割り当て方式は、自動プロセスがキャンペーン マネージャー 360 API を不適切な方法で使用することを防ぎ、Google のインフラストラクチャを保護します。つまり、あるデベロッパーの操作によってコミュニティに悪影響が及ぶ事態を防ぎます。
割り当て上限
以下のデフォルトの割り当て制限は、Campaign Manager 360 API のすべてのリソースとメソッドの間で共有されます。
- プロジェクトごとに 1 日のリクエスト数の上限は 50,000 件 - 引き上げ可能
- プロジェクトごとに 1 秒あたりのクエリ数(QPS)の上限は 1 件
- Google API Console では、この割り当てはユーザーごとの 1 分あたりのクエリ数として扱われ、デフォルトでは 60 件に設定されています。この上限は必要に応じて、600 件(10 QPS)まで引き上げることができます。
レポート ビルダーでは、アカウントごとに異なる割り当ての制限が追加されます。詳しくはこちらのヘルプセンターの記事と下記の表をご覧ください。
割り当ての上限を超えた場合
万一、割り当て制限を超えたためにリクエストが失敗すると、API から HTTP ステータス コードとエラーの理由が返されます。さらに、レスポンス本文にエラーの原因についての詳しい説明が記載されます。エラー レスポンスの例については、エラー メッセージのガイドをご覧ください。
以下の一覧に、割り当て制限を超えたために発生するリクエスト失敗のエラーと、おすすめの対処方法を示します。
コード | 理由 | メッセージ | 推奨される対応 |
---|---|---|---|
403 | dailyLimitExceeded | 1 日の上限を超えています | 問題を解決してから再試行してください。Google API コンソールで使用状況を調べて、リクエストを減らすようにワークフローを変更します。現在の使用状況が妥当と思われる場合は、割り当ての追加をリクエストできます。 |
403 | quotaExceeded | このアカウントで利用可能なレポート数(x 件 / 日)を超えています。 | その日はこのアカウントでレポートをそれ以上実行しないようにします。アカウント マネージャーにサポートをご依頼ください。 |
403 | quotaExceeded | このユーザー プロファイルで利用可能なレポート数(x 件 / 日)を超えています。 | その日はこのユーザー プロファイルでレポートをそれ以上実行しないようにします。別のユーザー プロファイルに切り替えるか、アカウント マネージャーにサポートをご依頼ください。 |
403 | quotaExceeded | このアカウントでスケジュール設定が可能なレポート数(x 件)を超えています。 | スケジュールに基づくレポートで不要なものがあれば無効にしてから、このリクエストを再試行します。 |
403 | quotaExceeded | このレポートのユーザー プロファイルでスケジュール設定が可能なレポート数(x 件)を超えています。 | スケジュールに基づくレポートで不要なものがあればそのレポートの所有者に無効にしてもらってから、このリクエストを再試行します。 |
403 | quotaExceeded | このユーザー プロファイルでスケジュール設定が可能なレポート数(x 件)を超えています。 | スケジュールに基づくレポートで不要なものがあれば無効にしてから、このリクエストを再試行します。 |
403 | quotaExceeded | 割り当て数を超えたものがあるため、この操作は完了できません。アカウント マネージャーにサポートをご依頼ください。 | アカウント マネージャーにサポートをご依頼ください。 |
403 | userRateLimitExceeded | ユーザーのデータ処理の上限を超えています | Google API Console でユーザーあたりの上限を引き上げるか、指数バックオフを使用してリクエストの送信レートを抑えます。この API では、書き込みの同時リクエストや、10 QPS を超えるレートでのリクエストはおすすめしません。 |
1 日の割り当ての追加をリクエストする
アプリケーションへの 1 日の割り当てを追加する必要があれば、下記の手順に沿ってリクエストすることができます。
下記の手順は、dailyLimitExceeded
エラーが発生したプロジェクトでのみご利用になれます。その他の割り当てエラーに対するおすすめの対処方法については、上記の表をご覧ください。
- Google API Console でキャンペーン マネージャー 360 API を開きます。
- [指標] ページの使用状況統計で、アプリケーションの動作が想定どおりであることを確認します。呼び出されているメソッドに注意し、想定外の使用や過度の使用がある場合は次に進む前に対処します。
- 使用状況に問題がない場合は、[割り当て] ページに移動し、[Queries per day] の横にある編集アイコンをクリックして、[割り当ての増加を申し込む] をクリックします。
追加のリクエストは、入力した情報をよく確認し、割り当てリクエスト フォームの指示に沿って提出してください。