始める前に

Google Maps for Flutter パッケージを使用するには、請求先アカウントと、（ターゲットとするプラットフォームに応じて）Maps SDK for Android、Maps SDK for iOS、Maps JavaScript API を有効化したプロジェクトを用意しておく必要があります。また、API キーが必要です。複数のプロジェクト オーナーと課金管理者を作成し、これらの役割をチーム内の誰かが必ず担えるようにすることをおすすめします。手順については、Google Maps Platform スタートガイドと Google Cloud コンソールでロールを付与するをご覧ください。

はじめに

Google Maps for Flutter パッケージでは、Google マップのデータに基づいた地図を iOS アプリや Android アプリに追加できます。この SDK は、Google マップ サーバーへのアクセス、地図の表示、クリックやドラッグといったユーザー操作への応答を自動的に処理します。自分の地図に、マーカー、ポリライン、地面オーバーレイ、情報ウィンドウを追加することもできます。これらのオブジェクトは地図上の場所に関する追加情報となり、ユーザーはこれらを通じて地図を操作できます。

SDK を使用する際には、Google Maps Platform の利用規約に準拠し、自分のアプリに適用される法律を確実に遵守する必要があります。

Flutter プラグインは、Dart チャネルを使って各プラットフォーム固有の API を呼び出します。Flutter デベロッパーが扱うのは、アプリと相対する一元的なパッケージです。このパッケージにより、アプリが実行されているプラットフォームが判別され、API 呼び出しが適切なネイティブ コードと連係します。

対象読者

このドキュメントは、Flutter 開発の概念を理解している人を対象にしています。また、ユーザーの視点で Google マップを使い慣れていることも必要です。本ガイドは、Google Maps for Flutter パッケージを使ったアプリケーションの学習と開発の入門書としてご利用いただけます。個々のクラスとメソッドの詳細については、リファレンス ドキュメントをご参照ください。

帰属表示の要件

アプリで Google Maps for Flutter パッケージを使用する場合は、アプリの法的通知の一部として、帰属情報テキストを含める必要があります。法的通知は、独立したメニュー項目として、またはメニュー項目「このアプリについて」の一部として掲載することをおすすめします。

帰属表示テキストを取得するには、showLicensePage エンドポイントを呼び出します。

対応プラットフォーム

Google Maps for Flutter パッケージでは、iOS、Android、ウェブをターゲットとするアプリを構築できます。

Flutter のドキュメントで、開発環境の要件とターゲット プラットフォームの現行バージョンをご確認ください。

マップ URL を使用するには、対象デバイスに適切な Google マップ アプリがインストールされている必要があります（モバイル デバイスであれば iOS 向け Google マップ、Android 向け Google マップなど）。