Cloud Search を使用すると、従業員は、社内のデータ リポジトリから社内ドキュメント、データベース項目、CRM データなどの情報を検索して取得できます。
アーキテクチャの概要
図 1 に、Cloud Search 実装の主なコンポーネントを示します。
図 1 の最も重要な用語の定義を以下に示します。
- リポジトリ
- 従業員情報の格納に使用されるデータベースなど、企業がデータを格納するために使用するソフトウェア。
- データソース
- Cloud Search がインデックスに登録して格納するリポジトリのデータ。
- 検索インターフェース
- 従業員がデータソースを検索するために使用するユーザー インターフェース。スマートフォンやデスクトップ パソコンなど、あらゆるデバイスで使用するための検索インターフェースを開発できます。 Google が提供する検索ウィジェットをデプロイして、社内のウェブサイト内で検索できるようにすることもできます。各検索には、検索アプリケーション ID が含まれており、カスタマー サービスツール内などの検索コンテキストを識別できます。サイト cloudsearch.google.com には検索インターフェースが含まれています。
- 検索アプリケーション
- 検索インターフェースに関連付けられている場合に検索に関するコンテキスト情報を提供する一連の設定。コンテキスト情報には、検索に使用されるデータソースと検索ランキングが含まれます。検索アプリケーションには、結果をフィルタするためのメカニズムも含まれおり、一定期間にわたって行われたクエリの数などのデータソースに関するレポートが有効になります。
- スキーマ
- 企業リポジトリ内のデータを Cloud Search でどのように表現するかを示すデータ構造。スキーマは、ユーザーがデータをフィルタして表示する方法など、従業員の Cloud Search 体験を定義します。
- コンテンツ コネクタ
- 企業リポジトリ内のデータを走査して、データソースにデータを入力する目的で使用されるソフトウェア プログラム。
- ID コネクタ
- 企業の ID(ユーザーとグループ)を Cloud Search に必要な ID と同期するために使用されるソフトウェア プログラム。
Cloud Search のユースケース
Cloud Search のユースケースの例:
- 従業員は、他の従業員が作成した企業ポリシー、ドキュメント、コンテンツを探す必要があります。
- カスタマー サービスチームのメンバーは、関連するトラブルシューティング ドキュメントを探してお客様に送信する必要があります。
- 従業員は会社のプロジェクトに関する社内情報を探す必要があります。
- 営業担当者は、特定のお客様のすべてのサポート問題のステータスを表示する必要があります。
- 従業員は、会社固有の用語の定義が必要です。
Cloud Search を実装する最初の手順は、関連するユースケースを特定することです。
Cloud Search を実装する
デフォルトでは、Cloud Search は Google Workspace ドキュメントやスプレッドシートなどの Google Workspace データをインデックスに登録します。Google Workspace データ用に Cloud Search を実装する必要はありません。ただし、サードパーティのデータベースに保存されているデータ、Windows ファイル共有、OneDrive のようなファイル システム、SharePoint のようなイントラネット ポータルなど、Google Workspace 以外のデータについては、Cloud Search を実装する必要があります。企業向けに Cloud Search を実装する手順は次のとおりです。
- Cloud Search が解決に役立つユースケースを特定します。
- ユースケースに関連するデータを保持するリポジトリを特定します。
- 企業が各リポジトリ内のデータへのアクセスを管理するために使用する ID システムを特定します。
- Google Cloud Search API へのアクセスを構成します。
- Cloud Search にデータソースを追加します。
- 各データソースの スキーマを作成して登録します。
- リポジトリに使用可能なコンテンツ コネクタがあるかどうかを確認します。あらかじめ構築されたコネクタのリストについては、 Cloud Search コネクタのディレクトリをご覧ください。 コンテンツ コネクタが使用可能な場合は、ステップ 9 に進みます。
- コンテンツ コネクタを作成 して、各リポジトリ内のデータにアクセスし、 Cloud Search データソースにインデックスを登録します。
- ID コネクタが必要かどうかを判断します 。ID コネクタが不要な場合は、ステップ 11 に進みます。
- ID コネクタを作成 して、リポジトリまたは企業の ID を Google ID にマッピングします。
- 検索アプリケーションを設定します。
- 検索インターフェースを作成して 、検索クエリを実行します。
- コネクタと検索インターフェースをデプロイします。事前構築済みのコネクタを使用する場合は、そのコネクタ用の手順に従ってコネクタを入手し、デプロイします。利用可能なコネクタは、 Cloud Search コネクタ ディレクトリに記載されています。
次のステップ
- Cloud Search スタートガイドのチュートリアルを試します。
- Cloud Search を使用するユースケースを特定します。
- これらのユースケースに関連するリポジトリを特定します。
- リポジトリで使用する ID システムを特定します。
- Cloud Search API へのアクセスを構成する に進みます。