利便性を考慮して、startDate
と endDate
の各パラメータでは標準の YYYY-MM-DD
形式の代わりに次の特殊キーワードを使用できるようになっています。
today
startOfMonth
startOfYear
latest
これを使用すると、現在の日付を基にレポートが生成されます。下記のような応用的な使い方もできます。
レポート | 開始日 | 終了日 |
---|---|---|
過去 7 日間のパフォーマンス | today-6d | today |
先月のパフォーマンス | startOfMonth-1m | startOfMonth-1d |
過去 6 か月間 | startOfMonth-6m | startOfMonth-1d |
このとき、加算(+
)と減算(-
)の演算子、および年(y)
、月(m)
、週(w)
、日(d)
の各期間を使用できます。
latest
キーワード
latest
キーワードの動作は前述のものとは異なり、YYYY-MM-DD
という日付の表示形式で YYYY
や MM
の代わりに使用できます。たとえば、現在から最も近い過去の 3 月 14 日を表す場合は latest-03-14
、現在から最も近い過去の任意の月の 14 日を表す場合は latest-latest-14
となります。このとき、未来の日付が返されることはありません。
わかりやすいように、例を挙げて説明します。
リクエストされた日付 | 現在の日付 | 結果 |
---|---|---|
latest-03-14 | 2014-03-15 | 2014-03-14 |
latest-03-14 | 2014-03-14 | 2014-03-14 |
latest-03-14 | 2014-03-13 | 2013-03-14 |
latest-latest-14 | 2014-03-15 | 2014-03-14 |
latest-latest-14 | 2014-03-14 | 2014-03-14 |
latest-latest-14 | 2014-03-13 | 2013-02-14 |
下記は、相対的な日付を使用した場合の期間の例です。
レポート | 開始日 | 終了日 |
---|---|---|
最も近い過去の 3 月 14 日 | latest-03-14 | latest-03-14 |
米国の予算年度開始日から現在まで(米国の予算年度は 10 月 1 日から翌年 9 月 30 日まで) | latest-10-01 | today |
最後の給料日以降の期間(毎月 25 日が給料日の場合) | latest-latest-25 | today |
レポートの例
次に示すのは、過去 6 か月間のアカウントのパフォーマンスを月別に表すレポートの例です。
レポートの例: 月ごとの収益とクリック数(過去 6 か月間、新しい月から順に表示) | |
---|---|
開始日: | startOfMonth-6m |
終了日: | startOfMonth-1d |
ディメンション: | MONTH |
指標: | EARNINGS, CLICKS |
並び順: | -MONTH |
結果:
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