Google アナリティクスのウェブ トラッキング(ga.js)変更履歴

Google アナリティクス JavaScript トラッキング コードga.js)は、新機能の追加と以前のバージョンで見つかった不具合の修正のため定期的に更新されます。

このページには ga.js トラッキング コードに加えられた変更内容が記載されています。このリストを定期的にチェックして、新たな変更がないかどうか確認してください。以下の購読セクションのフィードから、変更通知を受け取るように登録することも可能です。

次の理由により、ga.js トラッキング コードの最新版がすぐには表示されない場合があります。

  • 変更は、Google のグローバルなデータセンター インフラストラクチャに数日かけて段階的に展開されます。
  • ウェブサイトのユーザーのブラウザに古いバージョンの JavaScript がキャッシュされている場合があります。

変更履歴の購読

Collection API、Configuration API、Reporting API に関する情報がすべて含まれています。

ウェブ トラッキング(ga.js と analytics.js)、Android SDK、iOS SDK、Measurement Protocol に関する情報が含まれています。

  • 有効なトラッキング ID を含まないヒットはドロップされるようにしました。
  • Yahoo のセキュア検索は現在、オーガニック検索ソースとして正しく分類されるようになりました。
  • 接頭辞のない事前レンダリング API のサポートを始めました。Chrome に加え、IE11 でも事前レンダリングが動作するようにしました。
  • メンテナンス リリースを行いました。

次の変更を最新バージョンのトラッキング コードに適用しました。

  • _set を使用して、現地通貨を指定できるようになりました(例: gaq.push(['_set', 'currencyCode', 'EUR']))。

次の変更を最新バージョンのトラッキング コードに適用しました。

  • サイト速度のサンプルレート(_setSiteSpeedSampleRate)の上限が 10% から 100% に増加しました。
  • _setAccount メソッドで、先頭と末尾のスペースがすべて削除されるようになりました。

次の変更を最新バージョンのトラッキング コードに適用しました。

  • デフォルトで検出されるオーガニック検索エンジンのリストを更新しました。「startsiden.no」、「rakuten.co.jp」、「biglobe.ne.jp」、「goo.ne.jp」を追加しました。「検索」を削除し、「conduit.com」、「babylon.com」、「search-results.com」、「avg.com」、「comcast.net」、「incredimail.com」を追加しました。今まで、これらはすべて「検索」に含まれていました。

次の変更を最新バージョンのトラッキング コードに適用しました。

  • カスタム変数の長さ制限を 64 文字から 128 文字に増やしました。さらに、URL エンコードの前に長さを確認するようにしました。
  • イベントヒットのレート制限を緩和しました。毎秒 1 ヒットを追加して 10 ヒットを送信できるようにしました(以前は 5 秒ごとに 1 ヒットに制限されていました)。セッションあたり 500 ヒットの制限は引き続き適用されますので、ご注意ください。
  • RFC との互換性を確保するために、__utmv Cookie を異なる変数の区切り文字(コンマの代わりにキャレット)を使って記述するようにしました。これにより、ユーザーが遭遇する Cookie エンコード関連の問題のいくつかが修正されます。

サイト速度データ収集の変更点

  • 1% のサンプルレートですべてのウェブ プロパティについてサイト速度データを自動的に収集するようにしました。サイト速度のデータ収集にオプトインするために以前は必要だった _trackPageLoadTime 関数のサポートを終了しました。
  • デフォルトのサンプルレートを、新しい _setSiteSpeedSampleRate 関数を使って調整できるようにしました。
  • _trackPageview 呼び出しで仮想パスが使用されている場合、そのパスをそのページから収集されたサイト速度データにも関連付けられるようにしました。

今回のリリースには、次の新機能が含まれています。

  • _trackEvent() メソッドの新しい opt_noninteraction パラメータを true に設定することで、イベントを非インタラクションとしてマークできます。イベントを非インタラクションとしてマークすることで、タグ設定されたそのイベントのヒットは直帰率の計算から除外されます。詳しくは、ga.js リファレンスをご覧ください。

今回のリリースには、以下のバグ修正が含まれています。

  • 内部サイトリンクで AdWords gclid URL パラメータを伝播すると、有料の訪問数が増加することがあるという問題を解決しました。

今回のリリースでは、一部のサイトで訪問数の増加と新規訪問者数の減少を引き起こしていたバグを修正します。前者は、主に特定のユーザーの行動を伴う自然検索トラフィックのあるサイトで発生し、後者は、複数のトラッカーを含むサポートされていないトラッキング構成を使用しているサイトでのみ発生していました。

セッション計算に関する変更点:

  • セッションごとに 1 つのキャンペーン: 既存のセッション中に新しいキャンペーンが開始されると、トラッキング スクリプトが自動的に新しいセッションを開始するようにしました。新しいキャンペーンは、キャンペーン ID、名前、参照元、メディア、期間、コンテンツ、gclid のいずれかのフィールドの変更によってトリガーされます。
  • ユーザーがブラウザを閉じた場合に、トラッキング スクリプトで新しいセッションが開始されなくなりました。

クロスドメイン トラッキングの変更点:

  • クロスドメイン トラッキングを設定する際の _setAllowHash(false) の呼び出しを不要にしました。すでに _setAllowHash(false) への呼び出しを含むページでは引き続き機能しますが、新しいサイトを設定するときには必要ありません。
  • トラッキング スクリプトが、HTTP リダイレクタとブラウザによって破損されたリンカー パラメータの修復を試みるようにしました。これまでリダイレクタおよびブラウザのエンコード変換により破棄されていたリンカー値の約 85% を、トラッキング スクリプトで修復して受け取ることができるようにしました。

今回のリリースには、次の新機能が含まれています。

  • トラッキング コードは、事前にレンダリングされたページがユーザーに表示されるまで、ヒットを延期するようになりました。事前にレンダリングされたページが表示されない場合、ヒットは送信されません。この機能は、非同期トラッキング スクリプトを使用しているサイトでのみご利用いただけます。事前レンダリングについて詳しくは、Google ウェブマスター向け公式ブログをご覧ください。

今回のリリースには、さまざまなバグ修正とリファクタリングに加え、1 つの新機能が含まれています。

  • ソーシャル トラッキングのサポートを始めました(_trackSocial)。

次のバグを修正しました。

  • 一部のキャンペーン データが誤ってエンコードされる原因となっていたクロスドメイン トラッキングのバグを修正しました。
  • URL から一部の Cookie が誤って複数回読み込まれる原因となっていたクロスドメイン トラッキングのバグを修正しました。
  • 一部の値がレポートでエンコードされる原因となっていたカスタム変数のバグを修正しました。

バグの修正とリファクタリングなどの定期メンテナンスを行いました。公開されている API または機能の変更はありません。

今回のリリースには、いくつかの更新に加え、1 つの新機能が含まれています。

  • POST サポート:

    • トラッキング コードでより大きいサイズのトラッキング ビーコンを送信できるようにしました。以前、ビーコンは HTTP GET リクエストを介して送信されていましたが、ブラウザおよびプロキシによって 2,048 文字の制限がありました。この制限を超えるリクエストは受け付けられず、データは Google アナリティクスに記録されませんでした。今回のリリース以降、2,048 文字を超えるリクエストは HTTP POST を介して送信されるようにしました。これには制限はありません。トラッキング コードで送信可能なビーコンは半角 8,192 文字以内となります。

次のバグを修正しました。

  • サイトへの初回アクセス時に _addIgnoredOrganic_addIgnoredRef が正しく機能しないというバグを修正しました。
  • 複数の iframe で実行されるトラッキング コードに関する問題を解決しました。

バグの修正とリファクタリングなどの定期メンテナンスを行いました。公開されている API または機能の変更はありません。

バグの修正と API のクリーンアップを行いました。

  • バグの修正:

    • イベント トラッキングのバグを修正しました。_trackEvent を呼び出す前の _initData または _trackPageview の呼び出しを不要にしました。
    • IE 6 と IE 7 で、非同期のスニペットをページの先頭に設定しても問題が発生しないように修正しました。新しいスニペットについては、非同期トラッキング ガイドをご覧ください。この更新は、2010 年 3 月 22 日に行いました。
    • _gat オブジェクトのメソッド呼び出しをサポートするための非同期構文を拡張しました。
  • 非同期の構文に対応するためトラッカーの初期化 API を更新し、古い関数のサポートを終了しました。

    • _gat._createTracker(opt_account, opt_name) 関数を追加しました。トラッカーに名前を付けて後から名前で取得でき、_gat._getTracker(account) の代わりに使用します。
    • _gat._getTrackerByName(name) を追加しました。特定の名前のトラッカーを取得します。
    • tracker._getName() を追加しました。トラッカーの作成時に付けられた名前を返します。
    • _gaq._createAsyncTracker(account, opt_name) のサポートを終了しました。代わりに _gat._createTracker を使用してください。
    • _gaq._getAsyncTracker(name) のサポートを終了しました。代わりに _gat._getTrackerByName を使用してください。
  • これらの API の変更について詳しくは、トラッカー リファレンスをご覧ください。

デフォルトの検索エンジンリストを更新し、Cookie のタイムアウトを制御する関数を追加しました。また、ページの表示速度に影響する ga.js の読み込み時間を短縮できる非同期の Google アナリティクス スニペットをリリースしました。

  • デフォルトの検索エンジンリストを更新しました。

    • 検索エンジン Naver、Eniro、Daum を追加しました。
    • リストから Looksmart、Gigablast、Club-internet、Netsprint、Intera、Nostrum、Ilse を削除しました。
  • 保存されたすべての Cookie の有効期限を制御する関数を追加し、既存の Cookie タイムアウト関数のサポートを終了しました。詳しくは、JS API ドキュメントをご覧ください。

    • _setCookiePersistence 関数を _setVisitorCookieTimeout(cookieTimeoutMillis) に置き換えました。
    • _setSessionTimeout 関数を _setSessionCookieTimeout(cookieTimeoutMillis) に置き換えました。
    • _setCookieTimeout 関数を _setCampaignCookieTimeout(cookieTimeoutMillis) に置き換えました。
  • 非同期 Google アナリティクス スニペットをリリースしました。ご利用方法については、ドキュメントをご覧ください。

  • _setVar 関数のサポートを終了し、_setVar をカスタム変数機能に置き換えました。詳しくは、こちらのドキュメントをご覧ください。

次の変更を行いました。

  • ユーザーレベルのカスタム変数を取得する新しい関数を追加しました。詳しくは、関数のドキュメントをご覧ください。

    • _getVisitorCustomVar(index)
  • window.onload を待たずに、ga.js の実行後すぐにサイト上のデータ表示が読み込まれるようにしました。

新しい関数を追加しました。

  • _addOrganic 関数に、オーガニック検索リストの始めか終わりに新しいオーガニック ソースが追加されたかどうかを示すオプションのブール パラメータを追加しました。詳しくは、こちらのドキュメントをご覧ください。

    • _addOrganic(newOrganicEngine, newOrganicKeyword, opt_prepend)

パフォーマンスの改善とリファクタリングのための定期メンテナンスを行いました。公開されている API または機能の変更はありません。

いくつかのバグの修正とパフォーマンスの改善を行いました。

  • オーガニック検索の検索語句、(utmp)のウェブページのパス情報、およびリンカー機能(_link 関数と _linkByPost 関数)とともに使用する場合のユーザー定義値を適切にエンコードするようにしました。
  • 検索エンジン Rambler をオーガニック検索リストに追加しました。
  • オーガニック検索の解析を検索エンジン http://kvasir.no 用に修正しました。
  • ユーザーが定義した新しいオーガニック検索エンジンがリストの上位に追加されるようにしました。
  • サポートが終了した _trackEvent(action, label, value) 関数を削除し、_trackEvent(category, action, label, value) 関数に置き換えました。
  • 参照元 URL が大文字と小文字を区別して保存されるようにしました。たとえば、www.domain.com/PaGe.HtMl は、大文字と小文字がそのままレポートに記録されます。
  • GASO のトークンサイズに 1,200 の文字数制限を追加しました。
  • Cookie のデフォルトのタイムアウト値を上書きできる新しい関数 _setCookiePersistence(timeout) を追加しました。