Google アナリティクスの推奨イベントとカスタム イベント

Data Manager API を使用して、Google アナリティクスの推奨イベントとカスタム イベントを送信します。

推奨イベントとカスタム イベントを送信する

Google アナリティクスの Measurement Protocol からアップグレードする場合は、Measurement Protocol から Data Manager API へのアップグレードの手順をご覧ください。

ワークフローの概要

Data Manager API を使用してイベントデータを送信する手順は次のとおりです。

  1. 宛先を準備する: 取り込みリクエストの destinations フィールドに Destination オブジェクトを定義して、ターゲット アカウントとコンバージョンまたはイベントの宛先を指定します。詳しくは、宛先を準備するをご覧ください。

  2. イベントデータと識別子を準備する: Event フィールドに、イベントの詳細と必要な識別子(広告クリック、クライアント、アプリ インスタンスの識別子など)を入力します。userData にユーザーの連絡先情報を含める場合は、フォーマット ガイドラインに沿って識別子を正規化して SHA-256 ハッシュ化し、必要に応じて暗号化します。詳細については、イベントデータを準備するをご覧ください。

  3. 取り込みリクエストを作成して送信する: destinations、Event レコード、encryptionInfo(userData を暗号化した場合)を含む events.ingest リクエストを送信します。本番環境データを送信する前に、validateOnly: true を使用してペイロードのファストフェイル エラーをテストします。フィールドの要件とコードサンプルについては、イベントを送信するをご覧ください。

  4. 診断を確認する: 非同期処理の診断情報を取得し、requestStatus.retrieve を使用して取り込みステータスを確認します。

ユースケース

Data Manager API を使用して推奨イベントとカスタム イベントを送信するユースケースは次のとおりです。

  • オンラインとオフラインでの行動を結び付ける。

  • クライアントサイドとサーバーサイドのインタラクションを測定する。

  • 標準的なユーザー インタラクション以外で発生するイベント(オフライン コンバージョンなど)を送信する。

  • 自動収集ができないデバイスやアプリ(例: キオスク、スマートウォッチ)からイベントを送信する。

ユーザー提供データ

ハッシュ化されたメールアドレス、電話番号、住所などのファーストパーティの顧客データを、Event の userData フィールドで送信できます。これにより、Google アナリティクスでのコンバージョンの測定、アトリビューション、オーディエンスの構築の精度が向上します。

ユーザー提供データを送信する際は、次の点に注意してください。

  • イベントとともに送信: Data Manager API では、ユーザー提供データは Event の一部として送信する必要があります。イベントのないスタンドアロン アップロードはサポートされていません。

  • 形式とハッシュ化: 個人識別子(メールアドレス、電話番号、名前、番地など)は、アップロードする前に正規化し、SHA-256 を使用してハッシュ化する必要があります。他のフィールド(市区町村、都道府県、郵便番号、国コードなど)は正規化されますが、ハッシュ化されません。具体的な要件については、ユーザーデータの形式を設定するガイドをご覧ください。

  • 暗号化: 必要に応じて、ハッシュ化されたユーザーデータを暗号化できます。

  • User-ID: 一貫性のあるユーザー ID が利用可能な場合は、userData とともに userId を指定することをおすすめします。

  • 実装: リクエストの作成手順については、ユーザー提供データを追加するをご覧ください。

統合に関する考慮事項

Data Manager API を使用する際は、次の点に注意してください。

リマーケティング

Google シグナルを有効にすると、Google アナリティクスで同一デバイスのリマーケティングがサポートされます。クロスデバイス リマーケティングの場合は、userId が必要です。

また、ユーザー提供データを送信して、ファーストパーティ オーディエンス マッチングを有効にすることもできます。

広告識別子

Google アナリティクスは、オンライン インタラクション中に収集された広告 ID(GBRAID や WBRAID など)を、clientId または appInstanceId を使用して Data Manager API イベントと自動的に結合します。

プライバシー設定

Google アナリティクスは、clientId または appInstanceId を使用して、Data Manager API イベントをオンライン インタラクションと結合し、「非パーソナライズド広告」や「広告のトラッキング制限」などのユーザーのプライバシー設定を適用します。

consent オブジェクトを使用して、各イベントでユーザーの同意設定を直接指定することもできます。

地域とデバイスの情報

Google アナリティクスでは、clientId または appInstanceId に基づき、タグ設定の最新の地理情報とデバイス情報が Data Manager API イベントと自動的に結合されます。これにより、Data Manager API イベントは地域ディメンションとデバイス ディメンションを含むレポートに反映されます。

Data Manager API イベントに、clientId または appInstanceId の最新情報ではなく、特定のセッションの地域情報とデバイス情報を反映させる場合は、additionalEventParameters にエントリを追加し、parameterName を session_id に、value を特定のセッションの ID に設定して、セッションの開始から 24 時間以内にイベントを送信します。

Data Manager API を使用して、イベントの地理情報とデバイス情報を指定できます。

完全なサーバー間通信

Google アナリティクスへのイベントの送信を Data Manager API のみで行うことも可能ですが、利用できるレポートは限られる可能性があります。Data Manager API の目的は、gtag、タグ マネージャー、Firebase を使用して収集された既存のイベントを補強することです。一部のイベントやパラメータの名前は、自動収集で使用するため予約されており、Data Manager API を通して送信することはできません。

イベントを生成または名前変更する

Data Manager API で送信されたイベントは、イベントの作成とイベント名の編集のルールをトリガーしません。Google アナリティクスの UI で設定されたルールと類似したロジックをアプリケーションに実装し、Data Manager API を通じてカスタム イベントを送信する必要があります。