ユーザーまたはデベロッパーとして実行する

App Maker は、アプリのサーバー部分を実行するときに特定のアカウントを使用します(アプリユーザーのアカウントまたはアプリを公開しているデベロッパーのアカウントを使用します)。App Maker は、アプリがサーバー スクリプトを実行するときにアカウントを使用します。また、Google Apps Script サービス(G Suite サービス、スクリプト サービス、Google の拡張サービス)に対する API 呼び出しを行うときにもアカウントを使用します。コードの実行に使用されるアカウントは実行 ID ともいいます。

デベロッパーとして、アプリ プロジェクトの実行 ID を次のように選択します。

  • ユーザーのアカウント - アプリは、アプリを実行しているユーザーのアカウントと ID を使用します。ユーザーは自分のドライブ ファイルと G Suite データにアクセスします。また、Google Apps Script サービスに対するメソッド呼び出しではユーザーの ID が使用されます。例:

    • DriveApp.getFiles() メソッドは、ユーザーのファイルのリストを表示します。
    • MailApp.SendMail() メソッドは、ユーザーを送信者としてメールを送信します。
    • Calendar.createEvent() メソッドは、ユーザーのカレンダーに予定を作成します。
  • デベロッパー アカウント - アプリは、アプリを公開したユーザーのアカウントと ID を使用します。アプリを公開すると、ユーザーはデベロッパーのドライブ ファイルと G Suite データにアクセスします。Google Apps Script サービスに対するメソッド呼び出しでは、デベロッパーの ID が使用されます。例:

    • DriveApp.getFiles() メソッドは、ユーザーではなく、デベロッパーのファイルのリストを表示します。
    • MailApp.SendMail() メソッドは、デベロッパーを送信者としてメールを送信します。
    • Calendar.createEvent() メソッドは、デベロッパーのカレンダーに予定を作成します。

デフォルトの設定を使用する

アプリ プロジェクトごとに、App Maker は次のように実行 ID のデフォルト値を設定します。

  • 既存プロジェクト - この機能の導入前に作成されたアプリ プロジェクトの場合、デフォルトの設定はデベロッパーのアカウントです。この設定により、既存のプロジェクトの機能が維持されます。
  • 新規プロジェクト - この機能の導入後に作成したプロジェクトの場合、デフォルトの設定はユーザーのアカウントになります。

実行 ID を選択する

アプリ プロジェクトの実行 ID を選択するには:

  1. App Maker を開きます。
  2. [Settings](settingschevron_right [App Settings] chevron_right [Run the app using] の順にクリックして、[User’s account] または [Developer’s account] を選択します。

アプリを公開または再公開すると、アプリのすべてのデプロイメントでこの実行 ID が使用されます。

実行 ID を変更する

ユーザーが使用する公開済みアプリの実行 ID を変更することはまずありませんが、変更することは可能です。変更した場合は、修正したアプリを徹底的にテストしてください。

アプリ プロジェクトの実行 ID をユーザーのアカウントからデベロッパーのアカウントに変更できます。また、その逆も可能です。変更後、アプリを公開または再公開したときに、App Maker は新しい実行 ID を使用します。既存のアプリのデプロイメントは変更されません。

既存のデプロイの実行 ID を変更するには、アプリ プロジェクトの実行 ID を変更して、アプリを再公開する必要があります。アプリにアクセスできるユーザーを変更するなど、アプリを編集すると、アプリが再公開されます。
アプリ プロジェクトの実行 ID を変更するには:

  1. App Maker を開きます。
  2. [Menu](menu)、[Open] の順にクリックします。
  3. [Settings](settingschevron_right [App Settings] chevron_right [Run the app using] の順にクリックして、他の実行 ID([User’s account] または [Developer’s account])を選択します。アプリを公開または再公開すると、アプリのすべてのデプロイメントでこの実行 ID が使用されます。

アプリがデベロッパーのアカウントを使用している場合

自分のデータに対してデベロッパー(アプリの発行者)としてアクセスすることを他のユーザーに許可したい場合があります。たとえば、他のユーザーにカレンダー エントリの追加や自分のアカウントからのメール送信を許可する場合があります。この場合、アプリをデベロッパーとして実行します。

アプリをデベロッパーとして実行する場合は、次のことを考慮してください。

自分の ID を管理する

一部の API では、自分の ID を隠すフラグを使用できます。たとえば、MailApp.sendMail では noreply フラグを使用できます。

包括的なテストを行っていることを確認する

デベロッパーとして実行されるアプリは、不備のある機能でも正常に動作しているように見える場合があります。アプリがドライブ ファイルと G Suite データにアクセスできる場合、自分のファイルとデータが表示されますが、これは自身がユーザーになっているためです。アプリは問題なく動作しているようですが、他のユーザーもこのドライブ ファイルと G Suite データを見ることができます。このようなエラーを避けるため、自分が公開したデプロイメントだけでなく、他のユーザーが公開したデプロイメントのテストも行うようにしてください。