このドキュメントでは、スクリーンの表示内容と、iOS 向け Google アナリティクス SDK v2 を使ってスクリーン ビューを測定する方法について説明します。
概要
Google アナリティクスでは、スクリーンはアプリ内でユーザーに表示されるコンテンツを表します。ウェブ解析でもこれに相当する概念がページビューです。スクリーン ビューを測定すると、ユーザーがよく閲覧しているコンテンツや、ユーザーがさまざまなコンテンツ間をどのように移動しているかを把握できます。
スクリーン ビューは 1 つの string フィールドで構成されます。このフィールドは、Google アナリティクス レポートでスクリーン名として使用されます。
スクリーン ビューのデータは、主に次の Google アナリティクス レポートで使用されます。
- スクリーン レポート
- エンゲージメント フロー
- ゴールフロー
実装
以下のセクションでは、手動および自動のスクリーン測定を実装する方法について説明します。自動スクリーン測定を使用すると、アプリの views 全体にスクリーン測定をすばやく実装できます。また、Google アナリティクスに追加のスクリーン ビューを送信する場合は、手動でスクリーン測定を使用することもできます。
自動スクリーン測定
GAITrackedViewController クラスを使用すると、ビューをスクリーンとして自動的に測定できます。各ビュー コントローラで GAITrackedViewController（UIViewController を拡張するコンビニエンス クラス）を拡張し、レポートのビュー コントローラに指定するビュー名を指定します。
たとえば、次のようなビュー コントローラ ヘッダーで「About」ビューを測定するとします。
@interface AboutViewController : UIViewController
このヘッダーは次のように更新します。
#import "GAITrackedViewController.h" @interface AboutViewController : GAITrackedViewController
また、Google アナリティクスのレポートで使うビューの名前も指定する必要があります。ビュー コントローラの初期化メソッド（存在する場合）、または viewDidAppear: メソッドでこれを配置するとよいでしょう。
- (void)viewDidAppear:(BOOL)animated {
[super viewDidAppear:animated];
self.trackedViewName = @"About Screen";
}
sendView: が呼び出される前に trackedViewName が設定されている限り、ビューの自動測定が行われます。ビューが表示されるたびに、指定されたビュー名での sendView: の呼び出しが生成されます。
手動スクリーン測定
スクリーン ビューを手動で送信するには、次の例のように sendView: を呼び出します。
[tracker sendView:@"Home Screen"];