プライバシー サンドボックス イニシアチブへの参加方法

プライバシー サンドボックス イニシアチブでは、サードパーティ Cookie などのトラッキング メカニズムがないオープンウェブのビジネスモデルをサポートするために、プライバシー保護に関する一連の API を提案しています。

Chrome では、ウェブ エコシステムのすべての関係者を、プライバシーを保護するこうした新しいウェブ技術の育成、テスト、改良に招待しています。この投稿では、その参加方法について説明します。

全体的な進行状況をモニタリングする

Chromium ブログにおけるプライバシー サンドボックスの全体的な状況について、Chrome では引き続きエコシステムを更新していきます。(2019 年 8 月2020 年 1 月2020 年 10 月、2021 年 1 月の更新を参照)。

提案内容を理解する

Chrome によるプライバシー サンドボックスの提案について詳しくは、web.dev をご覧ください。GitHub の提案への直接リンクなどもご確認いただけます。ウェブ コミュニティの他の方からの提案へのリンクは、通常、それらの提案が議論されている W3C グループの公開リソースにあります。たとえば、ウェブ広告ビジネスの改善グループのメンバーは、広告のユースケースと提案に関するガイドを作成しました。

早期のインプットとディスカッション

業界担当者やブラウザ ベンダーなどとの対話(特定のユースケースやソリューションを提唱するなど)に参加したい場合は、プライバシー保護の提案が共有、改良されている W3C フォーラムの 1 つ以上に参加できます。現在、ウェブ広告ビジネスの改善グループプライバシー コミュニティ グループウェブ プラットフォーム インキュベータのコミュニティ グループで、ほとんどのディスカッションが行われています。

[W3C ビジネス グループとコミュニティ グループの詳細をご覧ください。ただし、フィードバックを共有するために W3C フォーラムに参加する必要はありません。また、GitHub の提案に直接コメントすることで、質問やフィードバックの共有ができます。作成者や他の関係者が回答し、議論できます。

テストとフィードバック

提案するソリューションが初期のビルドとテストのフェーズに移行する際は、テストしてフィードバックを提供することをおすすめします。Chrome でローカルテストを行う場合、デベロッパーは機能フラグ(chrome://flags)を使用して、ローカル ブラウザで試験運用版の機能を有効にできます。実際のユーザーやサイトのライブシナリオで新しいソリューションがどのように機能するかをテストするために、デベロッパーは Chrome オリジン トライアルに登録できます。有効な Chrome オリジン トライアルのリストと、オリジン トライアルの仕組みをご覧ください。

補足説明


写真撮影: Ian Williams(出典: Unsplash