Google Maps Platform の料金

Google Maps Platform サービスの請求の概要

  • 使用量はサービス SKU ごとにトラッキングされます。
  • SKU は、「<サービス名> API」と「呼び出されるサービスまたは機能」を組み合わせたものです(例: Places API - Places Details)。
  • 1 つのサービスに複数の SKU があり、それぞれ異なるレートで請求される場合があります(例: Places API - Places Details、Places API - Autocomplete - Per Request)。
  • SKU の料金は、使用量に基づいて 3 段階に設定されています(0~100,000、100,001~500,000、500,001~)。
  • 使用料金は、SKU の使用量に使用 1 回あたりの料金を掛けて算出されます。

Google Maps Platform でクレジット対象の SKU をご利用の場合は、請求先アカウントごとに毎月 200 ドル分のクレジットがそれらの SKU に自動的に適用されます(クレジットは、毎月 1 日の午前 0 時(太平洋標準時)にリセットされます)。

請求レポートでは、[クレジット適用前の費用]、[クレジット]、[クレジット適用後の費用] で確認できます。

従量制の料金モデル

Google Maps Platform は従量課金モデルを採用しています。このページでは、従量課金モデルの詳細、および各 API と SDK の使用料金の計算方法について説明します。

Google からのサポート

Google Cloud の無料トライアル

Google Cloud では最大 300 ドル分の無料トライアルを提供しています。詳しくは、Google Cloud トライアル プログラムをご覧ください。このトライアルは、お客様が最初に作成した請求先アカウントに適用されます。

トライアルの期間中、最初の Cloud 請求先アカウントはトライアル モードとなります。ご指定のお支払い方法に対して料金が請求されることはありません。トライアル期間が終了するか、使用料が 300 ドルに達した時点で、トライアルは終了となります。

トライアルの終了後も Google Maps Platform を引き続きお使いいただくには、Cloud 請求先アカウントを有料アカウントにアップグレードする必要があります(有料アカウントへのアップグレードをご覧ください)。

Google Maps Platform の毎月のクレジット

Google Maps Platform の毎月のクレジットを示すスクリーンショット

Google Maps Platform では、毎月 200 ドル分の無料クレジットが付与されます(マップ、ルート、プレイスの料金をご覧ください)。毎月の無料クレジットは、お客様が作成したマップ関連の請求先アカウントに適用されます。この毎月の無料クレジットは、毎月 1 日の午前 0 時(太平洋時間)にリセットされます。

Google Cloud Console の [Google Maps Platform] 概要ページでは、毎月のクレジットを差し引いた請求額を確認できます。

マップ関連の請求先アカウントとは、Google Maps Platform API または SDK が有効になっているプロジェクト(すなわち、課金対象の Google Maps Platform SKU 料金が発生するアクティビティが実行されるプロジェクト)を含む Cloud 請求先アカウントです。詳しくは、Google Maps Platform サービスの課金の概要をご覧ください。

最初のアカウント

Google Maps Platform API / SDK を有効にしているプロジェクトで、初めて作成した Cloud 請求先アカウントを使用する場合、Google Cloud Platform のトライアル(300 ドル分)と Google Maps Platform の毎月の無料クレジット(200 ドル分)が両方適用されます。

トライアルの期間中は、まず、Google Maps Platform の毎月の無料クレジット(200 ドル分)から使用料が支払われます。1 か月の請求額が 200 ドルを超える場合、その超過分は、Google Cloud Platform のトライアル(300 ドル分)から支払われます。

前述のように、トライアル期間が終了するまでに、最初に作成した Cloud 請求先アカウントを有料アカウントにアップグレードする必要があります。アカウントをアップグレードすると、トライアル期間の終了後も、毎月 200 ドル分のクレジットが Cloud 請求先アカウントに引き続き適用されます。

複数のアカウント

マップ関連の Cloud 請求先アカウントを複数作成することは、Google Maps Platform 利用規約違反となります。

その他のクレジット

非営利団体、スタートアップ、クライシス レスポンス、ニュース メディア、教育機関などを支援する Google 公共プログラムでは、その他の Google Maps Platform クレジットを提供しています。

その他のクレジットが当月に残っている場合は、Google Cloud Console の [お支払い] ページで請求先アカウントを選択すると、次の図が表示されます。

Google Maps Platform のその他のクレジット

非営利団体、クライシス レスポンス、報道機関への援助

非営利団体、スタートアップ、クライシス レスポンス、報道機関を支援する Google 公共プログラムの対象サービスとして、新たに Google Maps Platform が追加されました。現在、Google for Nonprofits(非営利団体向けプログラム)を通じて Google Maps Platform の援助を受けているお客様は、Google Maps Platform のクレジットに移行していただきます。

Google Maps Platform クレジットのお申し込み方法については、公共プログラムをご覧ください。

Cloud Console での請求の管理

請求を管理

  1. Cloud Console でプロジェクトを選択します。

    [お支払い] ページに移動

  2. 以下の管理タスクを行います。

    • [概要] ページで、請求先アカウントの概要の確認、お支払い、請求先アカウント管理者の追加を行います。複数のプロジェクト オーナーと課金管理者を設定し、これらの役割をチーム内の誰かが必ず担えるようにすることをおすすめします。
    • [予算とアラート] ページで、予算とアラートを作成します。
    • [料金の履歴] ページで、取引履歴の表示や請求書のダウンロードを行います。
    • [課金データのエクスポート] ページで課金データをエクスポートします。
    • [お支払い設定] ページで、お支払いアカウントと連絡先を構成します。
    • [お支払い方法] ページで、お支払いの方法を設定します。

予算の作成とアラートの設定

Cloud プロジェクトの予算を作成することで、想定外の請求を回避し、すべての Cloud の料金を 1 か所でモニタリングできます。予算を作成した後は、料金が一定の額を超えたときに課金管理者に通知するアラートを設定できます。

コンソール

Cloud プロジェクトの予算を作成してアラートを設定するには:

  • Cloud Console で [お支払い] ページに移動します。

    [お支払い] ページに移動
  • [予算とアラート]、[予算を作成] の順に選択して、Cloud プロジェクトの予算の作成を開始します。
  • [予算の設定] セクションで予算を定義し、以下の [予算アラートを設定] セクションで、メール通知アラートを受信する割合を指定します。
  • [完了] を選択すると、Cloud プロジェクトの予算が設定され、アラートが有効になります。複数の Cloud プロジェクトがある場合は、それぞれのプロジェクトで予算とアラートを個別に設定する必要があります。

gcloud

課金予算の作成に必要な API を有効にします。

gcloud services enable \
    --project "PROJECT" \
    billingbudgets.googleapis.com

実際の費用の 50% に達した場合と、予測費用の 75% に達した場合にアラートが表示されるように予算を設定します。

gcloud billing budgets create \
    --project "PROJECT" \
    --billing-account="BILLING_ACCOUNT" \
    --display-name="BUDGET_NAME" \
    --budget-amount=AMOUNTUSD \
    --threshold-rule=percent=0.5 \
    --threshold-rule=percent=0.75,basis=forecasted-spend

詳しくは、Google Cloud SDKCloud SDK のインストール、および以下のコマンドをご覧ください。