スマートホームの MediaState トレイトのスキーマ
action.devices.traits.MediaState
- このトレイトは、メディアの状態を報告できるデバイスに使用されます。
MediaState
トレイトは次の目的でアシスタントによって使用されます。
- 各デバイスで何が再生されているかを確認するため、再生がアシスタントによって開始されたかどうか。この情報は、アシスタントがユーザーの意図をより深く理解するうえで役立ちます。たとえば、実際の意図が「今夜の番組を再生しているデバイスを一時停止して」である場合、ユーザーは「今夜の番組を一時停止して」と言います。
- メディア プレーヤー間でのポータビリティを実現するため、再生中の曲と現在の再生位置をアシスタントが認識していれば、アシスタントはユーザーが部屋間を移動したときにその再生を別のデバイスに転送したり、後で任意のデバイスに保存して後で使用したりできます。
このトレイトの属性を構成することで、ソリューションが提供するメディア状態のレベルとアスペクトを指定できます。通常、このトレイトは TransportControl
トレイトと組み合わせて使用します。
デバイスの属性
このトレイトを持つデバイスは、SYNC
オペレーションの一部として次の属性をレポートできます。SYNC
インテントの処理方法については、インテントのフルフィルメントをご覧ください。
属性 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
supportActivityState |
ブール値 |
(デフォルト: デバイスがアクティビティの状態を報告できるかどうかを示します。 |
supportPlaybackState |
ブール値 |
(デフォルト: デバイスが現在の再生状態を報告できるかどうかを示します。 |
例
SYNC レスポンスについてアクティビティと再生状態の両方を報告するメディア デバイス
{ "supportActivityState": true, "supportPlaybackState": true }
デバイスのステータス
このトレイトを持つエンティティは、QUERY
オペレーションの一部として次の状態をレポートできます。QUERY
インテントの処理方法については、インテントのフルフィルメントをご覧ください。
状態 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
activityState |
文字列 |
デバイスがアクティブで、ユーザーがアクティブに操作しているかどうかを示します。 サポートされている値:
|
playbackState |
文字列 |
メディアの再生時の現在の状態を示します。 サポートされている値:
|
例
アクティビティと再生状態の両方を報告するメディア デバイス
{ "activityState": "ACTIVE", "playbackState": "PAUSED" }
デバイスのコマンド
なし。