検索で地図に旅程の一部を描く際のシェイプの長さが決まります。shape_dist_traveled の値は stop_sequence の進行に合わせて増やす必要があります。これらのフィールドを使ってルートを逆方向に移動する旅程を描くことはできません。stop_times.txt ファイルの shape_dist_traveled に使用する単位は、shapes.txt ファイルの同じフィールドの単位と一致しなければなりません。
timepoint 任意 timepoint フィールドでは、停車地に指定した到着時刻と出発時刻が車両の正確な運行時刻であるか、概算時刻または補間時刻であるかを指定できます。このフィールドでは、地域の情報を反映した補間時刻を指定できるほか、時刻が概算のものであることを示すこともできます。到着時刻と出発時刻を指定した停車時刻エントリについて、このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 空白 - 正確な運行時刻です。
* 0 - 概算の運行時刻です。
* 1 - 正確な運行時刻です。
到着時間と出発時間が指定されていない停車地の時刻エントリについては、フィード の利用者側が到着時刻と出発時刻を補間する必要があります。フィード提供者は、このようなエントリに 0 の値を指定して、タイムポイントでないことを示すことはできますが、到着時刻と出発時刻を指定していないエントリに 1 の値を指定して、タイムポイントであることと示すとエラーになります。

calendar.txt

ファイル: 条件付き必須

フィールド名 必須 詳細
service_id 必須 service_id には サービスが 1 つ以上のルートで利用できる日付のセットを一意に識別する ID を指定します。service_id の各値を 1 つの calendar.txt ファイルで指定できるのは、1 回だけです。この値はデータセットにおいて一意になるよう指定してください。このフィールドは trips.txt ファイルから参照されます。
monday 必須 monday フィールドには毎週月曜日にサービスが利用できるかどうかを示す 2 進数の値を指定します。
* 1 の値は、サービスが所定の日付範囲の毎週月曜日に利用できることを示します(日付範囲は start_dateend_date の各フィールドを使って指定します)。
* 0 の値は、サービスが所定の日付範囲の毎週月曜日に利用できないことを示します。
注: calendar_dates.txt ファイルを使用して休日などの特定の日付を例外として列挙することができます。
tuesday 必須 tuesday フィールドには毎週火曜日にサービスが利用できるかどうかを示す 2 進数の値を指定します。
1 の値は、サービスが所定の日付範囲の毎週火曜日に利用できることを示します(日付範囲は start_dateend_date の各フィールドを使って指定します)。
0 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週火曜日に利用できないことを示します。
注: calendar_dates.txt ファイルを使用して休日などの特定の日付を例外として列挙することができます。
wednesday 必須 wednesday フィールドには毎週水曜日にサービスが利用できるかどうかを示す 2 進数の値を指定します。
1 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週水曜日に利用できることを示します(日付範囲は start_dateend_date の各フィールドを使って指定します)。
0 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週水曜日に利用できないことを示します。
注: calendar_dates.txt ファイルを使用して休日などの特定の日付を例外として列挙することができます。
thursday 必須 thursday フィールドには毎週木曜日にサービスが利用できるかどうかを示す 2 進数の値を指定します。
1 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週木曜日に利用できることを示します(日付範囲は start_dateend_date の各フィールドを使って指定します)。
0 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週木曜日に利用できないことを示します。
注: calendar_dates.txt ファイルを使用して休日などの特定の日付を例外として列挙することができます。
friday 必須 friday フィールドには毎週金曜日にサービスが利用できるかどうかを示す 2 進数の値を指定します。
1 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週金曜日に利用できることを示します(日付範囲は start_dateend_date の各フィールドを使って指定します)。
0 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週金曜日に利用できないことを示します。
注: calendar_dates.txt ファイルを使用して休日などの特定の日付を例外として列挙することができます。
saturday 必須 saturday フィールドには毎週土曜日にサービスが利用できるかどうかを示す 2 進数の値を指定します。
1 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週土曜日に利用できることを示します(日付範囲は start_dateend_date の各フィールドを使って指定します)。
0 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週土曜日に利用できないことを示します。
注: calendar_dates.txt ファイルを使用して休日などの特定の日付を例外として列挙することができます。
sunday 必須 sunday フィールドには毎週日曜日にサービスが利用できるかどうかを示す 2 進数の値を指定します。
1 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週日曜日に利用できることを示します(日付範囲は start_dateend_date の各フィールドを使って指定します)。
0 の値はサービスが所定の日付範囲の毎週日曜日に利用できないことを示します。
注: calendar_dates.txt ファイルを使用して休日などの特定の日付を例外として列挙することができます。
start_date 必須 start_date フィールドにはサービスが開始される日付を指定します。start_date フィールドの値は YYYYMMDD 形式で指定します。
end_date 必須 end_date フィールドにはサービスが終了する日付を指定します。ここで入力した日付はサービス提供期間に含まれます。end_date フィールドの値は YYYYMMDD 形式で指定します。

calendar_dates.txt

ファイル: 条件付き必須

calendar_dates のテーブルを使用すると、指定したサービス ID を日付ごとに有効にしたり無効にしたりすることができます。このファイルには 2 つの使い方があります。

  • 推奨される使い方: calendar_dates.txt と calendar.txt の両方を使用します。その場合、calendar.txt ファイルで定義されたデフォルトのサービス カテゴリの例外を calendar_dates.txt に定義します。通常は定期的なサービスとして運営し、特別なイベントや学校行事などのため特定の日に限定して変更が必要な場合に適しています。
  • もう 1 つの使い方: calendar.txt を使用せず、サービスが利用できるすべての日付を calendar_dates.txt に指定します。時刻表がほぼ毎日変わる場合や、週間時刻表がなく運行日をプログラムによって出力する場合には、この方法が適しています。
フィールド名 必須 詳細
service_id 必須 service_id には、例外的なサービスが 1 つ以上のルートで利用できる日付のセットを一意に識別する ID を指定します。service_id と date の各組を calendar_dates.txt 内で指定できるのは 1 回だけです。calendar.txt と calendar_dates.txt の両方のファイルに service_id の値が含まれる場合、calendar.txt で指定されたサービス情報は calendar_dates.txt の情報に変更されます。このフィールドは trips.txt ファイルにより参照されます。
date 必須 date フィールドには、サービスの運行状況が通常と異なる日の日付を指定します。また、その日付にサービスが利用可能かどうかを指定するには、exception_type フィールドを使用できます。date フィールドの値は YYYYMMDD 形式で指定します。
exception_type 必須 exception_type は、date フィールドで指定した日付にサービスが利用可能であるかどうかを表します。
* 1 の値はその日にサービスが追加されたことを示します。
* 2 の値はその日のサービスが中止されたことを示します。
たとえば、休日に利用できる旅程のセットと、休日以外に利用できる旅程の別のセットが指定されたルートがあるとします。その場合、通常のスケジュールに対応する service_id と、休日スケジュールに対応する別の service_id の両方を指定できます。該当する休日には calendar_dates.txt ファイルを使ってその日を休日の service_id に追加し、平日の service_id スケジュールから除外します。

fare_attributes.txt

ファイル: 省略可能

フィールド名 必須 詳細
fare_id 必須 fare_id フィールドには、1 つの料金クラスを一意に識別する ID を指定します。fare_id はデータセットにおいて一意になるよう指定してください。
price 必須 price フィールドには currency_type で指定された単位で料金の金額を指定します。
currency_type 必須 currency_type フィールドには、料金の支払いに使用する通貨を定義します。ISO 4217 のアルファベット通貨コードを使用してください。このコードは http://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_4217 で確認できます。
payment_method 必須 payment_method フィールドには料金を支払うタイミングを指定します。このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 0 - 乗車後に支払う。
* 1 - 乗車前に支払う。
transfers 必須 transfers フィールドにはこの料金で許容される乗り換え回数を指定します。このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 0 - この料金で乗り換えることは不可能です。
* 1 - 1 回の乗り換えが可能です。
* 2 - 2 回の乗り換えが可能です。
*(空白)- このフィールドが空白の場合、乗り換え回数に制限がないことを示します。
agency_id 任意 agency.txt ファイルで複数の交通機関が定義されているフィードでは必須です。それぞれの料金の属性で、その料金がどの交通機関に適用されるかを示す agency_id の値を指定する必要があります。
transfer_duration 任意 transfer_duration フィールドには乗り換えの許容期限が切れるまでの時間を秒数で指定します。transfers の値が 0 の場合、transfer_duration フィールドは乗り換えが不可能な料金の乗車券の有効期限を示すことになります。つまり、transfers を 0 に設定した場合、transfer_duration を使って乗車券の期限を指定する場合以外は、このフィールドの値は指定しないか空白にしてください。

fare_rules.txt

ファイル: 省略可能

fare_rules のテーブルを使用して、fare_attributes.txt の料金を旅程に適用する方法を指定できます。通常、次の規則の組み合わせにより料金が設定されます。

  • 出発地または目的地の駅に基づいた料金設定
  • 通過する区間に基づいた料金設定
  • 使用するルートに基づいた料金設定

fare_rules.txt と fare_attributes.txt を使った料金の設定方法の例は、GoogleTransitDataFeed オープンソース プロジェクト Wiki の FareExamples を参照してください。

フィールド名 必須 詳細
fare_id 必須 fare_id フィールドには、1 つの料金クラスを一意に識別する ID を指定します。この値は fare_attributes.txt ファイルから参照されます。
route_id 任意 route_id フィールドを使って、料金 ID を各ルートに関連付けます。ルート ID は routes.txt ファイルから参照されます。料金属性の同じルートが複数ある場合、fare_rules.txt に各ルート用の行を作成します。
たとえば、料金クラス「b」がルート「TSW」と「TSE」に適用される場合、fare_rules.txt ファイルにはこの料金クラス用に次の 2 行を含めます。
b,TSW
b,TSE
origin_id 任意 origin_id フィールドを使って、料金 ID を出発地の区間 ID に関連付けます。区間 ID は stops.txt ファイルから参照されます。料金属性の同じ出発地 ID が複数ある場合、fare_rules.txt に各出発地 ID 用の行を作成します。
たとえば、料金クラス「b」が区間「2」または「8」のどちらかから出発するすべての旅程に適用される場合、fare_rules.txt ファイルにはこの料金クラス用に次の 2 行を含めます。
b, , 2
b, , 8
destination_id 任意 destination_id フィールドを使って、料金 ID を目的地の区間 ID に関連付けます。区間 ID は stops.txt ファイルから参照されます。料金属性の同じ目的地 ID が複数ある場合、fare_rules.txt に各目的地 ID 用の行を作成します。
たとえば、origin_ID と destination_ID の両方のフィールドを使って料金クラス「b」が区間 3 と 4 間および区間 3 と 5 間にそれぞれ適用されることを指定するには、fare_rules.txt ファイルでこの料金クラス用に次の 2 行を含めます。
b, , 3,4
b, , 3,5
contains_id 任意 contains_id フィールドを使って、料金 ID を stops.txt ファイルから参照される区間 ID に関連付けます。その後、この料金 ID が、各 contains_id 区間を通過する旅程に関連付けられます。
たとえば、料金クラス「c」が区間 5、6、7 を通過する GRT ルート上のすべての旅程に関連付けられている場合、fare_rules.txt には次の各行を含めます。
c,GRT,,,5
c,GRT,,,6
c,GRT,,,7
適用する料金に対してすべての contains_id 区間が一致する必要があるので、区間 5 と 6 を通っても区間 7 を通らない旅程には料金クラス「c」が適用されません。詳しくは GoogleTransitDataFeed プロジェクト Wiki の FareExamples を参照してください。

shapes.txt

ファイル: 省略可能

シェイプは、車両が通過した物理的経路を表し、shapes.txt ファイルで定義されます。シェイプは経路に属し、一連のポイントで構成されています。ポイントを順序どおりにたどることで車両の経路が得られます。ポイントと停車地の場所を一致させる必要はありません。

フィールド名 必須 詳細
shape_id 必須 shape_id フィールドには、1 つのシェイプを一意に識別する ID を指定します。
shape_pt_lat 必須 shape_pt_lat フィールドを使用して、シェイプ ID にシェイプ ポイントの緯度を関連付けます。値には有効な WGS 84 の緯度を指定します。shapes.txt の各行が、シェイプを定義する 1 つのシェイプ ポイントを表します。
たとえば、シェイプ「A_shp」の定義に 3 つのポイントが含まれる場合、shapes.txt ファイルにはこのシェイプを定義するために次のような行を指定します。
A_shp,37.61956,-122.48161,0
A_shp,37.64430,-122.41070,6
A_shp,37.65863,-122.30839,11
shape_pt_lon 必須 shape_pt_lon フィールドを使用して、シェイプ ID にシェイプ ポイントの経度を関連付けます。値には有効な WGS 84 の経度値(-180~180)を指定します。shapes.txt の各行が、シェイプを定義する 1 つのシェイプ ポイントを表します。
たとえば、シェイプ「A_shp」の定義に 3 つのポイントが含まれる場合、shapes.txt ファイルにはこのシェイプを定義するために次のような行を指定します。
A_shp,37.61956,-122.48161,0
A_shp,37.64430,-122.41070,6
A_shp,37.65863,-122.30839,11
shape_pt_sequence 必須 shape_pt_sequence フィールドを使用して、シェイプ ポイントの緯度と経度をそのシェイプに沿った進行順序に関連付けます。shape_pt_sequence の値には 0 以上の整数を使用し、旅程の進行に合わせて値を増やします。
たとえば、シェイプ「A_shp」の定義に 3 つのポイントが含まれる場合、shapes.txt ファイルにはこのシェイプを定義するために次のような行を指定します。
A_shp,37.61956,-122.48161,0
A_shp,37.64430,-122.41070,6
A_shp,37.65863,-122.30839,11
shape_dist_traveled 任意 shapes.txt ファイルにおける shape_dist_traveled フィールドは、最初のシェイプ ポイントからの移動距離としてシェイプ ポイントの位置を指定します。shape_dist_traveled フィールドは、ルート上の実際の移動距離をキロメートルやフィートなどの単位で表します。この情報によって、ルート検索で地図に旅程の一部を描く際のシェイプの長さが決まります。shape_dist_traveled の値は shape_pt_sequence の値に合わせて増やす必要があります。これらのフィールドを使ってルートを逆方向に移動する旅程を描くことはできません。
shapes.txt ファイルの shape_dist_traveled に使用する単位は、stop_times.txt ファイルのこのフィールドの単位と同じでなければなりません。
たとえば、上記の A_shp に定義された 3 点を通るバス旅程の場合、追加の shape_dist_traveled 値は次のようになります(単位: km)。
A_shp,37.61956,-122.48161,0,0
A_shp,37.64430,-122.41070,6,6.8310
A_shp,37.65863,-122.30839,11,15.8765

frequencies.txt

ファイル: 省略可能

このテーブルは個々の具体的な停車時刻が決まっていない旅程(定期運行)のスケジュールを規定するためのものです。旅程を frequencies.txt で定義すると、ルート検索では stop_times.txt でそれらの旅程に対して指定された arrival_timedeparture_time の各フィールドの絶対値が無視され、代わりに stop_times のテーブルによって一連の停車地と各停車地間の時間差が定義されます。

フィールド名 必須 詳細
trip_id 必須 trip_id には、指定のサービス間隔が適用される旅程を識別する ID を指定します。旅程 ID は trips.txt ファイルから参照されます。
start_time 必須 start_time フィールドには、指定の間隔でサービスが開始される時刻を指定します。時刻は運行日の「正午より 12 時間前の時点」(夏時間へ変更される当日を除いて、実際には午前 0 時)を基準として指定します。深夜 0 時を過ぎる時刻については、そのルートの時刻を、時刻表が始まる日付の現地時間(HH:MM:SS 形式)で 24:00:00 よりも大きい値として入力します(例: 25:35:00)。
end_time 必須 end_time フィールドには旅程の最初の停車地でサービスの間隔が変わる(または中止される)時刻を指定します。時刻は運行日の「正午より 12 時間前の時点」(夏時間へ変更される当日を除いて、実際には午前 0 時)を基準として指定します。深夜 0 時を過ぎる時刻については、そのルートの時刻を、時刻表が始まる日付の現地時間(HH:MM:SS 形式)で 24:00:00 よりも大きい値として入力します(例: 25:35:00)。
headway_secs 必須 headway_secs フィールドには start_timeend_time で指定された時間間隔内で、同じ停車地からのこの旅程タイプの出発間隔(つまり運行間隔)を指定します。運行間隔の値は秒単位で入力します。
運行間隔が定義される期間(つまり frequencies.txt の各行)を、同じ旅程で重複させることはできません。運行間隔が重複しているとその解釈が困難になるためです。ただし、運行間隔の定義期間を別の定義期間の終了と同時刻に開始することは可能です。たとえば次のように定義できます。
A, 05:00:00, 07:00:00, 600
B, 07:00:00, 12:00:00, 1200
exact_times 任意 exact_times フィールドでは、定期運行サービスについて、指定された運行間隔に基づいて正確な発着時刻を決めるかどうかを指定します。このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 0(または指定しない)- 定期運行サービスの正確な発着時刻は設定されません。これはデフォルトの表示です。
* 1 - 定期運行サービスの正確な発着時刻が設定されますfrequencies.txt の 1 つの行で、旅程は次のように時刻設定されます。すなわち、すべての x(0、1、2、...)について、trip_start_time = start_time + x * headway_secs、ただし trip_start_time < end_time です。
exact_times の値は、frequencies.txt 内で trip_id が同じであるすべての行で一致していなければなりません。exact_times が 1 で、frequencies.txt のある行の start_timeend_time が等しい場合、旅程の時刻は設定されません。exact_times を 1 にするときは、end_time の値を、最終希望の旅程開始時間より大きく、かつその時間に headway_secs を加えた時間よりも小さい値にするよう注意してください。

transfers.txt

ファイル: 省略可能

ルート検索では通常、各ルートの停車地の相対距離に基づいて乗換地点が計算されます。あいまいになる可能性のある停車地の組み合わせや、特定の選択肢が必要な乗り換えの場合、transfers.txt を使ってルート間の乗り継ぎのための追加の規則を定義します。

フィールド名 必須 詳細
from_stop_id 必須 from_stop_id フィールドにはルート間の乗り継ぎを開始する停車地または駅を表す ID を指定します。停車地 ID は stops.txt ファイルから参照されます。停車地 ID が複数の停車地を含む駅を参照している場合、この乗換規則はその駅のすべての停車地に適用されます。
to_stop_id 必須 to_stop_id フィールドにはルート間の乗り継ぎが終了する停車地または駅を表す ID を指定します。停車地 ID は stops.txt ファイルから参照されます。停車地 ID が複数の停車地を含む駅を参照している場合、この乗換規則はその駅のすべての停車地に適用されます。
transfer_type 必須 transfer_type フィールドには指定された from_stop_id と to_stop_id の組み合わせに対して乗り継ぎタイプを指定します。このフィールドで有効な値は次のとおりです。
* 0(または空白)- 2 つのルート間の推奨乗換地点を示します。
* 1 - 2 つのルート間で接続(待ち合わせ)が行われる乗換地点です。乗り継ぎ先の便は、元の便が到着し、乗り継ぎに十分な余裕をもって発車するように調整されます。
* 2 - この乗り換えには、到着と発車の間に最低限の乗り継ぎ所要時間が必要です。乗り換えに必要な時間は min_transfer_time で指定します。
* 3 - ルート間の乗り継ぎが不可能なことを示します。
min_transfer_time 任意 別のルートに乗り継ぐため到着から出発までに時間が必要な場合(つまり transfer_type=2 の場合)、min_transfer_time フィールドを使用してこれらの停車地での乗り継ぎに必要な時間を定義します。min_transfer_time には、ごく一般的な乗客が 2 つの停車地間を移動するのに十分な時間を指定する必要があります。これには各ルートの時刻表の誤差も考慮する必要があります。
min_transfer_time の値は秒単位で入力し、0 以上の整数を指定してください。

feed_info.txt

ファイル: 省略可能

このファイルでは、フィードに記述されたサービスではなく、フィード自体についての情報を定義します。GTFS では現在、フィードに記述されたサービスを運営する交通機関についての情報は agency.txt ファイルで設定します。しかし、交通機関とは別の組織(地域のアグリゲータなど)がフィードを提供している場合もあります。さらに、いくつかのフィールドは、交通機関全体というより実際はフィード全体に対する設定となっています。

フィールド名 必須 詳細
feed_publisher_name 必須 feed_publisher_name フィールドにはフィードを公開する組織の正式名称を指定します(agency.txt 内の agency_name のいずれかの値と同じでもかまいません)。GTFS を利用するアプリケーションで特定のフィードのデータの帰属表示をするときに、この名前を表示できます。
feed_publisher_url 必須 feed_publisher_url フィールドにはフィードを公開する組織のウェブサイトの URL を指定します(agency.txt 内の agency_url のいずれかの値と同じでもかまいません)。値には http:// や https:// を含む完全な URL を指定します。URL に特殊文字が含まれる場合は適切にエスケープする必要があります。完全な URL 値を作成する方法については、http://www.w3.org/Addressing/URL/4_URI_Recommentations.html を参照してください。
feed_lang 必須 feed_lang フィールドには、このフィードのテキストに使用されるデフォルト言語を IETF BCP 47 言語コードを指定します。GTFS を利用するアプリケーションはこの設定を基に、フィードに適用される大文字と小文字の使い分けやその他の言語固有の規則を選択できます。IETF BCP 47 の概要については、http://www.rfc-editor.org/rfc/bcp/bcp47.txt や http://www.w3.org/International/articles/language-tags/(リンク先はいずれも英語)をご覧ください。
feed_start_date 任意 このフィードが feed_start_date の初めから feed_end_date の終わりまでの期間に運行されるサービスについて、信頼できる完全な時刻表情報を提供していることを表します。どちらの日も calendar.txt の場合と同じく YYYYMMDD 形式で指定します。指定しない場合は空白にします。両方指定する場合、feed_end_datefeed_start_date より前の日付になってはいけません。フィード提供者には、今後予定されるサービスについて知らせるためこの期間以外の時刻表データも提供することが求められる一方で、フィード利用者はそれが正式なデータではないことに留意する必要があります。feed_start_datefeed_end_datecalendar.txtcalendar_dates.txt で定義された運行期間の範囲外である場合、feed_start_datefeed_end_date で指定された期間内でもカレンダーの有効期間に含まていない日は、サービスが提供されないことを明示していることになります。
feed_end_date 任意 (上記を参照)
feed_version 任意 フィード提供者は、現在使用している GTFS フィードのバージョンを表す文字列をここで指定できます。GTFS を利用するアプリケーションにこの値を表示することにより、フィード提供者は最新バージョンのフィードが組み込まれているかどうかを確認できます。
feed_contact_email 任意 GTFS データセットとデータ公開方法に関するコミュニケーションに使用するメールアドレス。feed_contact_email には GTFS を利用するアプリケーションの技術面に関するコミュニケーションに使用するメールアドレスを指定します。カスタマー サービスの連絡先情報は agency.txt に指定します。
feed_contact_url 任意 GTFS データセットとデータ公開方法に関するコミュニケーションに使用する、連絡先情報のページ、ウェブフォーム、サポートデスクなどのツールの URL。feed_contact_url* には GTFS を利用するアプリケーションの技術面に関するコミュニケーションに使用する連絡ツールを指定します。カスタマー サービスの連絡先情報は agency.txt に指定します。