ChromeOS でのドキュメントの印刷が、これまで以上に使いやすくなりました。キオスクモードを管理している場合でも、印刷をよりシームレスに行いたい場合でも、chrome.printing API を使用して、ChromeOS デバイスにインストールされているプリンタに印刷ジョブを送信できます。
chrome.printing API を選択するメリット:
- 印刷プロセスを制御する: chrome.printing は、印刷余白、用紙サイズ、サイレント印刷などの仕様を含む包括的な API 制御を提供します。
- 信頼性の向上: ChromeOS 向けに最適化された chrome.printing API は、オペレーティング システムの印刷サブシステムと直接インターフェースすることで、信頼性の高い高速印刷を実現します。
chrome.printing API の使用方法
chrome.printing API を使用するには、管理対象デバイスで拡張機能を作成する必要があります。
管理対象デバイスで chrome.printing API を有効にして実装します。
- マニフェストで「印刷」権限を宣言する: アプリケーションのマニフェストで、「印刷」権限を宣言します。このステップは、アプリケーションの印刷機能を有効にするために不可欠です。
{ … “permissions”: [“printing”], … }
- submitJob() 関数を使用する: ユーザーモードで submitJob() 関数を呼び出すと、通常、ChromeOS はダイアログ ボックスをトリガーし、ユーザーに印刷操作の確認を求めます。
注: ChromeOS バージョン 128 以降では、キオスクアプリで chrome.printing API を使用して、ユーザーの操作を不要にできます。印刷プレビュー ダイアログを操作する手間を省き、ドキュメントをシームレスに印刷できます。キオスクモードで拡張機能が読み込まれると、印刷確認は表示されず、印刷にユーザーの承認は必要ありません。
管理対象デバイス全体でシームレスなエクスペリエンスを実現することが重要です。chrome.printing API は、効率的で一貫性のある印刷プロセスを実現するための信頼性の高い安全なソリューションを提供します。サイレント印刷は、印刷を効率化するだけでなく、ChromeOS 上のユーザーフレンドリーなアプリケーション エコシステムの構築にも貢献します。