Routes API は従量課金制の料金モデルを採用しています。Routes API のリクエストは、リクエストで使用する機能に応じた SKU で課金されます。Google の総合的な利用規約に加えて、Routes API に固有の使用量上限が存在します。Google Cloud コンソールには、使用料金を管理するためのツールが用意されています。
Routes API の課金方法
Routes API は従量課金制の料金モデルを採用しています。Google Maps Platform の API や SDK は、SKU 単位で課金されます。使用量の追跡はサービスの SKU 単位で行われますが、API や SDK にはサービスの SKU が複数含まれているものもあります。料金は次の式で計算されます。
料金と使用量の計算ツールをご用意していますので、各 API / SDK の使用コストを見積もる際にご活用ください。条件を満たす Google Maps Platform SKU については、請求先アカウントごとに毎月 200 米ドルの Google Maps Platform クレジットをご利用いただけます。このクレジットは、条件を満たす SKU に自動的に適用1 されます。
Routes API の料金
Compute Routes と Compute Route Matrix には、リクエストの費用を決定する 3 つの SKU があります。料金の決定に使用される SKU は、リクエストしたサービス、Compute Routes または Compute Route Matrix、リクエストで使用する機能に基づきます。例:
Compute Routes へのリクエストは、単一の QUERY として課金されます。
Compute Route Matrix へのリクエストは、リクエストの Element 単位で課金されます。要素数は、出発地の数に目的地の数を掛けた値になります。リクエストに 2 つの出発地と 3 つの目的地が含まれている場合、6 つの要素について 1 つのリクエストが課金されます。
基本機能のみと 11 未満の中間地点のみを使用するリクエストは、Basic SKU に基づいて課金されます。
高度な機能(
TRAFFIC_AWARE
またはTRAFFIC_AWARE_OPTIMAL
ルート修飾子など)を使用するリクエストは、Advanced SKU に基づいて課金されます。二輪車のルート選択など、優先機能を使用するリクエストは、Preferred SKU に基づいて課金されます。
SKU: Routes: Compute Routes - Basic
Compute Routes へのリクエストです。
月間使用量 クエリあたりの料金 |
||
---|---|---|
0.005 米ドル (1,000 回あたり 5.00 米ドル) |
0.004 米ドル (1,000 回あたり 4.00 米ドル) |
大量使用時の料金設定については営業担当にお問い合わせください |
SKU: Routes: Compute Routes - Advanced
高度な機能を使用する Compute Routes へのリクエストです。
月間使用量 クエリあたりの料金 |
||
---|---|---|
0.01 米ドル (1,000 回あたり 10.00 米ドル) |
0.008 米ドル (1,000 回あたり 8.00 米ドル) |
大量使用時の料金設定については営業担当にお問い合わせください |
以下の機能の 1 つ以上を使用する Compute Routes へのリクエストがあると、Advanced SKU が課金されます。
- 11~25 個の中間地点
- トラフィック アウェア ルーティングまたはトラフィック アウェア オプティマル ルーティング。これらのルーティング オプションは、リクエストの
routingPreference
プロパティをTRAFFIC_AWARE
またはTRAFFIC_AWARE_OPTIMAL
に設定することに相当します。 - 場所の修飾子。次のオプションを使用して、ドライバーが特定の場所にどのように接近するかを指定します。
SKU: Routes: Compute Routes - Preferred
優先機能を使用する Compute Routes へのリクエストです。
月間使用量 クエリあたりの料金 |
||
---|---|---|
0.015 米ドル (1,000 回あたり 15.00 米ドル) |
0.012 米ドル (1,000 回あたり 12.00 米ドル) |
大量使用時の料金設定については営業担当にお問い合わせください |
以下の機能の 1 つ以上を使用する Compute Routes へのリクエストがあると、Preferred SKU が課金されます。
SKU: Routes: Compute Route Matrix - Basic
Compute Route Matrix へのリクエストです。
月間使用量 要素あたりの料金 |
||
---|---|---|
0.005 米ドル (1,000 回あたり 5.00 米ドル) |
0.004 米ドル (1,000 回あたり 4.00 米ドル) |
大量使用時の料金設定については営業担当にお問い合わせください |
SKU: Routes: Compute Route Matrix - Advanced
高度な機能を使用する Compute Route Matrix へのリクエストです。
月間使用量 要素あたりの料金 |
||
---|---|---|
0.01 米ドル (1,000 回あたり 10.00 米ドル) |
0.008 米ドル (1,000 回あたり 8.00 米ドル) |
大量使用時の料金設定については営業担当にお問い合わせください |
以下の機能の 1 つ以上を使用する Compute Route Matrix へのリクエストがあると、Advanced SKU が課金されます。
- トラフィック アウェア ルーティングまたはトラフィック アウェア オプティマル ルーティング。これらのルーティング オプションは、リクエストの
routingPreference
プロパティをTRAFFIC_AWARE
またはTRAFFIC_AWARE_OPTIMAL
に設定することに相当します。 - 場所の修飾子。次のオプションを使用して、ドライバーが特定の場所にどのように接近するかを指定します。
SKU: Routes: Compute Route Matrix - Preferred
優先機能を使用する Compute Route Matrix へのリクエストです。
月間使用量 要素あたりの料金 |
||
---|---|---|
0.015 米ドル (1,000 回あたり 15.00 米ドル) |
0.012 米ドル (1,000 回あたり 12.00 米ドル) |
大量使用時の料金設定については営業担当にお問い合わせください |
以下の機能の 1 つ以上を使用する Compute Route Matrix へのリクエストがあると、Preferred SKU が課金されます。
その他の使用量上限
1 日あたりのリクエスト数に上限はありませんが、Routes API には次の使用量上限が適用されます。
要素の数は、出発地の数に目的地の数を掛けた値で計算されます。
Compute Routes
レート制限は 1 分あたり 3,000 QPM クエリ。
ComputeRoutes
リクエストあたりの中間地点の最大数は 25 です。
Compute Route Matrix
レート制限は 1 分あたり 3,000 EPM 要素です。これは、出発地の数 × 目的地の数で計算されます。
プレイス ID または住所を使って指定できる出発地と目的地の数は 50 までです。
routingPreference
をTRAFFIC_AWARE_OPTIMAL
に設定したComputeRouteMatrix
リクエストあたりの要素の合計数の上限は 100 です。travelMode
をTRANSIT
に設定したComputeRouteMatrix
リクエストあたりの要素の合計数の上限は 100 です。それ以外の場合は、
ComputeRouteMatrix
リクエストあたりの要素の最大数は 625 です。
利用規約による制限
使用条件の詳細については、Google Maps Platform 利用規約のライセンス制限に関するセクションをご覧ください。
使用料金を管理する
Routes API の使用料金を管理する、または本番環境トラフィックの需要を満たすには、API へのすべてのリクエストで 1 日あたりの割り当て上限を設定します。1 日の割り当ては、午前 0 時(太平洋時間)にリセットされます。
Routes API の割り当て上限を表示または変更するには:
- Cloud Console で、[Google Maps Platform の割り当て] ページを開きます。
- [API] プルダウンをクリックし、[Routes API] を選択します。
- [リクエスト] カードまでスクロールして、割り当て上限を表示します。
割り当て名と上限の一覧の表が表示されます。 - 割り当て上限を変更するには、その制限の編集アイコンをクリックします。
表示されたダイアログの [割り当て上限] フィールドに、1 日の課金対象の割り当て上限(Google により指定されている場合、その割り当て上限以下)を入力して、[保存] を選択します。
API の使用が課金対象の割り当て上限に達した日は、その日が終わるまでアプリケーションは API にアクセスできなくなります。
コスト管理についての関連リソース
-
インドのユーザーが Google Maps Platform のクレジットを受け取るには、Google Maps Platform の請求先アカウントを作成する前に、Google Cloud Platform の請求先アカウントを作成する必要があります。 ↩