ChromeOS デバイスには、Android アプリをビルドできるという独自のメリットがあります。また、Chrome デバイスで Android アプリを実行することもできます。コーディングしているデバイスに直接デプロイできるため、ビルドとテストが容易になります。ChromeOS でアプリをテストすると、ユーザー エクスペリエンスをより深く理解し、大画面と入力サポート向けにアプリのエクスペリエンスを最適化する方法を把握できます。また、ChromeOS デバイスからスマートフォン、タブレット、別の ChromeOS デバイスにアプリをデプロイしてテストすることもできます。
ChromeOS に Android Studio をインストールする
Android Studio は、バージョン 3.5 以降で ChromeOS が公式にサポートされています。Android Studio をインストールするには、Android Studio の ChromeOS インストール手順に沿って操作してください。
Android Studio のシステム要件
- 8 GB 以上の RAM を推奨
- 20 GB 以上の空きディスク スペース
- 1,280 × 800 以上の画面解像度
- Intel i5 以上(U シリーズ以上)を推奨
Android Studio の推奨デバイス
- Acer: Chromebook 13/Spin 13、Chromebox CXI3、Chromebook 712 [C871]
- ASUS: Chromebox 3、Chromebook Flip C436FA
- CTL: Chromebox CBx1
- Dell: Inspiron Chromebook 14、Latitude 5300 2-in-1 Chromebook Enterprise、Latitude 5400 Chromebook Enterprise
- HP: Chromebook x360 14、Chromebox G2、Chromebook x360 14c
- Lenovo: Yoga C630 Chromebook、Flex 5 Chromebook
- ViewSonic: NMP660 Chromebox
Android Emulator のサポート
サポートされている Chromebook で Android エミュレータのフルバージョンを実行できるようになりました。これにより、デベロッパーは実際のハードウェアを必要とせずに、任意の Android バージョンとデバイスでアプリをテストできます。Android アプリ デベロッパーは、地図上の位置やその他のセンサーデータをシミュレートして、さまざまな動き、向き、環境条件でアプリがどのように動作するかをテストできます。ChromeOS で Android Emulator がサポートされたことで、デベロッパーは Chromebook から直接、さまざまな Android バージョンやデバイス(タブレットや折りたたみ式スマートフォンなど)向けに最適化できるようになりました。
Android Emulator でサポートされているデバイス
- Acer: Chromebook 712(C871)
- ASUS: Chromebook Flip C436FA
- Dell: Latitude 5300 2-in-1 Chromebook Enterprise、Latitude 5400 Chromebook Enterprise
- HP: Chromebook x360 14c
- Lenovo: Flex 5 Chromebook