このドキュメントでは、さまざまな一般的なトラッキングのカスタマイズについて、トラッキング コードについて解説します。
Google アナリティクスのトラッキング スニペットに urchin.js
マークアップや従来の ga.js
構文が含まれている場合は、このガイドを参考にして、改善された非同期スニペットにトラッキングを移行してください。
非同期トラッキングへの移行
非同期スニペットを使用するようページを変換する手順は次のとおりです。
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既存のトラッキング コード スニペットとカスタマイズ設定を削除します。
エラーを減らすには、既存のトラッキング コード スニペットを、ウェブページに挿入するインクルード ファイル(またはメカニズム)から削除することをおすすめします。既存のトラッキング コード スニペットをテキスト ファイルに貼り付けると、カスタマイズした手法についてトラッキングできます。
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非同期スニペットをページの
<head>
セクションの最下部に挿入します。これは、ページまたはテンプレートで使用する他のスクリプトの後に挿入します。非同期スニペットの主なメリットの 1 つは、HTML ドキュメントの上部に配置できることです。これにより、ユーザーがページを離れる前にトラッキング ビーコンが送信される可能性が高くなります。 ほとんどのページでは、非同期スニペットの最適な位置は、
<head>
セクションの一番下、終了タグ</head>
の直前であることがわかりました。 -
_setAccount
メソッドを実際のウェブ プロパティ ID に変更します。
ウェブ プロパティ ID について詳しくは、アカウントとビュー(旧プロファイル)のドキュメントのウェブ プロパティのセクションをご覧ください。
- 非同期構文を使用してカスタマイズを追加し直します。このガイドの残りの部分で説明するカスタマイズを使用します。非同期トラッキング コードの詳細については、非同期トラッキングの使用ガイドをご覧ください。
注: 他のスクリプトに関して非同期スニペットの動作をできる限り合理化するには、次のいずれかの方法で他のスクリプトをサイトに配置することをおすすめします。
- HTML の
<head>
セクションのトラッキング コード スニペットの前 - トラッキング コード スニペットとすべてのページ コンテンツの後(HTML 本文の下部など)
使用できない場合でも、ページの下部に非同期スニペットを配置できます。また、スニペットを分割して、非同期トラッキングのメリットを活用することもできます。
基本的なページ トラッキング
非同期構文に慣れるには、基本的なページ トラッキングを行うことをおすすめします。以下の例では、適切なアカウントでトラッキング オブジェクトを設定し、ページ トラッキング メソッドを呼び出しています。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_trackPageview']);
ブラウザ設定の検出
以下の例は、Flash 検出の無効化、ブラウザ名/バージョン検出の無効化などの、ブラウザ設定のカスタマイズについて示します。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setClientInfo', false]); _gaq.push(['_setAllowHash', false]); _gaq.push(['_setDetectFlash', false]); _gaq.push(['_setDetectTitle', false]); _gaq.push(['_trackPageview']);
キャンペーン期間
Google 広告の広告キャンペーンの期間は、デフォルトで 6 か月に設定されています。キャンペーンの期間は、_setCampaignCookieTimeout()
メソッドを使って調整できます。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setCampaignCookieTimeout', 31536000000]); _gaq.push(['_trackPageview']);
キャンペーン フィールド - カスタム
Google 広告アカウントとアナリティクス アカウントをリンクしている場合、Google アナリティクスでは Google 広告のデータが自動的に収集されます。他の広告ソースや、メール キャンペーンなどのソースからのキーワード リンクをトラッキングするには、以下の方法でカスタム キャンペーン フィールドを作成します。詳しくは、トラフィック ソースガイドのキャンペーン トラッキングをご覧ください。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setCampNameKey', 'ga_campaign']); // name _gaq.push(['_setCampMediumKey', 'ga_medium']); // medium _gaq.push(['_setCampSourceKey', 'ga_source']); // source _gaq.push(['_setCampTermKey', 'ga_term']); // term/keyword _gaq.push(['_setCampContentKey', 'ga_content']); // content _gaq.push(['_setCampNOKey', 'ga_nooverride']); // don't override _gaq.push(['_trackPageview']);
キャンペーン トラッキング - 無効
Google アナリティクスではキャンペーン トラッキングが自動的に有効になりますが、無効にするには _setCampaignTrack()
メソッドを使用します。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setCampaignTrack', false]); // Turn off campaign tracking _gaq.push(['_trackPageview']);
クロス ドメインのリンク
ドメイン間のトラフィックを追跡するには、_setAllowLinker()
関数を使用して 2 つのドメイン間のユーザー クリックを追跡します。クロスドメイン トラッキングの設定について詳しくは、クロスドメイン トラッキングをご覧ください。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setDomainName', 'none']); _gaq.push(['_setAllowLinker', true]); _gaq.push(['_trackPageview']); ... <a href="http://example.com/test.html" onclick="_gaq.push(['_link', 'http://example.com/test.html']); return false;">click me</a>
クロスドメイン フォームデータ
_linkByPost()
メソッドを使用して、あるドメインから別のドメインにユーザーデータを渡すことができます。この場合、両方のドメインでクロスドメイン トラッキングが有効になっています。クロスドメイン トラッキングの設定について詳しくは、クロスドメイン トラッキングをご覧ください。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setDomainName', 'none']); _gaq.push(['_setAllowLinker', true]); _gaq.push(['_trackPageview']); ... <form name="f" method="post" onsubmit="_gaq.push(['_linkByPost', this]);"> ... </form>
e コマース トラッキング
e コマース トラッキングでは、トラッキングの設定で 3 つの主要なメソッドを呼び出します。詳細については、e コマース トラッキングをご覧ください。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_trackPageview']); _gaq.push(['_addTrans', '1234', // order ID - required 'Mountain View', // affiliation or store name '11.99', // total - required '1.29', // tax '5', // shipping 'San Jose', // city 'California', // state or province 'USA' // country ]); _gaq.push(['_addItem', '1234', // order ID - required 'DD44', // SKU/code 'T-Shirt', // product name 'Green Medium', // category or variation '11.99', // unit price - required '1' // quantity - required ]); _gaq.push(['_trackTrans']);
イベント トラッキング
イベント トラッキングを使用するには、ページ内の適切な場所(onclick
ハンドラなど)でイベント呼び出しを行う必要があります。イベント トラッキングの詳細については、イベント トラッキング ガイドをご覧ください。注: イベント トラッキングは、urchin.js トラッキング コードでは使用できません。
非同期スニペット(推奨)
このセクションでは、非同期構文を使用してトラッキングを設定する 2 つの方法を説明します。イベント トラッキングでは、onclick
ハンドラはまったく同じ構文を使用します。
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_trackPageview']); ... <a onclick="_gaq.push(['_trackEvent', 'category', 'action', 'opt_label', opt_value]);">click me</a>
Session Timeout(セッションのタイムアウト)
デフォルトでは、ユーザー セッションはサイトで操作が行われない状態が 30 分間続くとタイムアウトします。次の例は、_setSessionCookieTimeout()
メソッドを使用してこれを変更する方法を示しています。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setSessionCookieTimeout', 3600000]); _gaq.push(['_trackPageview']);
ソース - 検索エンジン、キーワード、参照 URL
Google アナリティクスでは、デフォルトでウェブサイトのリストが検索エンジンからの参照としてレポートに表示されます。これらのメソッドを使用して検索エンジンのリストを変更できます。詳細については、トラフィック ソース ガイドの検索エンジンをご覧ください。Google アナリティクスでは、特定のドメインからの参照を無視したり、特定のキーワード検索をノーリファラーとして処理するよう設定することもできます。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_addIgnoredOrganic', 'ignore']); _gaq.push(['_addIgnoredRef', 'urchin.com']); _gaq.push(['_addOrganic', 'new_search_engine', 'q']); _gaq.push(['_trackPageview']);
サブディレクトリに制限されたトラッキング
_setCookiePath()
メソッドを使用して、すべてのトラッキングのデフォルト パスとしてサブディレクトリを設定します。これは、すべてのトラッキングをサイトのサブディレクトリに限定するために行います。
非同期スニペット(推奨)
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setCookiePath', '/path/of/cookie/']); _gaq.push(['_trackPageview']);
ローカル サーバーの使用
スタンドアロンの Urchin ソフトウェアと Google アナリティクスを使用してウェブサイトをトラッキングしている場合は、この方法を使用します。詳しくは、トラッキング API リファレンスの Urchin サーバーのセクションをご覧ください。
非同期スニペット
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']); _gaq.push(['_setLocalRemoteServerMode']); _gaq.push(['_trackPageview']);
仮想ページビュー
サイト上の実際のウェブサイト ページに誘導しないユーザーのクリックをトラッキングするには、作成した URL とともに _trackPageview()
メソッドを使用します。一般に、ダウンロード、アウトバウンド リンク、PDF など、ユーザーの操作をトラッキングするには、イベント トラッキングを使用することをおすすめします。これは、仮想ページビューがページビューの総数に加算されるためです。
非同期スニペット
_gaq.push(['_trackPageview', '/downloads/pdfs/corporateBrief.pdf']);