フィルタを使用すると、アカウントの高度なフィルタリング ルールを構成できます。フィルタを使用すると、受信メッセージの属性や内容に基づいて、ラベルを自動的に追加または削除したり、確認済みのエイリアスにメールを転送したりできます。
フィルタを作成、一覧表示、取得、削除する方法については、フィルタのリファレンスをご覧ください。
一致条件
送信者、件名の日付、サイズ、メッセージの内容などのプロパティでメッセージをフィルタできます。フィルタでは、Gmail の検索オプション構文を使用したクエリも使用できます。たとえば、次のような一般的なフィルタ パターンがあります。
フィルタ | 一致 |
---|---|
criteria.from='sender@example.com' |
sender@example.com からのすべてのメール |
criteria.size=10485760 criteria.sizeComparison='larger' |
10 MB を超えるすべてのメール |
criteria.hasAttachment=true |
添付ファイルのあるすべてのメール |
criteria.subject='[People with Pets]' |
件名に [People with Pets] という文字列を含むすべてのメール |
criteria.query='"my important project"' |
文字列 my important project を含むすべてのメールアドレス |
criteria.negatedQuery='"secret knock"' |
文字列 secret knock を含まないすべてのメール |
フィルタに複数の条件が存在する場合、フィルタが適用されるには、メッセージがすべての条件を満たす必要があります。
アクション
フィルタ条件に一致するメッセージにアクションを適用できます。メッセージは確認済みのメールアドレスに転送されるか、ラベルが追加または削除される可能性があります。
ラベルを追加または削除することで、メールの処理を変更できます。たとえば、一般的なアクションには次のようなものがあります。
アクション | 効果 |
---|---|
action.removeLabelIds=['INBOX'] |
メールをアーカイブする(受信トレイをスキップ) |
action.removeLabelIds=['UNREAD'] |
既読にする |
action.removeLabelIds=['SPAM'] |
スパムのマークを付けない |
action.removeLabelIds=['IMPORTANT'] |
重要マークを付けない |
action.addLabelIds=['IMPORTANT'] |
重要マークを付ける |
action.addLabelIds=['TRASH'] |
メールを削除する |
action.addLabelIds=['STARRED'] |
スターを付ける |
action.addLabelIds=['<user label id>'] |
ユーザー定義のラベルでメールにタグを付けます。フィルタごとに使用できるユーザー定義のラベルは 1 つのみです。 |
例
以下に、メーリング リストからのメールにラベルを付けてアーカイブする方法の詳細な例を示します。