Chrome Device Token API の概要

概要

ユーザーはサードパーティの ID プロバイダ(IdP)を使用して ChromeOS デバイスにログインできました。ユーザーは IdP のウェブサイト経由でパスワードを変更できます。ユーザーがパスワードを変更したとき、ChromeOS デバイスでローカルのデータ パーティションを再暗号化するには、ChromeOS デバイスでパスワードを再入力するようユーザーに求める必要があります。現在、ユーザーは次回 ChromeOS デバイスにログインする際にのみ、パスワードの再入力を求められます。ユーザーが IdP のウェブサイトでパスワードを変更してから、ChromeOS デバイスにユーザーがログインするまでに大幅な遅延が発生する可能性があります。ユーザーがパスワードを変更したという事実を忘れている可能性がある。

Chrome Device Token API を使用すると、IdP はユーザーがパスワードを変更したことを ChromeOS デバイスに通知できます。これにより、ユーザーが正しいパスワードを入力する可能性が高くなるよう、すぐに ChromeOS デバイスからユーザーに再入力を求めるメッセージが表示されます。これにより、ChromeOS デバイスのユーザーの認証エクスペリエンスが向上します。